民間企業から官公庁まで幅広い領域を担当し、社内DX化の取り組みにも参加

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▲ビジネスプロデューサーとして、さまざまなプロジェクトを手掛けている。2022年6月現在の様子

2015年、営業職として新卒入社した小島が配属されたのは、流通ビジネス本部。最初に手がけたのは、大手小売業者のサプライチェーンを最適化する業務でした。

小島 「当時提供していたのは、製造、配送、販売など、サプライチェーンを円滑にするためのシステムサービスです。店舗や物流の現場を訪問してお話をうかがい、課題を洗い出して解決策をご提案するのが主な仕事でした」

その後、5年目に差し掛かるタイミングで、当時あった社内のジョブローテーション制度を利用。小島は自ら希望して、官公庁ビジネス本部へ異動することになります。

小島 「民間のお客様を担当した4年間で得た知識やスキルが、他の部門や業界で活かせるのか試してみたいと思ったんです。また、官公庁というこれまでの民間とは違うお客様を相手にすることで、新しい知識を蓄えられそうだと感じ、異動を決めました」

官公庁ビジネス本部で小島は、担当顧客での新規ビジネスの発掘や商談推進に注力しました。

小島 「その中で、お客様の社内DX化推進に向けたプロジェクトを担当することもありました。そこで『我々がまず見本とならなければ』という意気込みで、2021年から関わり始めたのが、私自身が所属する本部のDX化推進プロジェクトでした」

社内のDX化に取り組むうちに、さまざまな社内プロジェクトに興味を持つようになった小島。情報収集を進めると、社員一人ひとりの想いに目を向ける大切さに気づきます。

小島 「営業職として、これまでは主にお客様の課題解決に取り組んでいたため、『仕事で価値を生み出すには、まず課題解決から』という思考が癖づいていました。ですが、社内プロジェクトから情報収集するうちに、従業員個人の持つ『やってみたい』が、結果として組織に価値を生み出しているケースもあることに気づいたんです。

『組織としての課題を解決すること』と『社員から自由な意見を収集し、それに対して施策を打ち出すこと』という2軸で進めた施策が、実際にビジネスのフィールドで活かされたこともありました。こうした一連が、社員の能動的な想いを大切にしたいと考えるきっかけになったと思います」

期間限定で人材採用センターへ。「キャリアの選択肢を広げたい」という想いが起点に

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▲これまでビジネスプロデューサーとして複数の「業種」を担当。つぎに挑戦したのは「職種」

2022年、30歳という節目を目前に控え、「キャリアの選択肢を広げたい」という想いがあったという小島。期間限定で外の世界を知ることができるJobチャレ‼は、うってつけの制度でした。

小島 「ビジネスプロデューサーとして推進中のプロジェクトもあり、あまり長くは今の職場を離れられないと思っていたんです。3カ月で戻る前提で異動できるJobチャレ‼は、魅力的でした。

また、3カ月という限られた期間で、自分がどこまで成果を出せるのかにも興味がありました。それまではチーム単位で大きなプロジェクトに携わることが多かったので、単身で違う領域に飛び込んでみたい──そんな自分なりの挑戦を、“チャレンジ”という言葉に重ねた部分もありました」

Jobチャレ‼では、同じ職種間で異動するケースが一般的。ところが、小島が選んだ異動先は人材採用センターでした。

小島 「人材採用センターを選んだ理由は3つあります。1つ目は、新卒採用のスキルを磨きたいと思ったこと。入社以来リクルーターとして活動してきたほか、インターン生の受け入れや、OBとして説明会に携わった経験がありました。そのため、採用のスキルを磨くことが、新たな気づきにつながるのではないかと考えたんです。

2つ目は、富士通の魅力をもっと学生さんに伝えたかったこと。『富士通といえば、パソコン』というイメージが根強く、DXやITサービスについて知ったインターン生から『新しい領域でも事業を展開していると、初めて知りました』といわれたことがあって。自分の現場経験を通じて会社の魅力を伝えられたら、という気持ちがありました。

3つ目は、新人の育成に関する知識を深めたいと考えたこと。富士通には、先輩社員がトレーナーとして若手を育成する制度があります。育成に必要な研修素材はどのようなものか、どんな施策があるのか、きちんと考えてみたいと思ったことも、人材採用センターを選んだ理由でした」

Jobチャレ‼では、業務をスムーズに移行できるよう制度設計がなされています。とはいえ、「本当に異動して大丈夫なのか」という葛藤も抱えていた小島。その心を軽くしたのは、先輩からの言葉でした。

小島 「業務を引き継いだ相手に、過度な負担がかかるのではないかと不安でした。ところが、いよいよ明日が異動という日のチームミーティングで、『お忙しいところすみません。期間限定で異動させてもらいます』と挨拶したところ、先輩から『すみませんではなく、頑張ってきますと胸を張っていいんじゃない?』という言葉が返ってきたんです。うしろめたさが一気に吹き飛んで、『絶対に頑張ろう』と気持ちが切り替わりました」

自身にも受け入れる側にもプラスの作用。前向きな姿勢が、新しい価値を生むきっかけに

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▲「もちろん不安や心配はあった。でも、やりたいけど挑戦しない、にはしたくなかった」と語る小島

人材採用センターでは、新卒採用を担当した小島。想定していたよりも幅広い業務に関わることになりました。

小島 「さまざまな採用チャネルのセミナーに登壇して、会社の説明をしたり、現場の社員の働き方を紹介したり。採用に関する問い合わせなどにも対応しました。

実際に業務に携わってみて、人事の方ともいろいろ意見交換するうちに、『こんな業務を担当してみない?』と提案されて、仕事の幅がどんどん広がっていきました」

人材採用センターの仕事に取り組む中では、ビジネスプロデューサーとしての経験が活かされる場面もあったといいます。

小島 「人材採用センターをクライアントに見立てて、業務の改善提案をする機会がありました。実際に採用業務に携わってみたからこそわかる部分、外部の視点を持っているからこそ気づけたこともあって、Jobチャレ‼ならではの相乗効果が生まれたと思っています。

人材採用センターの方からも、『新しい気づきが得られるよね』といってもらえました。自身のキャリアにとってプラスになるだけでなく、受け入れる側にとっても良い結果につながったと感じています」

3カ月という短い期間ながら、異動を経験した小島。この出来事をきっかけに、想いを新たにしたことがあります。

小島 「ビジネスが多様化する昨今では、これまで以上に多くのスキルが求められます。そこで必要になるのは、まず私たち社員一人ひとりが、自分の経験や知見を広げ、スキルを増やすことに前向きになること。

そうしたポジティブな姿勢が、たとえば、Jobチャレ‼などの機会と結びつくことで、新しい価値を生み出すことにつながっていくというか。同じ部署に長くいると、どうしても考え方が固定してしまいがちです。社内の異動制度は、別のチームメンバーとふれあい、新たな気づきを得るまたとないチャンス。アイデアやスキル、キャリアの選択肢の幅が大きく広がると思います」

Jobチャレ!!によってスキルを棚卸しし、キャリアの選択肢を最大化

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▲Jobチャレ‼を経験して「一歩を踏み出したことで、二歩目が踏み出しやすくなった」と振り返る

慣れない環境でまったく違う職種を経験した小島。Jobチャレ‼を経て、仕事への向き合い方が変わったと話します。

小島 「これまで仕事に対して持っていた考え方を、いったんリセットするいい機会になりました。新しい仕事を前にして、どんなふうに仕事に取り組んでいけばよいかと考える中で、『自分のスキルってこうだよね』と、スキルを棚卸しすることにもつながったと思っています。

また、チャレンジすることに対するハードルが、すごく下がりました。これまで、外の部署の仕事を経験することにはかなりの抵抗感があったんですが、新しいスキルを身につけ、キャリアの可能性を広げていく上で、知らない世界に飛び込んでみるのは良い機会になると肌で感じました。この先、興味の向くところが出てきたら、積極的にチャレンジしたいですね」

2022年6月現在は、人材採用センターを離れ、ミッションクリティカルサービス事業本部に所属する小島。Jobチャレ‼の実体験や、異動先での業務の様子について聞かれることが多いといいます。

小島 「『異動してみてどうだった?』『Jobチャレ‼ってどんな感じなの?』と、声をかけられることが増えてきました。Jobチャレ‼などを利用した、社内での異動を検討している方は多いと思います。

なので、不安を抱えている方、興味があるけどなかなか踏み出せずにいる方に対して、自分が経験したこと、異動して考えたことなど、積極的に情報提供できればと思っています」

「外の部署を経験することが、自分の強みや、逆に足りないところに気づくきっかけにもなる」と話す小島。新しい自分、そして新しい富士通と出会うために——これからも全力疾走を続けます。