自社商材の営業推進や、社内コミュニティの運営を担当

▲富士通コワーコの一員として、公開WebサイトやWeb展示会の企画・運営を手掛ける皆川

2007年に富士通グループの一員となり、組織再編にともなって2021年から富士通コワーコの営業推進部に籍を移した皆川。

皆川 「富士通コワーコが扱うのは、富士通純正サプライをはじめとするオフィス関連用品やサービス。主に企業のお客様向けに文房具やトナーといった間接材をご提供していますが、オフィスの移転やリニューアルのサポートも手掛けています。

私の仕事は主に公開WebサイトやWeb展示会の企画・運営などを通じて当社の製品やサービスを社外にアピールすること。今後はデジタルプロモーションや新しい取り組みにも積極的に挑戦していきたいですね」

そんな皆川は、お客様とのタッチポイント拡大が重要となる現在の仕事に、大きなやりがいを感じているといいます。

皆川 「扱っている商品やサービスの魅力をどうすればわかりやすく伝えられるか。もともと営業職としてキャリアをスタートさせたこともあり、『お客様の立場』に立って、アピールの方法を日々考えてきました。公開Webサイトなどを通じ、より多くのお客様へ有益な情報を発信することで、お客様の課題解決のお手伝いができる現在の仕事にとても魅力を感じています」

また皆川は、富士通グループ内にコワーコの魅力を伝えるため、Microsoft社の企業向けSNSツール「Yammer」を活用したコミュニティ企画も担当。

皆川 「まずはYammerの使い方に慣れるため、また社内のコミュニケーションを活性化するため、社内ポータルとしてクローズドで活用している段階です。

当社は全国各地に営業拠点がありますが、コロナ禍になり会って会話する機会が激減してしまいました。そこで、社員同士がお互いを知るきっかけを作りたいと考え、自己紹介のバトンリレーを企画。少しプライベートな情報なども投稿してもらうことで、双方向のコミュニケーションが生まれる楽しい場にしたいと思っています」

ここでなら多くを学べる。自分と向き合う中で出会った「フジトラ」

▲「自身のキャリアを見つめ直す中で『フジトラ』と出会った」と語る皆川

そんな皆川が「FUJITRA Crew(フジトラ クルー)」の活動に参加し始めたのは2021年のこと。富士通グループで働く障がいのある方の活躍を推進する「みんみんプロジェクト(プロジェクト名は『みんなちがって みんないい』から)」がきっかけでした。

皆川 「学生時代に学んだ社会福祉をなんらかの形で活かしたくて、『みんみんプロジェクト』に参加したんです。後にこれが『フジトラ』の活動の一環であることを知って、ほかの活動にも興味を持つようになりました。その後、Yammerを通じて『FUJITRA Crew』の募集が始まったという情報をキャッチ。『これはおもしろそうだ』と心が動きました」

皆川が「おもしろそう」と感じたのには、理由がありました。当時、勤めていたグループ企業が組織再編によって本体と統合。それにともない、自身の人生やキャリアを見つめ直す真っ只中にいたからです。

皆川 「10年以上過ごした会社だったので、顔なじみの同僚たちと退職まで勤めあげるイメージを漠然と持っていました。ところが突然会社がなくなり、今後の配属先がはっきりしない。自分自身の『これから』を考える機会が、不意にやってきたんです。社内ポスティング制度を使って異動しようとした時に、自分には経験値が不足していること、専門的なスキルと呼べるものがない、という事実に初めて直面したんです。

このままではいけない、動かないと何も変わらない──そんな想いでアンテナを張り巡らしながら、進むべき道を模索している中で出会ったのが、『FUJITRA Crew』だったんです。これなら、活動を通して色々な経験を積みながら、スキルを身につけることができるのでは……と、参画を決めました」

新事業創出プログラムのCrewとして、全社に向けた情報発信を担う

▲Crewとして複数の活動で活躍している現在の様子

全社員が参加可能なオンラインイベント「FUJITRA Festival(フジトラ フェスティバル)」の運営や、社員全員がデータにもとづく仕事のやり方への変革を目指すDDM(データトリブンマネジメント)の取り組み、そして各種イベントのMCなど……。Crewとしてさまざまな領域でマルチに活躍する皆川。とくに力を入れているのが、「FUJITSU Innovation Circuit(フジツウ イノベーション サーキット)」(以下、FIC)でのサポート役です。

皆川 「FICとは、新規事業創出プログラムのことで、社内起業家を志す社員向けにAcademy、Challenge、Growthの3つの成長ステージが用意されています。そのうち『Academy』は、起業家精神や挑戦のためのプロセスを学ぶ場なのですが、私はこの場の運営や企画推進をサポートしています。また『Challenge』のステージでは、具体的な事業創造を目指す人を直接支援する『Pit Crew(ピット クルー)』のメンバーにも登録しています」

FICでは、YammerやSharePoint Online(以下、SPO)を活用した情報発信を担っている皆川。

皆川 「SPOでポータルサイトを作成し、社内にFICの状況を伝えるという役割に手を挙げたのは、実践しながらスキルを身につけたいという想いがあったからです。本来なら、基礎知識のない人にはなかなか任せてもらえない業務。立ち上げから参画しているメンバーに、見やすい表示の方法などを教えてもらいながら、使い方を学んでいるところです。Yammerの活用方法についても、FICで学んだことを本業の社内コミュニティ運営にも役立てたいと思っています」

「営業畑出身で技術的なスキルがなかったので、自分ができることを選んだ結果が、コミュニティに関することだった」と振り返る皆川。経験値を積める場所を求めて「フジトラ」に参画し、着実にできることを増やしている彼女は、想いを持ち、自ら手を挙げることで参加できる「FUJITRA Crew」の象徴的な存在と言えるでしょう。

「フジトラ」で身につけたスキルやマインドは、本業や自己成長にもつながる

▲フジトラには「自己のスキルを活かせる場がたくさんある」と語る皆川

Crewの活動を通じて、新たな視点を持つことができたと話す皆川。

皆川 「もともと私は視野がすごく狭いところがあって、同じ場所に立ち止まったままでは成長に限界があると感じていました。Crewとしていろいろな活動に参加し、そのたびに自分の立ち位置を変えることで、新しい視点を持つことができます。Crewをしていなければ、できなかった経験ですね」

さらに、共に活動するメンバーとのつながりが、一番の財産になっていると語ります。

皆川 「新しい視点を与えてくれるのは、一緒に活動に参加する皆さんです。『Yes, And』のマインドが共有されていて、全員が前向きだから、とても建設的な会話ができるんです。そうやって互いを信頼し、なんでも言い合える気持ちの良さを、自社の部署やチームでも実現できたらと思っていて。相手への尊敬の念や感謝の気持ちを職場にちゃんと持ち帰り、自分が率先して実践していこうと思っています」

「『これが自分のポータブルスキル』と呼べるものをまだ持てていない」という皆川ですが、Crewでの活動を経て、大きく変わったことがあるといいます。

皆川 「富士通グループの一員として、『私が得意なことはこれ』と言い切れるかと聞かれると、これまでは弱気になってしまうところがありました。たとえば、『こういう資料を作るのは好きなんです』という言い方をして、『好き』であって『得意』ではないんですよ、と逃げを打つというか。

でも今は、たとえ風呂敷を広げることになったとしても、持っているスキルをきちんとアピールしていくことが、自分自身の成長につながると思うようになりました。今後の課題は『次の活動はなんだろう?』という待ちの姿勢からもう一歩踏み出すこと。次にできることを自分から探していけるようになれたら、と思っています」

3人の子どもを持つ母でもある皆川は、日頃から子どもたちに「何事にもチャレンジしてほしい」と願っているといいます。そして、彼らがそうあるためには、まずは自分がチャレンジしている姿を見せないと──そんな想いも胸に、「FUJITRA Crew」の活動に臨んでいます。

皆川 「私は、『フジトラ』に参加したことで富士通グループの魅力を再確認できました。でもそれと同時に、会社に依存しすぎないこと、自分を確立することの大切さも痛感しました。活動を通じていろんなスキルを身につけて、本業にも自分自身の『変革』にも活かしていきたいですね」