限られた時間の中で、どこまでお客様に寄り添えるかが大切

富士テレコムは、ゴルフ場基幹システム「クラブメイト」を筆頭に、顧客管理や売上管理などの管理業務を1つのシステムで行えるパッケージを数多く提供しています。 

ゴルフ場サービス部に所属し、クラブメイトを導入したゴルフ場の従業員の方々に対してインストラクターとして、操作説明などの導入支援をするのが野田のメイン業務です。

野田 「一口にゴルフ場と言っても、ご要望や運営の状況、運営コンセプトによってクライアントが欲しいシステムはさまざま。そのため、基本のシステムはありながらも、そのゴルフ場に合わせて作り上げたシステムをご提供しています。クラブメイトには、予約管理からメンバー管理、営業データ分析など、幅広い機能が搭載されています。ゴルフ場にはフロント業務の方、キャディマスター室の方などいろんな方がシステムを操作していらっしゃいますから、その機能を使う方に合わせて説明を行わなければなりません」 

ゴルフ場スタッフへの導入教育は、基本的に7日間で実施。その期間内でお客様にしっかりと理解していただき、安心して使っていただけるようにするのが野田の腕の見せ所です。

野田 「ゴルフ場で働く従業員の方々は、年齢層の幅が広く、ご年配の方が多いゴルフ場も少なくありません。そういうこともあり、機械の操作に関して苦手意識がある方も多いんです。そのため、まずは苦手意識をなくしていただくために、クラブメイトを使うことで業務がラクになることを理解していただくような説明を心がけています。マニュアル通りに説明するだけでは理解してもらえないので、優しくわかりやすい表現をするようにも気を付けていますね」 

野田がゴルフ場に直接足を運ぶのは1、2日間ほど。導入した直後は、何度かお客様から質問や問い合わせの電話をいただきます。休日も対応しているサポートセンターがあるため、そちらに連絡が入ることもあります。 

野田はサポートセンターへの問い合わせ内容を必ず確認。自分の担当したゴルフ場から、どのくらいサポートセンターへ問い合わせが来ているかをチェックするためです。 

野田 「導入した直後は、やはりサポートセンターへの問い合わせの電話が多くなります。でも、それがだんだん少なくなっていると、お客様は操作に慣れてくれたんだなと感じられてうれしいですね。どんな問い合わせが来ているのか内容も確認できるので、新しいゴルフ場へお伺いするときにはもっとこの説明は詳しく行うようにしようという参考にもなります」

未経験者でも受け入れてくれる土壌があるから安心して飛び込めた

野田は文系出身であり、新卒時にコンピューターやシステムに関しての知識はほぼゼロの状態。IT業界は就職活動を始めるまで選択肢の中にはなかったといいます。 

野田 「高校時代に発展途上国について興味がわき、大学では専門的に勉強したいと国際交流学部を選択。それからはゼミも卒論も、発展途上国のことを学んでいました。でも、就職を考えたとき、発展途上国に関わる仕事をしようとは思いませんでした。私のなかで、大学で真剣に勉強できたことで一区切りついたという気持ちになったんです。最初は広告業界やデザイン関連の仕事がいいかなと思ったり、いろんな業界をとりあえず探してみよう考えたりするにつれて、IT業界も視野に入れました」 

とりあえず色々な業種を見て回ったという野田。しかし、なかなか「これ」といった仕事や会社に出会えず、厳しさに直面しました。 

野田 「就職先を探すなかで、絶対にこれは外せないと思ったのが“人とたくさん関われる仕事”だということ。これは、人と直接的に話しをするということではなく、いろんな人の目に留まったり、いろんな人が使ってくれたりするという意味です。ITはこれからの生活に欠かせないものですし、ずっと必要とされるなと感じました」 

IT業界も大手からベンチャー、スタートアップ会社など大きさやフェーズもさまざま。その中から野田が選んだのが、富士テレコムでした。 

野田 「会社説明会で研修期間が長いと聞いたので、プログラミングが未経験でも安心して飛び込めるんじゃないかと思ったのが最初の印象です。実は、面接からも未経験者を受け入れてくれる姿勢や思いを感じました。一般的に面接って、とても緊張しますよね。
でも、リラックスした雰囲気を作ってくれているというか、私の話をずっと親身に聞いてくれるのがとてもうれしかった。それは面接が進んで、役員の方々と面接をした時も変わりませんでした。面接が進むたびに安心感が増して、この会社で働きたいと思うようになっていたんです」

6カ月の研修と先輩の手厚いフォローで1人前のインストラクターに

富士テレコムは入社後、営業職が3か月間、技術職は6カ月間の研修があります。コロナ禍前だったため、新入社員みんなで研修施設に通い、基本的なマナー研修から徐々に専門的なプログラミングやIT関係の勉強を行いました。 

野田 「SEで希望職種を出していたのですが、プログラミングが結構難しくて何度もくじけました。配属までに研修担当者と希望部署に関して話をするうちに、人と話をするような仕事がしたいと、サポート課を希望しました」 

見事、希望していたサポート課に配属された野田はさらに1カ月、先輩社員とマンツーマンでの研修を受けます。しかしクラブメイトは機能が多く、なかなか理解することができませんでした。 

野田 「先輩が自分の業務時間を割いて、私に寄り添って丁寧に教えてくれるんですが、それでも理解するまで時間がかかりました。つきっきりで先輩に教えてもらえたことが本当にありがたかったですし、その分早く即戦力としてサポート課の役に立てるようになりたい!と考えていました」 

サポート課は、クラブメイトの教育を従業員に行うインストラクターと、ゴルフ場でサーバーの設定や手配をするフィールドSEに分かれています。研修後、野田はインストラクターとしての道を歩み始めました。最初はもちろん、現場へは先輩と同行。フィールドSEと一緒に現地入りし、実際の導入を行っていくことも少なくありませんでした。

野田 「初めて一人で現地に赴いたときには不安と緊張でいっぱいでした。お客様の質問に答えられなかったらどうしようとか、この人全然わかってないなと思われたらなんて。
でも、今まで先輩たちにいろいろ教えてもらっていますし、もしわからないことがあってもその場しのぎで適当に答えるのではなく、お客様との信頼関係を作るうえでも『確認します』と伝えて、調べて回答する方が誠実だと思ったんです。導入後にお客様からシステムが使いやすいとか、業務がラクになったと言っていただけたので、少しずつ自信が持てるようになりました」

現地での経験を一つひとつ積み上げ、先輩に新しい設置作業などを教えてもらい、できることが増えていく。自分が少しずつ成長できることで、野田はモチベーションを高めています。

設定も導入も教育も自分ひとりでできるように。仕事の幅を広げていきたい

最初は未経験の新人だった野田も、入社して2年が経ちました。今や野田が先輩として、新人にクラブメイトの研修を行っています。 

野田 「クラブメイトの機能は日々バージョンアップしているので、ゼロからすべてを理解するのは本当に大変です。私が先輩に丁寧に教わったように、今度はわかるまで丁寧に教えてあげたいなと思います。
先日、その後輩と一緒に近場のゴルフ場にお伺いしたんです。その時はクラブメイトの教育をするのではなく、既存PCから新規PCへのデータ移行作業でしたが、お客様のところに赴いて話をするという経験をしてもらいました。これから何度も一緒に出張する機会があると思うので、できる限りサポートやアドバイスをして、安心してひとり立ちできるようになってもらいたいですね」

後輩育成に意欲を燃やす野田ですが、自身のありたい姿を実現すべく、成長意欲は止まることはありません。 

野田 「クラブメイトと連携するオプションの機能を覚えて、自分で導入しに行くということを少しずつ始めています。まだまだ関わったことのない機能もたくさんあるので、これからも勉強して、ゆくゆくは自分だけで設定できるようになりたいんです。ほかにも、これまでフィールドSEが担当していたような業務も含め、満遍なくできるようになりたいですね」

入社当時の研修でプログラミングに挫折した野田が、再びSEの専門分野に挑戦する気になったのは、やはりお客様とのコミュニケーションがきっかけでした。 

野田 「お伺いするゴルフ場のなかにはシステムやITに詳しい方がいて、『クラブメイトでこういう機能が作れないか』『こういうことをしてみたいんだけどできないかな?』と言われることもあります。
私はインストラクターなのでお客様からのそういった要望に関してはすぐに返答できず、システムの導入や返答に関しては営業や、フィールドSEに相談することになります。でも、フィールドSEが行う作業内容をしっかりと理解できれば、お客様の要望をもっと幅広く理解することが、私にもできると思うんです」

彼女の前向きな気持ちに、同僚もサポートしてくれています。 

野田 「富士テレコムは何でも気軽に相談できる環境。役職が上の方も、所属が違う方も声をかけにくいということはありません。だから、いろんなことにチャレンジした際にすごく応援してくれるんですよ」 

IT業界は日々進化し、新しい技術もどんどん増えています。だからこそ、新しいことに意欲的に取り組む姿勢はとても大切です。自分の仕事に誇りを持ち、成長していきたいと願う野田の想いは周囲へも伝播し、野田の背中を後押ししていくことでしょう。