テレワークでもいつでも相談できる。スキルアップを支える「働きやすさ」

坂内の所属は、アプリケーションサービス統括部。自社で開発したパッケージシステム(完成済みのシステム)やアプリケーションを顧客に案内し、導入や保守も手掛けています。

アプリケーションサービス統括部は、ゴルフ場の経営を助ける「クラブメイト」や、高齢者施設の運営を管理する「シニアメイト」などを扱っています。中でも坂内が入社から4年にわたり携わっているのが、病院の管理栄養士を支えるシステム 「AjiDAS(アジダス)」です。

坂内 「『AjiDAS』は患者ごとのアレルギーチェックや個人献立への対応、食材の原価計算などにおいて、病院スタッフの負担を軽減できるシステムです。パッケージシステムですが、お客様にヒアリングさせていただき、『AjiDAS』をお客様の運用に合わせて導入するのがメインの業務ですね」

お客様は病院の栄養科が中心。坂内は、5つの病院のメイン担当を任されています。

坂内 「私のいる東京のチームには、先輩6名と後輩3名がいて、それぞれがメイン担当として案件を抱えているものの、導入後の保守などはみんなで連携して対応します。システムエンジニア(SE)同士は、部署を超えて協力し合うこともありますね」

コミュニケーションの取りやすさは配属時から感じており、テレワークにおいても部署内のWeb会議ルームが常設されているので、オンラインで話し掛けると、まるで隣の席にいるかのように反応があります。質問などがある時はマイクオンにして話しかけることができるので、不安感や孤独感を覚えたことはないといいます。

また富士テレコムでは、「トレーナー」と呼ばれる教育係を立て、後輩からの質問にマンツーマンで対応。疑問に思ったことや迷った時は、いつでも相談できる制度が整っています。

坂内 「私はまだトレーナーではありませんが、業務経験を積み、プログラミングも後輩に教えられるまでになりました。ほかのSEとも、作業工程が似ている場合は、互いのやり方を共有するなどしてスキルアップにつなげています。“発すれば返ってくる”の環境なので、とても働きやすいです」

入社の決め手はOG訪問。“ワクワク感”がにじみ出ている先輩に憧れて

大学時代は、ボランティアサークルで活動していた坂内。東日本大震災の被災地を訪ね、住民と交流したり、畑を耕したりもしました。「自分が行動することで、困っている人を喜ばせるのが好き」──自分の性格をそう分析し、就職活動における軸としていました。

坂内 「世の中の“負担”を減らすためには、システムの開発が有効だという考えに行きついたんです。企業においても、一人分の人手が増えるより、一つのシステムを導入すれば何人もの仕事量に相当することに気がつきました。各社の説明会に参加する中、私の軸にある『困っている誰かを喜ばせる』を最も意識できたのが、IT業界でした」

坂内は、各社の人事担当者とのコミュニケーションを通し、その企業で働く人の特徴や社風にも着目。その中で、富士テレコムではOG訪問が実現し、生の声をダイレクトに聞けたことが、進路決断に大きく影響したといいます。

坂内 「先輩は大学が同じというだけでなく、偶然にも同じ学科でした。業務の内容を伺って、働くイメージがリアルに湧いてきましたね。何よりも、私の予想以上に仕事が楽しそうで。口では『大変なのよ』というのですが“ワクワク感”がにじみ出ていて、かっこいいなと思いました。これが決定的だったと思います」

同じ女性として、同性が少ない会社で働く気持ちなども聞けたといいます。また、志望していた部署は約半数が女性だとわかり、安心して入社を決められました。

坂内 「それから、先輩もプログラミングを学んでこなかったのに、会社でどう活躍されているのか伺ったところ、文系出身者や未経験者でも学べる研修を受けられるとわかりました。実際に私も、入社後の4~10月まで研修を受けました」

就職活動中には、“日々の生活に欠かせない大切なこと”として、食に関わる企業も訪ねていました。「システム」と「食」に関われる今の仕事は自分にぴったりの仕事だと語ります。

壁に当たっても「楽になった」で救われる。問題はメンバーみんなで解決する

顧客のメイン担当として活躍し始めると、ときには壁に突き当たることもあります。案件ごとに求められる条件は異なり、一つの課題を克服してもまた次の課題が見えてくるのが実情です。

たとえば、顧客の要望に合わせてシステムを構築したはずが、完成後に「この条件の時には、こう対応できるようにしてほしかった」と伝えられたこともあります。こうした経験からヒアリング不足を痛感し、あらゆる状況を想定して疑問を持つ姿勢を学びました。

また、アンケートで「操作方法の説明が不十分」と書かれたことや、訪問時のチェックリストに抜け漏れがあり、現場での作業が増えてしまったことも……。

坂内 「お客様のメイン担当になった当初は、『どうしても自分で案件を回したい』という想いが強すぎたのかもしれません。素直に上司や先輩に相談するべきでしたね。仕事を任される以上、より細部まで確認しなければならないと理解しました。一歩ずつ成長していかないと」

一方で、やりがいを感じるのは、システムを導入したお客様から「ずいぶんと楽になったよ」とお褒めの言葉をいただいたとき。とくに自分の意見や提案が採用された際は格別です。また、社内で誰かの役に立ったときも、大きな喜びを感じるといいます。

坂内 「私は先輩に教わって役に立ったことを、パソコン内のメモに『家宝』として保存しています。こうしたスキルや知識を、後輩に伝えて感謝されると嬉しいですよね。実はかつて、ある先輩に助けてもらったので感謝を伝えたところ『後輩にも同じことをしてくださいね』という言葉が返ってきました。すてきだなって思って、私も同じことができるように努めています」

所属する部署では朝会や週報があり、そこでも業務上の不明点などを質問できます。回答を書いたメモを渡してくれる人もいれば、さらにメモの意味を理解できたかと声を掛けてきて、アドバイスをくれる人もいます。

坂内 「こういう経験を通して、メンバーの疑問をみんなで一緒に解決することが重要だと理解できました。忙しい中でも時間を作り、誰かが抱える課題をそのままにしないことは本当に大切ですね」

極めたいのはシステム導入。まずは独り立ち、そして後進を育てる立場へ

坂内の目標は、お客様がシステム運用で迷ったり、悩んだりした際に「まずは坂内に聞いてみよう」と思われること。一方で、まだ完全な独り立ちはできておらず、自分の力で解決できないケースでは先輩に頼らざるを得ないといいます。

坂内 「まずはしっかりと自分を確立し、お客様に限らず部署内でも、今よりも信頼されたい。先輩からも、もちろん知識や経験ではまだまだかなわないことばかりですが、いつか『この分野だけは坂内に聞いたほうがよさそうだ』と思われたいですね」

この先、特化して担当したい業務はシステム導入。その理由は、多くの時間をかけてお客様と話を積み重ねることができ、また先方のシステム担当者だけでなく、営業部門などともコミュニケーションが取れるから。開発業務も魅力的ですが、基本的には社外で、お客様の表情や声を現場で感じながら働きたいと坂内。

坂内 「社内にいるSEの働き方はさまざま。システムだけでも、ゴルフ場経営者向けの『クラブメイト』もあれば、高齢者施設用の『シニアメイト』もあります。さらに官公庁と取り引きする部署もあるなど、非常に多種多様。いろいろなタイプのSEを目指せる点も、富士テレコムの良さですね。ある分野に興味を持ったときに、チャレンジできる環境がありますし」

また坂内は、「富士テレコムは人間関係を重視して働きたい人におすすめしたい」と語ります。誰かにすぐ相談できる環境があり、作業量に負担を感じた際は、ほかのメンバーが分担するなど協力し合う社風があるのもポイントです。

坂内 「私もゆくゆくはトレーナーとなって、後輩を教育する側に立ちたいと思っています。自分の性格上、遠目からメンバーを管理する立場よりも、近くで寄り添ってサポートする方が好きですね。先輩たちが私にしてくれたことを、私も後輩に伝えていきたいです」

未経験からでもこれほど活躍できる──坂内の今の姿こそ、後輩たちの背中を押すエールになるはず。社内外で「行動することで困っている人を喜ばせる」ために邁進する坂内の活躍から目が離せません。