粘り強さや一生懸命さを培った学生時代のバスケットボール経験
2020年現在は、入社2年目になります。普段の業務内容は、病院や施設の給食業務委託を受けている給食受託会社向けのシステム・機器導入や、安定稼働をサポートすることです。今は大規模な会社を担当していて、20名ほどのチームで業務にあたっています。
学生時代は、高校時代が一番印象に残っています。小学校ではソフトボールをやっていました。中学校からはバスケットボールを始めました。
高校でもバスケを続けたかったので、勉強とも両立できる隣町の進学校に行こうと思っていたんです。しかし、その高校が自宅から自転車で片道2時間もかかるので、中学校の先生からは部活動を諦めるか、より通いやすい学校に通った方が良いと言われました。それでも、どちらも諦めたくなかったため、先生の意見を押し切る形で志望の高校に入学しました。
大学に関しては、親から「国立大学に行ってほしい」と言われていたので、国立大学への入学を目指して、3年間ずっと部活動と勉強を両立させていました。その結果、希望通りの鹿児島県にある大学に入学できました。そのときに、粘り強さや一生懸命さといった、今に通ずる強みを培うことができたと思います。
バスケは、部活動としては6年間やっていて、大学に入ってからもサークルで続けていたので、計10年くらい続けていました。
高校に入ってからは先輩の影響もあって、中学校のとき以上に、真剣に取り組むようになったと思います。
また、僕が高校2年生のときに、1歳下の弟がスタメンに入って、僕は入れないことがありました。そのくやしさから練習への取り組み方がガラッと変わりましたね。弟とは、小学校からずっと同じスポーツをやってきました。「兄として負けたくない」というプライドがあったんです。もともと基礎練習をないがしろにしがちなタイプでしたが、順序を決めて取り組むようになりました。
取り組み方を変えてから、バスケ自体も楽しくなり、大学でも続けたいと思うようになったんです。
バスケからITへ──就職活動で見つけた自分
大学では、バスケのサークルを立ち上げました。すでに3つくらいバスケのサークルはあったのですが、バスケよりもその他の活動を趣旨にしているところが多かったんです。僕はバスケをメインにやりたかったので、入学して2~3週間後には、出会った友人たちと一緒にサークルを立ち上げました。
私の原動力になったのは、高校時代に楽しいと思うようになったバスケを大学でもやりたいという想いでした。地道に活動を続け、大学4年生のとき、ついに公式のサークルとして認めてもらえたんです。
サークルで成功を収め、次のステップに向けて、就職活動を始めます。当初は軸が定まっていなかったので、さまざまな業界・企業を見ていました。就職活動も終盤の5月、自己分析をもう一度やってみたんです。その際、ほんの些細なエピソードですが、小学生のときによく母親の手伝いをして感謝されたときに嬉しかったのを思い出したんですね。
そのような小さな感謝の積み重ねが自分自身の原動力になっていて、「人から感謝される」「人の支えになる」ときに一番やりがいを感じることに気付きました。そこで、IT知識や技術を用いて人を支える仕事ができるIT業界を選択しました。
また、バスケを通じて学んだチームプレーの大切さが、会社選びの軸になったと感じます。富士テレコムの営業職はチームで行動することが多いと聞き、会社選びの軸と重なったため、入社を決めました。
1年目に学んだこと──営業に大切なのはコミュニケーションと関係性
大学ではITとは関係のない分野の勉強をしていたので、 入社した直後は、右も左もわからない状況でした。1年目は学ぶことが多く、苦労しました。一方で、得意だったのはコミュニケーションです。上司と頻繁にコミュニケーションを取り、上司の考えを聞き出すことができていたと思います。また、上司は相談しやすい存在で、楽しく働けています。
コミュニケーションのとり方で意識していたのは、できるだけ自分から話すようにすることです。営業職ということもあり、受け身になりすぎてはいけないと思っていたので、誰にでも自分から声をかけにいくようにしていました。
社会人になると、人と関わるときにどうしてもかしこまってしまうと思うんですね。僕はかたい雰囲気が苦手なので、気さくに話せる人を目指しました。同僚という枠を超えて、人と人としてのコミュニケーションを意識しています。
また、より良い関係性を築くことも考えています。上司をそばで見ていて、印象に残っているのは、お客様ともフレンドリーに会話をしている様子です。もちろん社内のコミュニケーションも大事にしていますが、お客様や取引先ともフレンドリーに話す方で、関わる人全員と親密な関係性を築いています。
そんな上司に、仕事をする上で一番大事なのは、コミュニケーションと関係性だと言われたので、まずは関係性の構築を実現したいと思っています。
人と人をつなぎ、関係性を築く人材を目指して
2年目になり、さまざまな仕事に慣れてきたので、業務に対して油断が生まれてくると思います。また、1年目は仕事の自己管理で足りないところがあったので、今は仕事の自己管理を今まで以上に徹底しています。
2020年現在担当しているお客様が大規模なので、一度に大量に機器やシステムを導入するプロジェクトに携わらせてもらっています。決してミスは許されないので、もちろん細かなチェックは欠かせません。
その結果、上司に指摘されていた抜け漏れはけっこう減ってきました。もうちょっと効率よく工夫ができればと考えていますが、まだ模索中ですね。
最近、嬉しかった出来事もあります。納品した製品に関してお客様からお問い合わせが入っていて、2~3カ月ずっとやりとりしていたときのこと。粘り強く対応し、最終的に問題を解決できたことに対して、お客さんから感謝されたんです。嬉しさと共にやりがいを感じましたね。
今はまだ2年目で学ぶ立場ですが、将来的には上司のように、社内の別の部門同士を結びつけ、まとめられる管理職につきたいと思っています。それに加えて、お客様と取引先の関係性を強固にできるような人材になりたいと思っています。
自分自身、ひとりでもくもくと作業するのは得意ではなく、みんなでコミュニケーションを取りながら形にしていく方がやはり好きなんです。なので、部門関係なくコミュニケーションがとれる環境や関係性を構築できればと思っています。
また、叔父が祖父から受け継いで地元の愛媛県で家族経営をしている和菓子屋の経営環境を、ITソリューションを用いて改善できればと考えています。昔からあった身近なものも、さらに進化させて、支えられるようになりたいですね。