クライアントへのベストなサポートを実現するために──チャレンジ続きの毎日

▲Microsoftソリューションを用いた開発・導入を担当している大野 千種

富士ソフト株式会社(以下、富士ソフト)のインテグレーション&ソリューション部に所属している大野。

「IoTとMicrosoft  365(旧・Office365)のシームレスな連携」をテーマに、クライアント企業へのMicrosoftソリューションを用いた開発・導入を進めている。 

大野 「富士ソフトは、2019年にマイクロソフトのMicrosoft  365とAzure上のIoTサービスやデータベースを直結し、工場内のさまざまな設備、機器の稼働データを活用するソリューションをリリースしました。私の部署のお客様は製造業が多く、IoTデータを活用して生産性をあげることが課題になっています。

そこで私たちは、IoTをハブとしてモノとヒト、製造現場とオフィス業務を双方向でつなげたり、クラウド上のデータベースで一元管理されたデータの可視化を提案したりして、いろいろなサポートを展開しています」

富士ソフトは、マイクロソフト認定ゴールドパートナーとして、長年にわたる日本マイクロソフト社とのリレーションシップのもと、独立系企業の強みとこれまで培ってきた技術と実績を活かしマイクロソフト関連サービスを提供している。 

大野 「コロナ禍による在宅勤務の推進で、セキュリティやコンプライアンス順守を徹底したリモートワーク環境を整える企業が増加しました。メールやSharePointといった情報共有基盤の導入、SharePointのドキュメント管理機能のオンプレからクラウドへの変更などの需要が増えています。また、他社サービスからマイクロソフトに切り替える際の、導入から保守運用までトータルでサポートする案件なども手掛けています」 

2019年にリーダーへ昇格した大野。自分の役割のひとつとして挙げるのは「人材教育」。 

大野 「成長のための一番の早道は、経験を積むことだと思うので、新人であっても打ち合わせの場で自分の担当する技術をお客様に説明する機会を設けています。『僕にできますかね…』と言われることもありますが、『大丈夫、不安なところはもちろんフォローするし、楽しんで挑戦してみようよ』と背中を押し経験してもらっています」 

大野自身も、仕事をする上で楽しく進めることと、何にでもチャレンジすることをモットーに掲げている。 

大野 「もちろん仕事ですから大変なこと、辛いこともありますが、だからといって楽しくないわけではありません。共感してくれる、手伝ってくれる仲間に支えられながら前進できると、辛さも楽しみに変わると信じています。リーダーとして、メンバー同士の関係性を良好にすることを常に心がけています」 

また、富士ソフトの強みは、個々人の技術力の高さのほか、AWS(アマゾンウェブサービス)やVMwareなど、さまざまなソリューションのスペシャリストと部署を越えてつながり、サポートを受けられることだ。 

大野 「大企業となると縦割り企業というイメージを持たれがちですが、そんなことはありません。インフラ周りやAWSなど、わからないことがあったらその道のプロに質問をすることができる環境です。私もよく聞きに行きます(笑)。それによってお客様に対して、幅広くかつ質のいいものを提案できるというところにも繋がりますし、自分たちの知識も広がりますね」 

ベストな提案ができる環境の中で、大野はクライアントに対してさらにより良い提案をすることにこだわり、切磋琢磨している。

入社後に見つけた「やりたいこと」に取り組み、年間MVPを受賞

大学では化学を専攻していた大野。研究職へ進む道がスタンダードな中、SE(システムエンジニア)の道を選んだ。 

大野 「今の若い人にも多いと思うのですが、大卒当時の私は『何がやりたい』ということが明確ではなかったんです。ですから、ひとつのジャンルや技術に突出した会社だと、スキルは上がるものの、他のことをしようと思ったときにその経験を活かせないと思い、幅広い仕事が経験できる会社を希望したんです」 

やりたいことが決まっていなかったという大野にとって、富士ソフトはやりたいことが見つけられるかもしれない、そんな可能性を感じられる新天地だった。 

大野 「私が富士ソフトを選んだもう一つの理由は、北は北海道から南は福岡県までと勤務地の選択肢が多かったことです。私は大阪での勤務を希望していたので、その条件が合っていたというのも大きかったです」 

2006年の入社後、Webアプリケーション開発に従事。そして二度の産休・育休・時短勤務を経て、2014年に自らの希望で現在の部署へ異動した。 

大野 「Webアプリ開発では、生活習慣改善アプリや通信教育などの開発案件に携わりました。自分が作ったアプリが目に見えるカタチになったり、アプリを使った人から反響や感謝の声が聞けたりすることでエンジニアとしての喜びを実感できました。しかし、IT業界でクラウド化が進んでいく中で、マイクロソフトのMicrosoft  365の情報共有基盤を用いたアプリケーション開発や、その他Microsoftソリューションに興味を抱き、Microsoftソリューションを活用した企業のクラウド化を『やってみたいな』という気持ちで異動希望をだしました」 

入社して8年ほど経ってから、やりたい仕事を見つけることができた大野。富士ソフトの社風として、「やりたいことを後押ししてくれる環境」がある。そのチャンスを無駄にしないよう努力を積み重ねた。その結果、大野は年間MVPを獲得した。

クライアント目線とコミュニケーション能力で、極上のサポートを実現

大野は、社員数30,000名を超える大企業のMicrosoft 365の試行環境の構築作業などを含む事前準備フェーズを受注し、売上拡大に貢献したことで年間MVPを受賞した。 

大野 「私が注力した点は、Microsoft  365へ移行した後のイメージを明確に持っていただくことを心掛けました。なぜなら、細かな技術の話や製品、サービスの話をするにしても、お客様のやりたいことや理解されていないポイントをきちんと把握して説明しておかないと、最終的にご提案した内容がお客様のやりたかったことと違ったという結果になってしまうからです」 

大野は、機能紹介や他社の活用事例、具体的な操作方法が分かるように、富士ソフト主導でワークショップを開催した。コアな部分を深堀りして理解を深めるために、少人数制で実際に作業を体験してもらうなど、きめ細かいサポートを行った。 

大野 「ワークショップではお客様からさまざまな技術的な質問が飛び交いました。ですので、マイクロソフトの技術者と対等に議論できるレベルまでMicrosoft  365の知識を身に付けて対応しました。その甲斐あって、お客様にMicrosoft  365の活用イメージを明確に持っていただくことができ、お客様の望む要件定義を作成することができました」 

プロジェクト推進のカギになったのが「コミュニケーション力」であると語る大野。 

大野 「お客様から提示される要求を具体化したり、課題を解決したりするには、技術をはじめ社員間のコミュニケーションが重要になります。富士ソフトは頑張っている人がいたら、どんなに忙しくても協力してくれる。そんな環境のおかげで、アドバイスや知識をもらい自信をもってお客様先へ向かうことができるんです」 

このようにして磨かれた技術力とプロジェクト推進力のおかげで、お客様の信頼を得た。 

大野 「規模が大きいプロジェクトだったので結構大変でしたが、いろいろなナレッジモデルを持っている方とディスカッションすることで、結論を出すまでの過程で多くのことを学び、論理的思考力を育むことができ自分の成長へとつながりました。また、お客様から『富士ソフトに頼んでよかった』、『うまくいったのは大野さんのおかげだよ』と言われると、モチベーションが上がりました」 

大野は、自身の力量を最大限いかすためにチャレンジを続ける。

家庭を大事にしながらも、仕事でチャレンジし続けられる幸せ

当面はMicrosoft 365 やMicrosoft Azure などMicrosoftソリューションに関わり、お客様のために時代に沿った大きな変化をもたらす力の一部になりたいと語る大野の原動力はどこにあるのか。 

大野 「家族、特に子どもの存在は大きいですね。『これ、お母さんが作ったの?』と子どもに言われたらすごくうれしいです。子どもは中2と小5なので、母親が仕事で何をやっているのか、という点をすごく見てくるようになっています。現在、在宅勤務が中心なのでなおさらです。やはり、子どもに胸を張って『私はこれをやった』といえるような仕事をやっていこうと思いながら働いています」 

子育て真っ最中のころ、時短勤務をしながらパワフルに働き仕事と子育てを両立させてきた。だからこそ、家族や子どもにも喜んでもらえるような仕事をしたいという思いが高まっているという。 

大野 「子育てをして、ひとりの人格がどんどんできあがってくるのを見るのはすごく楽しいですしうれしいことです。ですが、『子どもに負けていられない、自分も成長しよう』というように刺激を受けることも少なくありません。私がなんでもチャレンジしよう、と思えるようになったのも、育休が明けてからです。人材を育てたい、みんなと一緒になって仕事を進めたい。そんな思いもすべて子どもを産んだあとに出てきたものです。みんなが育っていく姿を見ると、すごくうれしいんですよね」 

後輩に対しても温かいまなざしを向ける大野が語る富士ソフトの魅力は、やりたいことにチャレンジができること、家庭環境を大事にしながら思い切り働けること。富士ソフトは、「ゆとりとやりがい」の理念に基づき、ワーク・ライフ・バランスの実現のため、男女問わず出産・育児・介護と仕事が両立できる制度を設けている。社員の多様な働き方に取り組んでいることが認められ、子育てサポート企業として「プラチナくるみん」認定を受けている。 

大野 「男女ともに育児をしながら働く人は増えていますし、最近では親御さんの介護をする人も増えていると思いますが、そういう立場でもしっかり働ける環境が富士ソフトは整っています。自分がやりたいことを長期的に考えたときに、育児や介護が入ったとしても十分働き続けられます。ですので、それらを理由に辞める必要はありません。何か悩みがあるときにはひとりで抱え込まないで相談してほしいと、後輩達には常に伝えています」 

入社を希望する方には、さまざまなチャレンジをして、日々ワクワクして欲しいと語る大野は、やる気とチャレンジ精神あふれる後輩の育成にも意欲的に取り組んでいる。