効率化と最適化を徹底的に考え、ECサイト運営を成功へ導く

▲自宅で仕事をする桑原 秀樹

ネットビジネス部では、事業戦略やコンテンツ設計などの徹底したコンサルティングから、デザイン制作やサービスの構築。運営開始後の支援や稼働状況の報告・分析など、ECサイトに関わるすべてのサービスを提供している。

桑原 「私は、ECサイトのバックオフィス業務を管理するシステムを開発しています。バックオフィス業務は、顧客管理から受注・売上・在庫管理など直接売上に関わるものではありませんが、ECサイト運営に必要不可欠な業務です」

ECサイトは、売上が伸びると注文件数が大幅に増加する。それをいかに効率よく正確に処理できるかが課題になるのである。プロジェクトのミッションは、ECサイトの成長とともに、バックオフィス業務の効率化を考えることだ。 

桑原 「富士ソフトでは、ECサイトと基幹システムの連携を図り、顧客管理はCRM(データベース)を活用することで、お客様一人ひとりが満足できるサービスを提供しています。また、受注・売上・在庫管理をログ解析で自動化し、発注ミスや在庫切れなどが起きないように徹底的に管理しています」

ECサイトを手掛けて20年の実績とノウハウを持つ、富士ソフトならではの強みだ。

前職で芽生えた自覚。そしてより大きい仕事を求めて富士ソフトへ

IT技術に興味を持ったきっかけは、子どものころにゲームをつくりたいと思ったことだ。大学では知能情報工学科に進み、計算機アーキテクチャやオペレーティングシステム、情報ネットワークなどを学んだ。

桑原 「きっかけはゲームでしたが、ITを使って世の中を便利にしていきたいと思うようになり、大学卒業後はシステム開発を行なっている会社にプログラマとして入社しました。」

入社後は物流系システムや人事給与管理システムなどの開発案件に携わった桑原。その中で、現在の仕事のスタンスにつながる経験をした。 

桑原 「新卒1、2年目のとき、出張先でお客様対応を任されることになりました。不安な気持ちもありましたが、任されたからには一人でなんでもできるようにならないといけないという気持ちが芽生えたんです。また、お客様から、『あなたの会社としてはどうなのか』と聞かれ、会社という看板を背負っていることを自覚しました。新人だからという甘えは許されないと同時に、聞かれたことだけをやるのではなく、聞かれた以上のことを返さないとお客様に満足していただけないということを肌で感じましたね」

そのことがきっかけとなり、お客様へより貢献したいという思いが高まっていった。

桑原 「私の入社した会社は小規模だったので、システム機能の一部のみを担当していました。しかし、すべての機能を自分たちで開発できるような大きなプロジェクトを経験したい、技術力に加え判断力・決断力・コミュニケーション力などを身に付けたいと思うようになり、入社3年目で転職を決意しました」

そして、会社規模が大きく、大手企業などの基盤構築・開発・運用支援など、ECソリューション分野での実績が豊富な富士ソフトに出会った。

桑原 「富士ソフトは人材育成にも力を入れているので、技術者として中長期的にスキルアップが図れることも魅力の一つとなりました。独立系SIerの特性を活かし、お客様に合った最適なソリューションを提案し、富士ソフトと共に成長していきたいと思い入社を決めました」

入社後、ネットビジネス部へ配属された桑原は衝撃を受けた。

桑原 「初めに担当したのは調査段階の案件でした。調査は必要な工程ではありますが、小さい会社ではそこに時間を割くことはできません。そこで、大手と中小の差を感じ衝撃を受けました。調査研究の仕事は大変おもしろく、やりがいを感じ、転職して良かったと感じたことを覚えています」

その後、仕事に対する姿勢や技術力を評価され、入社3年目でリーダー職へスピード昇格を果たした。

成長できる職場環境!自己成長が組織を成長させる

スピード昇格を果たした桑原だが、当初はリーダー職に就くということを考えていなかった。

桑原 「もともと、ITのスペシャリストになりたいと思っていました。人を管理するより自分の技術でなんでも解決できるようになりたいという思いが強かったので、出世や部下を持つことはあまり考えていなかったんです。ですが実際にリーダー職をやってみると、人に頼んで仕事をすることで、自分一人が仕事をするよりも圧倒的に多くのことができるということに気付きました」

人をマネジメントすることは組織で働く醍醐味であることを実感した桑原。そんな彼も、リーダーになった当初は不安で一杯だったと語る。

桑原 「実は、リーダーになった当初は人に任せるということができませんでした。部下や後輩からちゃんとした成果物が出てくるのかが不安で、任せたところを自分でも調べていました(笑)。ですが、そんなことをしていたら、自分自身が一杯一杯になってしまったんです」

そんな桑原を支えたのは上司だった。 

桑原 「自分はリーダーに向いていないのではないかと上司へ相談したところ、『君をリーダーに選んだのは僕なのだから、何かあったら僕が責任を取るから安心しなさい』と声を掛けていただきました。また、部下を信頼してその人に任せることは、部下や自分の成長へとつながる大事なプロセスであることを教えていただきました」

『任せる勇気、巻き取る気概』という上司の懐の広さにより不安を払拭した桑原は、リーダーとして一皮むけた。 

桑原 「部下や後輩との信頼関係も構築できるようになり、好循環で仕事を進めることができるようになりました。リーダーとして心掛けていることは、一人ひとりの特性や現在の力量を理解し、本人の得意を伸ばし苦手を克服するという両面のバランスを考えて仕事を任せることです」

個人のパフォーマンスを最大限引き出し、やる気を引き出すことに成功した桑原。 

桑原 「入社2年目の部下が、1年目の後輩をしっかり指導している姿をみたときに、成長を感じて嬉しくなりました。仕事の右も左も分からなかった子が、入社してわずか1年足らずで仕事を覚え、組織の中で1人前になるということは、困難に突き当たっても試行錯誤を重ねながら乗り越えた結果です」

桑原は部下の頑張りにしっかり応えられるように指導していくことを固く決意した。 

桑原 「富士ソフトは自分の裁量でいろいろと試すことができますし、結果を出せば評価してもらえます。大型プロジェクトでは、上流工程や要件定義に携わることもできるので、たくさんの経験が積めます。部下や後輩たちにも多くのチャンスを与え、さらなる成長をしてほしいと思っています」

こうして桑原は部下の育成に尽力し、チームの利益、会社の成長へと貢献している。


技術をアップデートしながら、ECサイトの新たな可能性をさぐる

桑原はITのプロフェッショナルとして仕事をしていくという全社のミッションも背負っている。 

桑原 「システムをつくるときには、お客様の要望や期待しているもの以上の内容を提供することを意識して仕事をしています。ITを使ったら便利になるということは、誰しもが感じていることだと思いますので、その期待値以上に便利になるのだと体感していただくことが私たちの付加価値になると思っています」

そんな桑原は、未経験分野であるAI関連の案件にも携わっている。 

桑原 「AIの学習と推論の自動化に携わりました。未経験分野でしたが、ITのプロであるために常に最新の技術を追い求めていきたいと思っているので、勉強になりました。情報のキャッチアップは非常に大変ですが、同じことを繰り返していると飽きてしまうので、どんどん新しいことに挑戦していくサイクルを続けられたらうれしいです」

桑原のやりがいはお客様からの感謝の気持ちだ。 

桑原 「相手が言いたいことを正確に理解し、自分が伝えたいことを確実に伝えることは意外と難しいんです。ですが、お客様の要望に対して一つひとつ応えて期待以上の成果をだしたときに、『良い仕事をしてくれてありがとう。助かったよ』という言葉をかけていただいたとき、すべての努力が報われるほどの充実感を覚えます」

バックエンドは売上に加えて顧客満足度にも直結する重要な業務を担っている。 

桑原 「ECサイト運営はあらゆる業界に関係があります。継続的に収益を確保できるECサイトを運営するために、常に効率化と最適化を考え、お客様にとって最適な提案と最高のソリューションをトータルで提供し続けることを目指しています」

「ITは世の中を変えられる!」ということを多くの人に伝えたいという思いが、桑原のIT魂に火を付けている。今後デジタルシフトの動きとともに、堅調に拡大していくことが予想されるEC市場。これまでの経験とノウハウを活かし、ECサイトの新たな可能性を探り、5G普及に備えている。