入社1年目でプロジェクトリーダーに抜擢。クラウドインテグレーションの最前線へ
クラウドインテグレーション事業部に所属する髙木。顧客と自社の持続的な成長をめざすというミッションのもと、現在は放送局の会員認証基盤移行プロジェクトに携わっています。
「プロジェクトにアサインされたのは2023年2月ですが、技術的なことを学ぶ準備期間としてその前月から関わっています。
既存のシステムがEOLを迎えることを受け、さまざまな問題点を解消してシステム性能を向上するとともに、新規ユーザー数を増やすのが当プロジェクトの目的です。また、他社とのアライアンスを考慮した標準的なプロトコルの導入にも取り組んでいます。
計画フェーズ、検証フェーズを終えて、7月現在は要件定義のフェーズ。どんなシステムにしていくか、お客様と協議しながら細かい仕様について検討しているところです」
髙木が務めるのはプロジェクトリーダーのポジション。プロジェクトに参加するメンバーの取りまとめ役を任されています。
「プロジェクトマネージャーを筆頭に8名体制で進めていますが、技術的サポートとして先端技術室のメンバーが2人、またお客様のシステムの統括も当社が担っている関係で、全体を管理する立場としてもう1人、合計11人がプロジェクトに参加しています。
プロジェクトマネージャーとプロジェクトリーダーの自分を除く6人のメンバーは全員が今年入社した人ばかり。うち1人は新卒社員で所属部署のチームも同じなので、トレーナーとして教育係も自分が担当しています」
顧客との折衝業務も髙木の重要な業務。自らフロントに立ってプロジェクトを進めてきました。
「週1回の定例会、週2回の要件定義会のほか、案件状況の確認ということで、お客様の推進担当の方とは15〜30分ほど、毎日のようにコミュニケーションを取っています。全体的なところをプロジェクトマネージャーに、細かいところをメンバーにお願いすることもありますが、アジェンダづくりなども含め、打ち合わせの場では私が主導するかたちで進めています。
また、既存システムの改修を担当するベンダーさんとの会議も週1回のペースで行っていますね」
若くしてプロジェクトの進行管理を任される髙木。重責を担う上で大切にしていることがあります。
「何事も自分が考え、決断する気持ちで取り組んでいます。また、プロジェクトの関係者とのコミュニケーションを積極的に取ることも意識していることのひとつ。メンバーの入社歴が浅い上、フルリモートで勤務している人も多いので、認識の齟齬が生じないよう密なやりとりを心がけています」
理想的な成長環境を求め、フレクトへ。2年目に昇格を果たし社内表彰を受賞するまでに
髙木が大学・大学院で専攻したのは情報工学。ITに関心を持つようになった背景をこう振り返ります。
「2012年のロンドンオリンピックのとき、バレーボールの日本代表監督が試合中にタブレット端末を持っている姿を見て、スポーツアナリストというITに関する職業を知ったことが1つのきっかけです。また、2016年ごろに囲碁のAIがプロ棋士に勝ったというニュースを聞いて、機械学習の仕組みについて興味を持ち、情報学を専攻しようと考えるようになりました」
大学院修了後は、学生時代に学んだことを活かせて、なおかつ自分が成長できる企業で働きたいと考えていた髙木。もっとも自分の理想に近い環境だと感じたのがフレクトでした。
「フレクトに出会ったのは、就活イベントでした。色々な企業の方と1対1で話せると聞いて参加したところ、フレクトから参加されていたのはなんとCEOの黒川さん。実際にお話をさせてもらって、お客様の目線を大切にしてお客様と一緒にゴールをめざす姿勢だったり、先端技術を積極的に取り入れたりといった会社の方針が、求めていた成長環境だと確信しました。
また、案件を通して成長できる仕組みや、書籍購入支援制度、資格取得支援制度など充実した社内制度があったことも入社の決め手です」
入社後、髙木が最初に担当したのが、 社内システム「CI事業部 Operation System」のプロジェクト。そこで設計・開発・テスト・リリースと一連の工程を約5カ月にわたって担当した後、現在の放送局のプロジェクトにアサインされますが、両案件での活躍が評価され、2023年4月に昇格。また、同時期にFLECT Awardも受賞しています。
「FLECT Awardは、前年に健闘した社員に対して贈られる賞です。上司の推薦を受けてノミネートされ、中でも私は、直近1年で入社した新人メンバー(新卒・中途含む)を対象とした『Rising Star賞』を受賞しました。
現在担当している案件において、お客様やメンバーと積極的にコミュニケーションを取ろうとしたり、貪欲に知識を得ようとしたりといった、与えられた仕事に向き合う態度や姿勢のようなものを評価してもらったと思っています。
まだまだ具体的な成果にはつながっていないので、今度は実績のほうでも評価してもらえるよう、引き続き励んでいくつもりです」
成長を支えたフレクトならではの充実したサポート体制。周囲の助けが成長のカギに
現在のプロジェクトに携わって7カ月ほどになる髙木。業務をこなしながら技術のキャッチアップをするのに苦労しながらも、こんな気づきがあったと言います。
「システム開発を進める上で、当たり前のことを当たり前にすることの大切さと難しさを痛感しています。要件定義に関する書籍には、『お客様の要望すべてを聞き出すことが大事です』とよく書かれているのですが、実際に現場でそれをやろうとすると、なかなか簡単にはいきません。
進め方を工夫し、徹底的に考え抜くしかないといまは考えていますが、難しいからこそのやりがい、おもしろさのようなものも感じるようになってきました。もしかしたらどこまでいってもゴールや正解が見つからないかもしれませんが、答えを探し続けたいと思っています」
システム開発の経験がなかった髙木が入社から1年でここまで成長できたのは、フレクトの手厚いサポートがあってこそ。ことあるごとに周囲のメンバーに支えられてきました。
「現在はプロジェクトを推進する立場にいるので、技術的にわからないことを教えてもらったり実際にやってみせてくれたりと、先端技術室の方にはとくにお世話になっています。
また、COOの大橋さんにはプロジェクト始動前のキャッチアップの段階から、認証の仕組みについて教えてもらったりログインのプロセスを実装したりと、マンツーマンで指導してもらいました。いまも週1くらいのペースで1on1ミーティングの機会を設けてくれるなど、ずっとサポートしてもらっています」
とくにCOO大橋とのやりとりでは、仕事への向き合い方など、マインドの面で学ぶことが多いと話す髙木。これまでかけられた言葉の中で、とくに印象に残っているものがあると言います。
「『お客様は足並みを揃えて同じゴールをめざすチーム』と教えてもらいました。実際にプロジェクトを推進するにあたって、お客様の立場にたって同じ方向を向くことの大切さを実感しています。
また、『速くではなく早く』という言葉もいつもそばに置いています。大事なのはスピードの速さではなく、タイミングの早さ。50m走にたとえるなら、スタートからゴールまでを速く走るのではなく、人よりも早く準備し早くスタートを切ることでゴールに一番乗りできると教えられ、これも実践するよう努めています」
マネージャーとして頼られる存在に。一流のメンバーと共にめざす理想のキャリア
周囲から頼られる存在になることがいまの目標だと話す髙木。将来の自身の姿をこう展望します。
「学生時代に部活のキャプテンを任されるなど、人をまとめる立場に就くことが少なくありませんでした。そんな自分の特性やこれまでの経験を発揮する意味でも、物事を理解する力やキャッチアップする力、コミュニケーション力を自分の武器にして、将来はマネジメント側で活躍できる存在になりたいと考えています。
そのためには実績や結果を積み上げることが欠かせません。技術力にも磨きをかけながら、まずはいま取り組んでいるプロジェクトを成功へと導けるよう全力を尽くしたいと思っています」
そんな髙木から見て、フレクトは自身のキャリアプランに沿って成長できるまたとない舞台。同社の魅力について次のように話します。
「フレクトにはアーキテクチャやマネジメントなどさまざまな分野について高い技術を持ったメンバーが数多く在籍しています。また、新卒入社の同期メンバーにも何に対してもキャッチアップ力が高い人、資格をいくつも取得している人、最初の案件からプロジェクトマネージャーを務めている人など、自分よりはるかに優秀だと思える同期がたくさんいます。しかも向学心旺盛な人ばかりなので、周囲から刺激を受けながら成長できるのが特徴です。
また、フレクトは『あるべき未来をクラウドでカタチにする』とビジョンを掲げていますが、これを私は『お客様ごとにそれぞれの最適解を探し出し提供していくこと』だと理解しています。答えを出すための公式もフォーマットもありませんが、難しいけれど挑戦しがいのある仕事ができるこんな職場はそうないのではないでしょうか。
社員の意思やキャリアをとても尊重してくれるのもフレクトならでは。やりたいことや実現したいと考えていることへの道筋を提案し、ちょうど良い高さのハードルを用意してもらっていると感じます。そこに魅力を感じられる人にとっては、願ってもない環境だと思います」
理想とする成長環境を得た髙木の挑戦はまだ始まったばかり。顧客のほうをまっすぐ見ながら、組織と共に成長していける未来を最前線で追い続けます。
※取材内容は2023年7月時点のものです。