「やっぱり、ITが好き」回り道が教えてくれた、本当にやりたいこと

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▲富士登山。 厳しい道のりも自分のペースで達成できるのが好きで登っています。考え事しながら登りますが、登頂後は頭がスッキリ気分爽快です。

船木 「大学は情報科学部でソフトウェア工学を専攻しました。ITの知識や経験はそれなりに積んでいたので、新卒の就活ではシステム開発会社を選びました」

大学卒業後、アプリケーションアーキテクトとして働き始めた船木。しかし入社7年目に入ったタイミングで、珍しい方向に足を踏み出します。

船木 「エンジニアとして働きながら社会人大学院に通い、MBAについて学びました。理由は、IT以外にも領域を広げたかったから。当時の仕事は、仕様や要件がすべて揃った状態で降りてくるかたちだったので、自分が一体どんなシステムを作っているのか、自分の仕事によってクライアントのビジネスがどう変わるのかを知らずに作業をしていたのです。そこでもっとビジネス方面に目を向けたいと思い、MBAに挑戦しました」

大学院には、さまざまな世代、立場、業種の人が集っていました。船木はのちに縁あって、そこで出会った人物が経営する企業に転職します。

船木 「2社目はIT企業ではなく製造業でした。マーケティングや会計をしたり、お客様を訪問して営業をしたり。ITの知識を使いながらも、まったく違う仕事に挑戦しました」

1社目と比べて会社の規模が小さかったことから、会社全体を見て働くことも学びになったという船木。そこで3年の経験を積んだ後、再び転職を決意します。そのとき心に浮かんだのは、あるまっすぐな思いでした。

船木 「ITの領域を出て幅広い経験を積んだのち、やっぱり自分は、ITが好きなんだと思いました。2社目でもITは使いましたがあくまで補助的。ITを軸に戦略を立てるような仕事がしたい、自分のITスキルを活かしたいと思うようになりました」

そして船木は、先端技術を扱う企業、かつお客様との要件定義から始められる仕事を軸に、3社目を選びました。

船木「システムだけを作るのではなく、お客様の業務のプロセスを理解しながら、システムがどう在るべきかと議論し、設計をしていくプロセスに関わっていきました。仕様を取りまとめ、整理し、実装まで担当しました。大きい組織だったので、200〜300人、場合によっては500人ぐらいの巨大プロジェクトばかりでした」

お客様との関わりを持ちながら、大規模プロジェクトの中で開発をしていった船木。エンジニアとしての感覚を取り戻し、サブリーダーとして活躍するようになったのち、2021年にフレクトへと転職します。

船木 「フレクトに惹かれたのは、先端テクノロジーを扱う技術力があり、全体を把握できる規模の組織であること。前職では規模の大きい案件に関わることができたのですが、組織が大きい分、自分のコントロールできないところで課題が起きることも多く、歯痒い思いをしました。全体を把握しながら、先端テクノロジーを学んでいくには、フレクトがぴったりだと思いました」

急成長中の領域に飛び込む。MuleSoftを使った開発に挑戦

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先端テクノロジーを扱う仕事がしたい。そうこだわった船木には、ある想いがありました。

船木 「IT業界は技術の入れ替わりが激しい世界です。5年後、10年後も活躍し続ける人材になるためには、『尖った技術を持っていないと』という危機感を持っていました」

2022年現在、船木はその希望を叶え、クラウドインテグレーション事業部(以下、CI事業部)第4部チームマネージャーとして、最先端技術「MuleSoft」を使った開発に取り組んでいます。

船木 「MuleSoftとは、バラバラに作られた複数のシステムを連結させるためのプラットフォームです。MuleSoftの技術を使えば、新しいシステムを作る際も、APIをマイクロサービス化するだけでデータをつなげられます。効率性を一気に向上させられるのです」

MuleSoftはフレクトの中でも急成長を遂げている技術領域です。船木は入社後、MuleSoft専門部門の立ち上げメンバーとして声をかけられました。

船木 「入社していくつかの案件を経験したのち、推薦のようなかたちで、上司から打診されました。上司いわく『MuleSoftは今後フレクトの大事な案件になるから、技術力の高い人が必要だ』と。新しいスキルには興味があったので、アサインを受けることにしました。私のクライアントとなったのは大手航空会社様でした。航空会社は、数多くの他社の航空機をコードシェアというかたちで利用しますし、さらに組織内にはさまざまな部署を抱えています。データを連携するべき案件が非常に多いので、MuleSoftを利用するのです」

MuleSoftを利用すると状況は一気に楽になります。たとえば、どのシステムからでもマイレージの会員情報を簡単に呼び出せるようになります。

船木 「かなり大規模なプロジェクトですので段階を踏んで進めてきました。最初に何を作るのかを決め、その後に航空会社の予約システムをMuleSoftを用いて分離させ、新しいシステムに乗せていきます。言葉にするとシンプルなのですが苦労は多いです。

たとえば、航空機の予約システムは、長期休暇やアーティストのコンサートなどのタイミングで、アクセスが殺到します。秒間数百人のユーザーデータを処理する必要があるのに、テストをしてみるとうまく処理できないことがあります。

また、APIをマイクロサービス化するときは再利用する際にスムーズになるよう、ある程度先の方向性を見通さなくてはなりません。お客様とディスカッションを重ねて落としどころを見つけていくのも、難しい作業です」

正解のない仕事だからこそ「何を正解とするのか」をみんなで模索する

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船木 「先端テクノロジーを扱うプロジェクトに関わっていくと、おのずと参考にするような成功事例が少なくなります。MuleSoftもまさにそうで、正解がない中で、プロジェクトチームで正解を作っていくような仕事です。自分の思っている正解がクライアントにとっての正解であるとは限りません。自分の視点だけでは間違えてしまう可能性もあるので、お客様はもちろん、メンバーそれぞれと話し合いながら、最適解に向かって進めるようにしています」

クライアントに対して最大の価値を提供するために奔走する船木。業務理解を深めるための学びも欠かしません。

船木 「クライアントの業界情報や歴史・文化を本を読んで身につけるようにしています。クライアントと会話する際に、文化や何を大切にしているかを知っていると、スムーズに話をすすめることができます。また、クライアントの業界について学んでいれば、自分たちが作るシステムがどんな役割を担うのかがわかる。システムを構築するための前提知識として、業界理解は必須だと考えています」

業務の最終ゴールはシステムの納品ではなく、クライアントに満足してシステムを使っていただくこと。顧客満足を追求し、船木は細やかな配慮を自らに課します。

船木 「大切なのは、お客様にとっての『お客様』のことまで考え抜くこと。一般的なお仕事では、目の前にいるお客様を意識して仕事をすることが多いと思いますが、私たちはシステムを開発する立場なので、その先にシステムを利用するエンドユーザーがいらっしゃいます。お客様が満足していても、その先にいるお客様の満足が得られなければ本当の意味での成功とはいえません。

今の案件でいえば航空会社様が意識しているお客様、つまり乗客の方々にまで意識を向けるようにしています」

すべては、クライアントに最大の価値を提供するため。だからこそ船木は、チームメンバーの満足度も大切にしていると話します。

船木 「お客様に満足してもらうには、自分自身も、チームメンバーも満足度の高い状態で働いていることが大切だと思っています。自分たちが満足していない状態なのに、お客様に満足を提供するのは難しいでしょう。だからこそ、メンバーみんなが楽しく働けるような状態を作りたい、満足度の高いチームでありたいと常に思っています」

「お客様が実現したかった新しい世界」に向けて、歩みを進めていく

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顧客満足、チーム満足を軸に、プロジェクトに挑む船木。フレクトという会社にはどのような魅力を感じているのでしょうか。

船木 「先端テクノロジーに挑戦していること、お互いの意見を聞きながら働くことができることなど、いろいろなポイントがありますが、経営層との距離の近さも魅力だと思っています。経営層との距離が近いと、経営理念や事業戦略を近くに感じることができるので、納得感を持ちながら働くことができるのです」

船木の直近の目標は、プロジェクトを完遂させること。お客様に対しても、またフレクトに対しても、高い価値を提供したいと思っています。

船木 「CI事業部の目指すサービス提供価値は『先端テクノロジーで新しい顧客体験をカタチにする』です。プロジェクトで目指しているのは、安定的なデリバリー。満足度が高い状態で稼働を迎えること、稼働後も安定していること、そして、お客様が実現したかった新しい世界が提供できていること。

これらを大切に、目の前のプロジェクトに集中していきます。もう少し中長期的な話をするのであれば、今取り組んでいるマイクロサービスの技術をしっかり身につけることで、他のクライアントのシステム開発にも活かしていけたらと思っています」

船木が、今取り組んでいるのは、過去の成功事例や正解がない仕事。だからこそチーム・お客様含めて、納得のいく正解を作っていくことが大切だと船木は考えます。

船木 「フレクトが大切している行動基準『FLECT WAY』の中に『チームの成功にこだわる』があります。自分だけでも、自社内だけでもなく、お客様含めたプロジェクトチームを想定しています。お客様にとっての成功がフレクトにとっての成功だというところに共感しています。

「お客様が実現したかった新しい世界」の実現に向けて――先端テクノロジーを駆使しながら、船木はこれからも歩みを進めていきます。