個人のスキルに頼るのではなく、組織全体の能力を底上げしたい

金子 「マネジメントを任される立場として、圧倒的な技術力を持ったスペシャリストを一人育てるよりも、誰に任せても確実にお客様へ満足を届けられるような、総合力の高い組織をつくりたい」

そう語るのは、2017年に中途採用によってフレクトに入社し、現在はPL、PMとしてシステム開発・保守業務に従事する金子剛士。

システムエンジニアとしても高い技術力を持つ彼は、IoTサービスの構築からWebアプリケーションの開発まで、数多くのプロジェクトを担当し、フレクトに大きな成果をもたらす存在です。

金子 「例えば、荷役自動車に専用のデバイスを取り付け、稼働状況を監視できるシステムや、建物に設置したデバイスにより建物の状態をモニタリングできるシステム。また、お客様のデータを管理する管理アプリケーションなど、幅広い分野、業界を担当させていただいています。

自分自身がマネジメント兼エンジニアとして開発に携わることも多く、忙しいながらもやりがいのある日々を送ることができています」

そんな金子が目指すことは、組織全体の標準化。飛び抜けた技術力を持った少数精鋭部隊をつくるよりは、すべてのエンジニアがお客様の期待にしっかりと応えることができる、総合力の高い組織です。

金子 「技術力が低くても良いというわけではありませんが、少数の優秀なエンジニアに頼りきりという状態では対応できる案件の幅が狭くなったり、納期が遅れてしまったりします。それでは結果としてお客様に満足いただくことはできません。

誰に頼んでも、期待したレベルの価値をお届けできる。お客様が本当に求めている要素を捉えて、より多くの人に価値を届ける手法を常に考えています」

自分自身のキャリアをデザインしていくために、フレクトを選んだ

▲代表取締役CEOの黒川との距離も近く、気軽に話しができる環境も気に入っています

今でこそ経験豊富なエンジニアとして活躍している金子ですが、エンジニアとしてのキャリアのスタートは意外にもあっさりしたものだったといいます。

金子 「理系の大学で数学を専攻していましたが、就活をあまりまじめにやっておらず、なかなか働き先が見つからない状態でした。とりあえず、どこかに就職しないといけない。

そんな中で考えついたのは、『システムエンジニア』の仕事でした。働き始めの頃は、とりあえず手に職を付けられるし『これでいいか』ぐらいの軽い気持ちでした」

ある意味、消去法的にエンジニアとしてのキャリアを歩み始めることになった金子は、持ち前の論理的な思考と適応能力を武器に、エンジニアとしてのスキルを高めていきます。

しかし一方で、スキルが高まるからこそ、課題や今後への不安が透けて見えるようになってきました。

金子 「新卒で入社し、約5年間働いたときに、なかなか今後のキャリアについてイメージを持つことが出来ませんでした。案件として回すことはできるようになりましたが、自分から主体的に動けていないことで、結局待機しているだけになってしまうこともありました。結果漠然と将来に不安を感じるようになりました」

そうして開始した転職活動。そこで金子はフレクトと出会います。

金子 「当時、ホームページ上でフレクトが大事にするバリューの一つとして『オーナーシップ』という言葉を掲げていました。自らの意志で考え行動できる、オーナーシップを持った働き方が求められるというのは、当時の自分に最も必要だと感じていたので、大きく惹かれました」

層の厚い組織で、一人ひとりの力を最大限引き出せるように

▲社内サークルのボルダリング部でのひとコマ。アタックプランを模索中

フレクト入社時にマネジメント志向があることを伝えていた金子。入社から約半年経った頃、チームのリーダーが退職したことを受けて、リーダーを引き継ぐことになります。

メンバーを抱えてのリーダーは初めての経験で、人をまとめることの難しさに苦戦したといいます。

金子 「自分一人ではできないからからこそ、メンバーと力を合わせて一つの仕事をやっていくのがチームです。ですが、誰にどうお願いすれば最も効率的に仕事をこなせるのか悩み試行錯誤しました。

今まで自分の経験上の勘で行っていた作業も、可能な限り手順書として残し、チームとして協力しながら作業ができるように工夫をしました。

例外的なケースも多くあり、100%上手くいったわけではありませんでしたが、業務を標準化することでチームをまとめることの大切さを学んだ経験でしたね」

その後、フォークリフトのIoTプロジェクトに携わり、2020年1月より建物のIoTモニタリングプロジェクトの開発を担当するようになった金子。そこで、初めてPMを任されることになりました。

金子 「私を含めてメンバー4人のプロジェクトでしたが、経験豊富なメンバーが集まりました。過去の経験を活かして的確に指示を出すことを意識して、ある程度スムーズに仕事を回す実感が得られて嬉しかったです。

その後、別の案件では若手メンバーが入るPLも担当しましたが、経験が浅いメンバーにも業務の意味や意図をしっかり説明して、作業をサポートするなど、チームを機能させることを一番に考えて行動していきました」

技術的にも経験的にも強みのあるベテランから、フレッシュで新しい技術を取り入れるスピード、柔軟性の高い若手まで在籍していることが、フレクトの強みであると金子は考えています。

総合力の高い組織だからこそ、チームとして標準化させる価値があるのです。

金子 「尖った強みを持つメンバーがいるので、どのメンバーにどの仕事を任せるかを見極めることがPLの役割として重要になると感じています。特に今はリモートワークが中心になっているので、定例会でこまめに進捗やクオリティをチェックすることで、メンバーの力を最大限に引き出せるよう意識しています」 

能動的に行動できる文化を作り、プロジェクトを前に進める

一人ひとりが長期的に関われるプロジェクトをさらに増やすことで、案件の全体像を把握し、技術面でもマネジメント面でもスキルを伸ばせる「若手が成長できる環境をもっと整えていきたい」と金子は考えています。

金子 「現在、案件を獲得することにもチャレンジしています。既存のお客様の追加開発について積極的に提案し、今まで以上に長期的な関係を築けるよう努力しています。

そのためにも、日頃の仕事でお客様から信頼を得ることが大事です。目の前の仕事を真摯にこなし、自ら積極的に行動できるチーム作りに注力しています」

今後はより規模の大きなプロジェクトのPMとして活躍したいと語る金子。そのためにも、自分たちで動ける組織文化を大切にしたいといいます。

金子 「10人を越える規模のプロジェクトを担当すると、一人ひとりを細かく見ることが難しくなります。そこでプロジェクトのルールをガチガチに固めるのではなく、事細かに指示しなくてもメンバー一人ひとりが能動的に動いて、プロジェクトが前に進んでいく、そういう組織文化を根付かせる必要があると考えています。

フレクトにはより良いモノを作っていこうという意識が強く、お互い切磋琢磨しあえる社員がたくさんいるので、こういった社風に共感してくださる新たな仲間と一緒に働きたいです」

金子自身が多くの経験をしたからこそ、チームの若手によりよい環境をつくりたいという強い気持ちがあります。

その思いを胸に、顧客の課題解決に全力で取り組んでいきます。