趣味が高じてゲーム会社のサウンドクリエーターに

▲前職のゲーム会社を退職後、フレクトに入社するまでの充電期間にスカイダイビングに挑戦

私は中学生のころからゲームに興味を持っていました。学生時代には趣味でデスクトップミュージックをしていて、ヤマハなどが主宰するコンテストに応募していました。趣味が仕事になればと思い、ゲーム会社のサウンドクリエーターの職に応募しました。

入社後は希望通りサウンドクリエーターの部署に配属されました。しかし、当時のゲーム会社は過酷で稼働時間もかなり長時間でした。それでも社員みんなが、ゲームに対して熱意を持って仕事をしていました。私自身は曲を書いたり、効果音をつくったり、音声収録などを担当し、携わったゲームのサントラは8枚〜9枚ほどにもなりました。

自分の好きなことに携わることができ日々やりがいを感じていましたが、多忙で深夜まで仕事をすることも多く、一度立ち止まって考えてみようとゲーム会社を退職し、さまざまなことを経験しました。たとえば、レーシングカートやバイクツーリングなどです。スカイダイビングにも挑戦しました 。そのうちお金も尽きてきてしまったのですが……(笑)。

そして転職活動をする中で、IT業界に魅力を感じ、当時、エンジニア未経験でも募集をしていたフレクトに入社を決めました。会社が設立して間もないころのことですが、今、思い返すと面接で社長や同席したエンジニアの方の印象が非常によかったのを覚えています。

フレクトに入社、そしてSalesforceとの幸せな出会い

▲趣味のバイク。MCFAJのクラブマンロードレースに参加しています

入社後の半年間はキャッチアップを兼ねて、自社内での開発案件から始めました。フレクトでは現在ほぼ自社内での開発を行っていますが、当時はお客様先に常駐する案件が複数あり既存のチームにジョインする形でした。

神田 「具体的にはカスタマー向けのサービスサイトで、ユーザーのマイページを作成しており、私は設計や実装がメインでした。プログラミング言語の基礎的な知識はありましたが、知らないことも多く、キャッチアップをしながら業務を進めていきました」

フレクトに入社してエンジニアとして数年経験を積んだ後、大きな転機が訪れます。

当時、Salesforceを基盤としたクラウドインテグレーション事業を立ち上げることになり、フレクトは2009年にセールスフォース・ドットコム社のコンサルティングパートナーになり、クラウドインテグレーション事業を開始しました。

神田 「新しい事業の開始にともない、私も新しい案件にアサインされ、自社内で開発を始めました。当時の担当案件は単純なSalesforceの導入支援が多く、データをインポートするなどクラウド移行への支援をしていました」

Salesforceはクラウドプラットフォームですが、何も開発しなくても多くの機能を提供する完成度の高い製品です。そのため自身で開発をしていくイメージが持てず、不安もありました。

神田 「しかし、いざ使ってみるとSalesforceは、プラットフォームとして開発の自由度も非常に高いことがわかってきました。

もし仮にSalesforceを使わずにスクラッチで、Salesforce上に開発するのと同様のシステムをつくろうと思ったら、膨大な工数と時間が必要となる。そして、Salesforceは他のシステムとの連携も幅広く対応ができるので、率直にすごくおもしろいなと思いました」

また、Salesforceは年に3回バージョンアップがされていることが魅力的です。仕事をしていると、リリース前のテスト段階でSalesforceの新機能に触れて検証できる機会がよくあり、フレクトで仕事をする醍醐味のひとつです。

中には「この機能がリリースされたら、前からやりたかったあれが実現できるな!」と思う瞬間もあり、こういったときにはお客様にも積極的に提案してきました。

また、 Salesforceは他のクラウドサービスと比べて、最初からセキュリティまわりを担保するしくみを提供しているという点もポイントです。システムをゼロからつくることもできるし、ある程度のベースを生かして開発することもできるという選択肢の幅も非常におもしろいところです。

Salesforceエンジニアとして、お客様と会社のハブとなる仕事を

▲自宅でリモートワーク。スタンディングデスクで仕事をしています

Salesforceは、企業と顧客をつなぐ顧客管理ソリューション。マーケティング、営業、コマース、サービスなどすべての部署で、顧客一人ひとりの情報を一元的に共有できる統合CRMプラットフォームで、業界を問わずさまざまなお客様に導入されています。

とくに神田が担当した案件では、営業管理システムや人材管理システムなど、Salesforceが得意とする部分をお客様の要望に合わせてカスタマイズや、追加で開発していく案件が多く、直近では2年間ほど公共サービス系の企業向けの案件を担当していました。

神田 「そのお客様は大きな組織なので、それぞれの部署に対して必要なアプリケーションをSalesforceで開発していきました。大小さまざまなアプリーケーションを何十個も開発する案件でしたので、Salesforceを活用するプロジェクトの中でもかなり長い案件でした。

やはりリリースのタイミングは大きなやりがいを感じますね。そして、リリース後にお客様から『使いやすくなったよ』や『仕事の生産性が上がったよ』と言われると、なおのこと嬉しいです」

神田が仕事をする上で大切にしていることは、『お客様とフレクトをつなげるハブとなる自分自身がボトルネックにならないようにする』ことです。

神田 「お客様とフレクトの双方が共通認識を持てることが重要ですから。お客様の声をしっかりとフレクトに伝えていく、そしてフレクトがパートナーとしての意見をお客様に伝えていくなど、私がハブとなりスムーズに仕事ができるように努力を積み重ねています。

私はお客様先での常駐も長く経験しており、自社開発案件が中心のフレクトの中でも少し特殊な経歴かもしれません。しかし、お客様としっかり向き合い仕事をする時間が長かったので、その方が自分には合っていたのかもしれないですね」

Salesforceとともに地道に着実に──より良いシステム開発が使命

2018年にフレクトは、セールスフォース・ドットコムコンサルティングパートナープログラムで、『Gold Partner』認定を取得。またセールスフォース・ドットコム社から数多くの表彰を受賞するなど、おかげさまで『Salesforce×マルチクラウドのプロフェッショナル集団』として、認知いただけるようになりました。

今後の自身の展望について、自分のできる領域の幅をさらに広げていきたいと決意を新たにしています。

神田 「さらなる技術力向上のために新しい資格の取得を目指します。難易度の高いSalesforceの認定資格を取得して、専門性に磨きをかけて、常に変化し続けるお客様のご要望にも幅広く十分に対応できるようになりたいです。

また最近はリモートワークでの業務ということもあり、オンラインでのコミュニケーションが増えています。これまでひとりでお客様先に常駐していたこともあり、物理的に社員との距離が離れていましたが、オンラインのおかげで私の持っているナレッジを社内メンバーに伝える機会も増えてきました」

神田はこれまでエンジニアとしてSalesforceの著しい成長を現場で感じてきました。同時にフレクトでのSalesforceを基盤とした開発事例も着実に増えてきて、数多くの実績を出すことができました。

神田 「かれこれ10年以上、Salesforceを活用した案件に数多く携わってきましたが、その間にもSalesforceのサービス機能が追加され続けています。日々進化するSalesforceに対応できるようになっていきたいです。

私は複数のことを幅広く実践するよりも、ひとつのことに愚直に熱中するタイプですが、Salesforceに熱中してきた今ではSalesforceは自分の強みだと言えます。

また、複数のクラウドを組み合わせてシステム開発できるクラウドミックスという強みがフレクトにはあります。私の強みであるSalesforceと、他のクラウドサービスの強みをつなげて、よりお客様の課題を解決できる強力なサービスを提供することなどにも挑戦していきます」

普段は口数の少なく職人気質が漂う神田ですが、Salesforceエンジニアとして誇りを持って、今日も地道に着実に、いい仕事に精進していきます。