社内ではなく社外から財務会計の課題解決に関与できる立ち位置
監査法人に転職する原点になったのは、学生時代に留学先でのビジネスブログラムで会計学を学んだことです。新卒として就職した国際物流会社で営業職を4年間経験する中で、英語力を活かせる専門性を身につけようとUSCPA(米国公認会計士)資格の勉強を始めました。
すると企業の財務会計に関わる仕事に就きたくなり、大手メーカーの経理職に転職して実務経験を2年間積んだ後、USCPA資格の取得をきっかけにEY新日本に転職しました。会計のプロフェッショナルとして活躍するステージに、事業会社ではなく監査法人を選んだことには理由があります。社外に立ち位置を置き、クライアントの財務会計分野における課題の解決に深く関与できるアドバイザリー業務に携わることで、あらゆる産業や企業の発展に貢献できると思いました。
転職活動中は、他の4大監査法人にもアプローチしましたが、EY新日本に入所する決め手になったのは、説明会や面接の際に感じたEY新日本メンバーの皆さんの温かい人柄です。一緒に働く人で選ぶならEY新日本だと思いました。
一つひとつの経験がすべて成長につながる
私が所属しているFAAS事業部は、海外進出・上場、M&Aや組織・業務再編などの場面で、クライアント企業の成長をサポートするアドバイザリーサービス部門。現在携わっている業務は、決算支援サービスの提供と、新収益認識基準の導入支援です。
担当しているクライアントは、ある国内大手専門商社様です。さまざまな国・地域に展開する子会社が100社ほどあり、売上高は連結で2兆円を超える規模の会社です。決算支援サービスでは、要所要所でクライアントに出向き、財務部門担当者の業務をサポートしています。前職での決算業務経験と、EY新日本が持つ会計監査の知見やノウハウを活かしながら、連結決算に貢献できる。その影響力や規模感に決算支援サービスの醍醐味を感じています。グローバル経済の変化によって課題を抱えるクライアントの一員となり、ビジネスパートナーとして関われることがこの仕事のやりがいです。
導入支援を行っている新収益認識基準とは、日常的な取引による収益の認識を定めた新しい会計基準のことです。企業に与えるインパクトは絶大で、連結だけでなく親会社単体や子会社にも会計処理やルールの見直し、決算業務やシステムの変更などが必要となります。導入支援には、アドバイザリー業務の質や精度が求められます。財務諸表への反映にあたっては、会計基準とビジネスの実態を細部まで照らし合わせ、クライアントが混乱をきたさないように、簡潔かつ的確な助言が行えるように注力しています。
イントラネットからも情報を入手して対応にあたりますが、経験豊富な上司や同僚のサポートを受け、会計士チームとも連携できることは非常に心強いです。いずれの業務も、経験したことが一つひとつ自分の成長につながっているという実感があります。そして、入社1年目から積極的にエンゲージメント内の業務を任せてもらえることに、私のような監査業界未経験の中途採用者や若手の育成に力を入れるEY新日本のスタンスが強く表れていると思います。
ファミリーのように人を大切にするカルチャー
入社の決め手になったEY新日本メンバーの温かい人柄は、入社後にいっそう感じるようになりました。一緒に働くメンバーの人間性の良さは、EY新日本の一番の魅力と言えます。多忙な中でも時間を割いて疑問点や悩みの相談にのってもらえ、私の意見や考えもしっかりと受け止めてもらえることが、働き心地の良さにつながっています。それは、在宅勤務が中心であっても変わりません。
一般的には、孤独感が増す印象を持たれる傾向があるリモートワーク環境ですが、EY新日本ではリモート環境でも安心して働くことができています。また、業務以外の場面でメンバー同士が気軽にコミュニケーションをとれる制度も整っています。
その一つが、少人数のメンバーでグループをつくり、“ファミリー”という位置づけで互いに相談できる「カウンセリングファミリー制度」です。積極的に活用されており、オンライン上で声を掛け合い、バーチャルコーヒータイムを実施しているファミリーもあります。こうしたアクションが推奨されていることにも、EY新日本には人を大切するというカルチャーが根付いていることを感じます。
アドバイザリーとプライベートを両立させる毎日
アドバイザリー業務と聞くと、年間を通して多忙を極める毎日をイメージする方も多いのではないでしょうか。
入社する前は私もその一人でしたが、繁忙期を除けば残業もそれほど多くなく、業務を定時の9時30分に始めて17時30分に終える日も少なくありません。在宅勤務を活用することで通勤時間が減った分、映画やドラマを観賞してリラックスする時間も増えました。自炊を始めたことで料理が趣味になり、オンライン英会話を始めるなど、EY新日本に入社してからプライベートが充実しました。
私の目標は、海外に赴任してアドバイザリー業務に携わることです。そのためには、さまざまなプロジェクトを通して専門知識や知見を上積みしていく必要があります。その点、EY新日本には海外に広がるEYグローバルネットワークがあり、活躍の場を広げていくことが可能です。私のように、安心できる環境で自分を成長させたいと考えている方に対して、EY新日本は多くのチャンスを与えてくれる監査法人だと思います。
※ 記載内容は2023年6月時点のものです