部門間の連携やコミュニケーションこそ、業務を円滑に回すために不可欠

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私は2021年11月現在、惣菜部門のチーフ職に就いています。主に店舗で販売するお弁当やおかず、寿司、サンドイッチなどの製造・販売に関する計画管理業務やパートナーさんのシフト管理などを担当しています。

製造や販売の大筋は本部で決定されるため、それらをもとに店舗としての計画を立て、販売を進めています。たとえば、惣菜部門で販売するおすすめ品は月に6品ほど。価格はベースがおおむね決まっていますが、「今日はこれを積極的に売ろう」と、店舗で価格を調整して販売することもあります。

発注業務はベテランのパートナーさんと分担して行っています。ベテランの方には、イベント時の価格や発注数を決める際などの相談に乗ってもらうこともありますね。スーパーは地域や店舗ごとに売れる商品が異なりますし、年末年始やお盆などは特に違いが出やすいです。季節や天気に応じても発注数を変える必要があるので、その店舗での経験が長い方々の意見はとても勉強になります。

部門内での協力場面は他にもあります。たとえば、揚げ物を何種類か作るのですが、中には単品で販売するだけでなくお弁当に使うものもあります。その際、揚げ物担当とお弁当担当が連携して作業をしないと、売場に出すタイミングが合わず、お弁当自体が出せなくなってしまう可能性があるのです。

店長からもよく話があるのですが、部門内だけでなく店舗全体がひとつのチームとして機能することも何より重要です。そのため、部門の垣根を越えて連携を取ることも意識していますね。普段から部門をまたいだ素材のやり取りや調理作業の連携もありますから、ミスやトラブル防止のために素早い情報共有を心がけています。

スーパーは地域になくてはならない存在。地元の暮らしに貢献できる仕事

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栃木の店舗で働いている私ですが、生まれも育ちも栃木。しかし、大学時代は県外で学びました。

進路に悩んでいた時、栄養学を学んでいた親戚と両親からのすすめがあり、栄養学部のある大学を志望することに。当時、可能であれば県内の大学へ進学したいと思っていましたが、県外の方がさらに選択肢が広まるため、少し悩んだものの、栄養学部のある県外の大学を受験することに決めました。

栄養学を学ぶと、普段の食事や食品全般に関しても知識を得ることができます。管理栄養士の資格を取得できれば、就職先の選択の幅が広がりそうな点も魅力で、県外で学ぶことの背中を押してくれました。

実際、栄養学部からの就職先は、管理栄養士の資格を活かして病院や給食施設、食品会社など幅広いフィールドがあります。しかし、私としては「栃木に戻っての就職」という条件は外せないものでした。その理由は、実家で家族と過ごす時間を大切にしたいと思ったからです。

地元を離れての大学生活。大学では友人もでき、日ごろ寂しさを感じることはなかったものの、一人暮らしをしてみて、家に帰れば家族がいて普通に話をするだけでも心が休まるものだ、と改めて実感したのです。

就職活動では、食品会社やいろいろな業界の会社説明会にも参加しましたが、最終的にたいらやへの就職の決め手となったのは、当時エコスグループの採用担当だった方のお話です(※)。

 ※新卒採用の説明会は、エコスグループ(エコス・たいらや・与野フードセンター・マスダ)として、一緒に行っています。

説明会の際、スーパーは生活になくてはならない存在であること、そしてそこに携わる仕事の重要性を語っておられて、私自身その話に非常に共感できたのです。地域の人たちの生活を支える、そこになくてはならないものという、地元への貢献ができる仕事であることと、また一方で現実的な話ですが、なくてはならないものだからこそ仕事として安定しているのではないかと考えました。

その背景には、学生時代に地域の方の健康について関心を抱いた経験も影響しています。病院では健康に気遣わざるを得ない方たちを栄養面からサポートするわけですが、普段の生活の中から健康に気をつけようという人を地域でサポートする「健康保険センター」という機関の活動にも興味があったのです。形は違えども、スーパーは食を通じて地域の人の健康に貢献できる仕事だと直感したことも大きかったですね。

新しい店へ新しい立場で異動となり、先輩のアドバイスから多くを学んだ

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今所属している惣菜部への配属は、私自身の希望でした(※)。入社直後の研修で全部門を回ったのですが、惣菜部こそ大学時代に学んだことを一番活かせる部門ではないかと思ったからです。

※配属部門は希望を取っており、基本的には第一~第三希望内で調整しております。

最初に配属された店舗には入社2年目までいましたが、チーフのもとでただただ目の前の作業をこなすのに精いっぱい。そして3年目で配属された2店舗目で、チーフとして仕事をすることになりました。最初は上手くいかないこともありましたが、本部からアドバイスをもらったり、前年実績を参考にしたりと、手探りをしながら新しい店舗に慣れていきました。

印象に残っていることのひとつが、父の日のできごとです。チーフとして配属されてすぐに父の日があり、ご馳走メニューを多く準備することになりました。前の店舗と比べて、惣菜の製造数が少ない店舗だったので、店舗がにぎわうイベントであっても材料などを発注し過ぎると大変なことになると思い、先輩に相談することに。

たとえばピザなら1回の発注で10枚届きます。こちらの発注に対する相談をしましたが、製造のタイミングについても教わることができました。以前の店舗では一度に1日分を焼いていたところを、こちらの店舗は製造数にあわせて「午前と午後で分けて焼く」というアドバイスでした。店舗によって発注数だけではなく、いつ製造して店頭へ並べるかといった運営方法も異なり、そこまで考える必要があるのだと学ぶ機会になりましたね。

実務的なことだけではなく、先輩方からはチーフとしてのあり方など、多くのアドバイスをもらいました。たとえば、自分の理解できていないことについて質問された時の対応です。

ある時、パートナーさんから自分が理解できていなかった内容を質問されたことがありました。その際に私はあいまいな返事をしてしまったのです。それを見ていた先輩に「パートナーさんを混乱させてしまう。分からない時は分からないといい、確認してから後で伝える、など明確にしておくこと」と言われました。 

それ以降は分からないことは丁寧に確認するようにし、変に見栄を張らないことにしました(笑)。この失敗を次に活かしていこう、という前向きな気持ちで、気を付けて取り組むようにしています。

自分の仕事が誰かの楽しみに。つながり続ける喜びのバトン

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日々仕事をしている中で、嬉しいのはお客様から、「この間この商品を食べておいしかった」と直接お声がけいただけることですね。

お客様が以前置いていた商品を探されていたことがあり、商品の入れ替えでやむなく置けなくなったことをお伝えすると、「おいしかったから好きだったんですよ。次に出るのを楽しみにしています」とお言葉をいただけたこともありました。直接、お客様からいただける声は励みになりますし、仕事のやりがいにつながっています。

来店されるお客様の数から考えて、直接お声がけくださる方のほうが少ないため、いただいた言葉はよく覚えていますね。自分の仕事が誰かの楽しみにつながっていると実感できる素敵な瞬間です。

そういったやりがいを感じる一方で、チーフとしてはもっと成長しなければならないという思いも強いです。在庫管理や販売計画など、まだ一人前とは言えないので、ひとつずつできるようになりたいと思っています。

やはり、楽しみながらも結果を出している先輩の姿を見ると、私もあんなふうになれたらいいなと感じますし、尊敬しています。もちろん、私自身も仕事は楽しいですが、ただただ必死でやっているという部分もあるので、身近にそういう先輩がいるのはありがたいことですね。

たいらやに入社して6年目。素敵なお客様や先輩に出会えたのはもちろんのこと、地元である栃木で就職をすることができて、本当に良かったと思います。たいらやは県内の北から南まで店舗がありますが、異動の際も店舗名を聞いただけである程度場所の想像がつきます。多少遠くの店舗であっても家族に会える距離で、私にとっては安心できる環境で仕事ができているなと感じています。

学生から社会人になった当時も慣れないことが多くて大変でしたが、私の場合は家族に話を聞いてもらうことでやる気が出ましたし、精神的にも安定できていい方向につながったと思います。

県外へ行って新しいことに挑戦しようという決意をするのは、とてもすばらしいこと。でも、私は地元に戻るほうが向いていると思って、今の働き方を選択しました。見慣れた景色があるだけで寂しくない、家族に会うことで心が休まる。そんな経験は誰にでもあると思います。そのことで仕事に打ち込む心の余裕が生まれるので、地元で就職することを検討している方にはそういった部分をおすすめしたいなと思いますね。