未経験でもリクルーターにキャリアチェンジするために。掴んだチャンスは海外にあり!

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▲マレーシアのペナン島にて

私は26歳のときに経験した初めての海外移住で、マレーシアに足を踏み入れました。チャレンジしてみたかった、未経験でリクルーターという仕事ができるチャンスが、マレーシアにあったからです。

大学を卒業して初めて就職したのは、外食産業の企業でした。接客業が好きなことと、海外に行けるチャンスがあることが選んだ理由です。実際に入社してみると、外食産業での勤務はとてもハードで、体調を崩すこともあって、相当経験を積まないと海外には行けないということがわかりました。

そんな中、会社の人事の方と仲良くなり、採用活動の手伝いをする中で「自分の好きな会社に、自分が素敵だなと思った方に入社してもらう」ことが、楽しいと感じる自分に気づき、リクルーターになりたいと思うようになりました。人と交流することが好きな性格も相まって、リクルーターは自分に合った仕事だと感じました。

リクルーターになる!という強い意志を持って転職活動を始めましたが、日本にはリクルーター未経験の人材を中途採用してくれる企業はほぼありませんでした。それでも20代のうちにキャリアチェンジしたいと強く思っていたので、諦めずに視点を変えてみました。「もしかして海外ならば、その国で日本人を採用するリクルーターの需要があり、未経験でも雇ってくれる企業があるのでは」と。海外勤務に目を向けて探したところ、東南アジアに希望する職種が多くあることがわかりました。その中で、マレーシアに拠点を置く日系のIT企業に就職を決め、2020年2月にマレーシアに移住しました。

移住への不安はもちろんありましたが、それよりも「リクルーターになりたい!」という気持ちに突き動かされて、飛び込みました。

2年で帰国の予定を取りやめ。マレーシアの生活が楽しくて、予定は未定に

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▲DXCマレーシアの同僚たちと。1番左は、日本のお客様向けのサービスチームのリーダー

とにもかくにもリクルーターになりたかった私。マレーシアにこだわりがあったわけではなく、まずは2年の就労ビザを取得できたことで「マレーシアで2年リクルーターとして働いて経験を積んだ後、帰国して日本でリクルーターの職を探そう」と考えていました。

ところが、マレーシアでの日々がとても楽しかったんです!移住直後に新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の流行が始まったため、旅行してみたいと考えていたところにもまだ行けていないと考え始めたら「2年での帰国にこだわる必要もないし、もう少しマレーシアにいようかな」と思うようになり、帰国せず今に至ります。

マレーシアでDXCに転職したことも、マレーシアでの生活を続けることになった大きな理由です。DXCでは、幅広い職種の採用を担当することができるので、リクルーターとしてさらにチャレンジできています。

また、DXCのカルチャーも気に入っています。DXCに応募した際、どの方と面接をしても私にしっかり向き合ってお話してくださり、社員一人ひとりを大切にしている姿勢が伝わってきました。

また、2023年1月現在、採用を担当している日本のお客様向けのサービスチームは、ひとつの大きな家族のような、とてもフレンドリーであたたかいチームで、父親のように親身なリーダーの下、和気あいあいと仕事に取り組んでいます。このようにメンバー間の距離が近いチームでは、入社後もすぐにみなさんと打ち解けることができました。

そもそもマレーシアには、フレンドリーであたたかい人が多く、のんびりしているので、とても心地良く感じるんです。

自由気ままなマレーシアの充実したライフスタイル

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▲週末の様子 ──カフェに行ったり、バドミントンをしたり、お買い物をしたり……。

マレーシアは生活しやすい国だと思います。

まずは、生活費が安いところが魅力です。とくに住居費が安く、現在住んでいる1LDKの広めのコンドミニアムは、日本と比較すると破格の家賃です。食費も安く、外食しても高額ではありません。外食の場合は「GrabFood」などの宅配サービス(日本の宅配サービス「Uber Eats」と同等のもの)も充実しています。

また、1年中常夏の気候で、マレーシアの人々のフレンドリーでのんびりした気質は、この気候のせいなのかなと思ったりもします。そんな国に移住してきた人たちだからか、マレーシアにいる日本の方たちも、フレンドリーな方が多いです。

私は最初の会社の同僚のつながりから、現地のマレーシア人の友人を増やしましたが、日本人の友人も作りたいと思い、SNSでマレーシアに移住した日本の方を探して連絡を取って、友人を増やしていきました。日本人の移住者の方の中には、マレーシアでsurviveしていくため、SNSで真剣に情報収集をしている方がとても多いんです。私のように単身で移住してきた方、お子さんがマレーシアで教育を受けるからと親子留学してきた方、とりあえず海外移住!と飛び込んできた方など、それぞれに多様な背景を持っていて、「マレーシアでsurviveしていこう!」という共通項目があるためか、すぐに仲良くなれて、おもしろいです。

私の1日の過ごし方は、コロナ禍の影響を受けて、平日はほぼリモートワークでの勤務です。勤務時間は午前9時から午後6時までで、必要なときは残業をすることもあります。ランチは宅配サービスを利用することが多いですね。

勤務後は、自宅で夜ご飯を作ったり、のんびりしたりして過ごしていますが、毎週1~2時間、友人たちとバドミントンで汗を流しています。マレーシアではバドミントンがとても人気なんです。

週末はよくバドミントンをしていますが、友人と買い物に行ったりカフェに行ったり、はたまた自宅でのんびり1日過ごしたりと、自由気ままに楽しんでいます。

チャレンジする人を応援してくれる国、マレーシア

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▲ハリラヤの日に

日本からマレーシアに移住する方には、何かしらにチャレンジしてみたい!という人が多いなと感じます。同世代(20代半ば~30代)の場合、日本で1~2社で勤務した後、「やっぱり海外に行ってみたい。ワーキングホリデーもいいけど、現地で就職して働いてみたい」「学生のころに留学できなかったから、一度は海外でチャレンジしてみたい」と移住してくる方がよくいらしゃいます。年齢が上がるにつれて「一年中暖かいところに住みたくて」とチャレンジされる方も多い気がします。

マレーシアには、チャレンジする人をあたたかく見守って応援する気質があり、チャレンジしてみたい!という方が過ごしやすい国だと思います。仕事の募集でも、未経験OKというものが多いです。また、あらゆる業界で日本語が必要となるポジションがあるので、日本語を話せる方には、チャレンジできる幅が広いですね。

チャレンジしたいけど、マレーシアの生活は自分に合うかな?と心配になる方もいると思います。マレーシアは日本に比べてのんびりしている国なので、良い意味で大雑把な方に合う国かなと思います。細かいことを気にせずにやっていける方ですね。

たとえば、バスは遅れるのが当たり前とか、何かの申請をしても、担当者によって対応の仕方が全然違うとか、そういったことにも「まあいいか、なるようになるよね」とおおらかに向き合える方。自分にも他人にもおおらかな人が合うと思います。私は、そういうタイプだったみたいです(笑)。

移住の手続きなどにも不安があるかと思います。企業によって異なりますが、DXCでは、ビザの申請などは代理店を通してサポートしますし、その費用は会社で負担します。

そのほか「何を持って行くのがいいのか」「保険や税金はどうなるのか」「医療事情はどうなのか」といった疑問が出てくると思いますが、インターネット上に、こういった疑問に対して情報提供をしているブログなどがたくさんあります。どのサイトがおススメかといったことをお伝えできますし、もちろん私自身が相談に乗ることもできます!

海外移住にチャレンジしてみたい気持ちがあるようでしたら、ぜひマレーシアで働いてみませんか?DXCでは、日本語で業務をする職種を募集しています。IT業界での経験がなくても大丈夫。「経験がない」といった不安は横において、まずはぜひチャレンジしてみてほしいです。

私は、海外移住もリクルーターの仕事も未経験でマレーシアに飛びこみましたが、いつの間にか3年目を迎えます。道は開けていきます。私自身がその証明のひとつです!