命に関わる責任とやりがい。“ものづくり”で“ものづくり”の現場を支える

子供の頃からプラモデルや工作が好きで、大学では機械工学科に進みました。

友人は自動車関係に就職する人が多かったのですが、私は一部分の設計ではなく、「生産現場の近くで、スケールの大きい多種多様な機械設備に関わりたい」という想いがあり、生産の設備投資計画の立案から、投資の実行、設計、選定、導入、メンテナンスまで広く関わることができる製薬企業の“工務職”に興味を持ちました。

製薬業界は人々の健康・命に関わる業界であり、高いレベルの品質が要求されます。その中で工務職は、設備担当部門として広範囲にわたる知識、経験が必要となり、その分やりがいや達成感も大きい点が魅力となりました。

スピード感と柔軟性に魅力──住友ファーマとの出会い

▲三重県鈴鹿市にある工場の外観

住友ファーマを志望した理由は、工場のエンジニアリングを担当する工務部門を自社組織として持っていたためです。

工務部門が自社工場にあることで、生産設備などへの投資や維持管理について、自社独自のコンセプトを持って設計することができます。また、生産現場とも直接やり取りができるため、スピード感を持ち、グローバル化やコスト削減などにも柔軟に対応することが可能です。

私は「ここでなら、自分の能力を高められる」と感じました。

加えて、面接時の、一人ひとりの人物をしっかり見ていこうという姿勢や、選考中の社員座談会で社員の方の雰囲気が自分に合うと感じたことも、住友ファーマに好感を持った理由です。

若手から裁量の大きい仕事にチャレンジできる

入社1年目の4月から9月までの半年間は、技術研究本部や製造現場での実習を通じて医薬品製造についての知識を、10月の工務部配属後は先輩についてOJTで業務フローを学びました。

2年目は試験部門の設備投資業務を担当、3年目からは包装部門の設備投資業務を担当しています。

鈴鹿工場の工務部で働くのは20名余り。少人数の部署ですから一人ひとりの責任範囲は大きく、私が就職活動でこだわった「スケールの大きい多種多様な機械設備に関わる」ことが実現できており、大きなやりがいを感じています。

以前、試験部門に分析システムを新規導入した際に、設備/機器の選定から導入までのプロジェクトを担当した経験があります。

設備/機器の選定については、メーカーや現場担当者と情報交換し、品質・コスト・納期から総合的に判断する必要がありますし、導入の際には、導入設備周囲のインフラ構築、検証項目などの内容検討、運用方法検討など、さまざまな課題がありました。

初めて担当した大きな案件でしたが、プロジェクト体制を構築し、導入スケジュールや予算管理、対応すべき事項の取りまとめをおこない、他部署の多くの担当者に協力してもらうことで、何とかスケジュールに合わせて導入することができました。 

新規システムであるため検討期間が長く、苦労も多かったのですが、その分無事稼働したときは、非常に大きな喜びと達成感がありました。

現場目線と俯瞰した目線を大切に。専門知識を活かした+αの付加価値

さまざまなプロジェクトを進めるにあたって心がけていることは「全体目線で物事を考える」こと。

例えば、新薬の製造ラインを新規導入するとしましょう。現場にいるメンバーからの要望は「ロボットを導入し、できるだけ人手のかからない効率の良い設備にしたい」。しかし初期投資のコスト、納期、他のラインとの互換性、メンテナンス性、ランニングコストなど、あらゆる条件を総合的に判断して導入機械を決定する必要があります。いくら一つ一つのスペック(仕様)が良いものを導入したとしても、総合的にはベストの選択にはならない可能性があるため、全体を見て、現場にとって最適な選択をしなければならないのです。

このように専門知識を駆使し、総合的に最適な選択をすることが工務職としての付加価値だと思います。そういった専門知識は、メーカーの担当者や、現場のオペレータなどから学ぶことが多いため、日頃から関係部署の方々との円滑なコミュニケーションが重要となります。

私は良好な人間関係を築くために、すぐにレスポンスを返すこと、またface to faceにてコミュニケーションをとることを日頃から意識し取り組んでいます。

さらに今後はグローバル化への対応も必要となると思いますので、いつでも対応できるように英語や中国語の勉強をしたりと、自身が成長し貢献できるようしっかり自己学習に励んでいきたいと思います。