がん治療に貢献したい──兄のがんから生まれた想い

▲当社のがん部門はこれから成長していくイメージ。チャレンジングなことに挑戦したい私としては理想的な環境だったため、入社を即決しました

私は高校生の頃から、製薬業界で薬の研究・開発をしたいと思っていました。この想いを抱くようになったのは、私が中学生のとき、実の兄ががんになったことがきっかけでした。

約15年前で薬も充実していなかったですし、助かったとは言え、身近な家族が苦しんでいたのを見て、薬の開発に携わりたいと思うようになりました。15年前に比べると今は新しい薬が出てきておりますが、まだ治療が行き届いていない部分もあるので、がん治療に少しでも貢献したいと考えています。

想いがかなって大学では薬学部へ進学できました。その後、研究・開発に携わりたいと考えていたので、大学院(薬学研究科・薬科学専攻)に進学しました。就職活動では、もともと製薬業界に絞っていて、その中でもがんの研究をしている企業を中心に見ていましたね。職種としては、より臨床現場に近く、薬の上市スピードに大きく貢献できる点に魅力を感じ、開発職を選択しました。

また、会社選びの基準として、完成しきっている組織よりも、成長課程にある組織で働きたいと思っていました。というのも、そのような組織の方がさまざまなこと、チャレンジングなことに挑戦できると考えていたからです。そうした環境は、いろいろなことを考えて取り組むことが好きな私の性格に適していると考えていました。

がん研究を手がける企業を見る中でも、大日本住友製薬のがん部門は、これから成長していく部門であり、重要な局面に携われることに魅力を感じました。

あとは、会社の雰囲気が自分に合うと感じました。企業側が学生を評価しているような雰囲気がなく、学生のことを考えてくれていて好印象でしたね。大学で行われた合同説明会で話を聞いた際、人事担当の板倉さんは私の質問に的確に答えてくださって、その点でもきちんとした会社なのだなと思っていました。

その後、大日本住友製薬から内々定のご連絡をいただいたとき、自分の直感を信じて他の会社をすべて辞退し、入社を決めました。

入社後の成長──メンターおよびプロジェクトを通した学び

▲新入社員には、入社後1on1でメンターの先輩が付きます。ビジネスの基礎から社会人生活まで幅広くサポートしています。またメンターはマネジメントスキルを磨く機会にもなります

入社後は、オンコロジ―臨床開発部に所属しました。最初の1年間は、臨床試験のモニター業務という、各病院にて臨床試験が関連法規や計画書に則って適切に実施されているかをモニタリングし、データの収集や進捗状況を管理する業務を担っていました。

2年目から現職の臨床企画に所属しています。

入社してから感じたのは、先輩からのサポートが非常に手厚いことです。私の場合は2年目から職種が変わったこともあり、1年目と2年目それぞれでメンターの先輩がついてくれました。4年目の現在でもプロジェクトで悩むことがあれば当時のメンターの先輩に相談しています。

最初は、先輩が担当するプロジェクトをサポートして仕事を学んでいました。メンターの先輩からは、業務内容に加え、働き方や考え方(論理的な思考方法や相手に合わせたコミュニケーション方法など)を学びました。

メンターの先輩とは密にコミュニケーションをとるため、自分とは異なる思考方法を自然と身に着けることができます。あの先輩ならどう考えるかなど視点を変えて考えられるようになるので、思考の幅が広がりました。

ビジネスの基礎を1年目や2年目の早い段階で教えていただけたことは、大きな財産であったと感じています。ある程度仕事の理解が進むと私がプロジェクトの主担当となり、先輩がサポートしてくれる形で業務の理解をさらに深めることができました。

メンターの先輩からの学びに加えて、プロジェクトを通して学んできたことも多いです。

普段からアメリカのメンバーと仕事をすることが多いのですが、以前、語学や文化の違いが原因で私の提案をうまく受け容れてもらえず、悔しい想いをしました。また、日本でもお互いの部門の主張を理解できていなかったことが原因で意図していた結果が得られず、コミュニケーションを無駄に取ってしまったことがありました。

これらの失敗の共通点は、自分と相手が異なる考え方や文化を持っているにも関わらず、工夫をせずいつも通りにコミュニケーションを取ったことです。それからは、自分の考えを丁寧に説明することと、相手の意見の背景を理解することを意識しています。

こういった実体験を経て、コミュニケーション能力の重要性を痛感しました。百聞は一見に如かず。さまざまなことを経験できる環境は成長につながると実感しています。

臨床企画職は、他部門の人とコミュニケーションを取ることが多いので、このときの経験は今に生きていると思います。

若手のうちから責任のある仕事ができる──臨床企画職・テクノロジー導入

▲「挑戦」をキーワードにしている当社では、やる気と能力のある社員には若いうちから成長のチャンスがたくさんあります!

2020年現在携わっている臨床企画は、臨床試験を計画する仕事です。

開発している薬の候補が人に期待する効果を示すのか、安全性があるのかを検証するために臨床試験を行うのですが、正しく評価するためには臨床試験の計画を練り上げることが重要です。

なぜなら、いくら優れた効果を持っている薬の候補でも、臨床試験の計画が不十分であれば、臨床試験は失敗してしまうんです。そういった意味でも、臨床企画は、臨床試験の成功に大きく関わる責任のある仕事なので、強いやりがいを感じています。

一般的には、臨床企画を志望していたとしても、他職で5年から10年程度の経験を積み臨床試験に関して理解したのちに、臨床企画職へ異動する流れが多いと思います。

一方、当社の場合は臨床企画として働きたい希望があり、タイミングが合えば、私のように年次の若いうちから責任の大きな仕事を経験できる場合もあります。

また、私はグローバルで開発を予定している薬の候補を担当しているので、グローバルプロジェクトチームに所属しています。普段、チームは、臨床試験を進めるために必要なメンバー(非臨床・安全性・統計・臨床薬理・臨床企画・薬事担当者など)から構成されますが、グローバルプロジェクトチームは各メンバーが日米混合で構成されているんです。

今はアメリカのメンバーとほぼ毎日オンラインでミーティングしています。約20人とやり取りをしていますね。ひとりでアメリカメンバーとのミーティングに参加することもあります。

このチームでは、臨床試験を開始するために、臨床試験実施計画書(プロトコル)を検討しています。優秀な海外メンバーと仕事する貴重な機会なので、非常にモチベーション高く取り組んでいますね。

臨床企画は研究職がつくり上げた薬の候補を、臨床試験を通して、薬として仕上げる最終段階の役目を負っているんです。しっかりと初心を忘れず、がん患者さんの希望となる薬を世の中に出していきたいですね。

ほかにも、新規テクノロジーの導入・検討の仕事もしています。当社ではデジタル化を推進する部門が新設され、デジタルトランスフォーメーションを強力に進めており、私はオンコロジー部門におけるデジタル化のリーダーを任されています。私自身、新しい技術を見るのが好きなので、やっていて楽しいですね。

今は若手社員のメンターもしていて、私が若手のときに教えてもらった中で大事だと思ったことは伝えるようにしています。とくに、仕事を教えるだけでなくビジネスパーソンとしての基礎を教えられるように意識して取り組んでいます。

グローバル開発をリードし、いちはやく薬を届ける──挑戦を重ねて

▲海外子会社への出張にも若手から行くことができます!実際お会いした後は、グローバルなメンバーとの業務もスムーズになるので出張はありがたかったです♪

近年、薬の開発は日本だけでなくグローバルで実施されることが標準的になっています。中でも、アメリカのメンバーは非常に優秀で、開発に関わる多くの仕事(臨床企画・臨床薬理・生物統計など)をアメリカのメンバーがリードしているんです。

私としては、そのような状況に割って入って、グローバル開発をリードできる臨床企画職になりたいと考えています。

グローバルで働く上でも臨床企画職としての仕事内容は変わらないのですが、専門性の高さをもっと上げていく必要があると思います。そのためには、5年程度もしくはそれ以上かかるかもしれません。先輩でグローバル開発をリードしている臨床企画の方がいるので、その先輩を前例にしてがんばりたいです。

目標はグローバル開発をリードできる臨床企画になることですが、その過程で身に着けたことを他のメンバーや部門に還元することで、会社にも貢献したいと思っています。薬をいちはやく届けることが私の想いであり、それは個人で達成できることではないので、会社全体と共に成長していくことが、そうした想いを実現するために重要であると考えています。

これまで幅広く業務に携わる中で感じる当社の強みは、“挑戦の姿勢“だと思います。他社と比較しても、新しいことや困難なことに挑戦していこうという雰囲気があります。研究・開発が困難な疾患へ治療を届け続けるためには、新しいことに、困難なことに挑戦していくことが大事だという考えがあり、それをもとにしっかりと行動に移せているんです。

また、上司が思い切って若手に責任のある仕事を任せてくれていて、サポートしてくださることが、会社として挑戦を重ねられている大きな理由だと感じています。

学生のときに予想していた以上に、若手のうちから責任のある仕事を任せてもらえていると実感していますし、その分自身の成長を実感できています。挑戦を謳っている会社は多くあると思うのですが、大日本住友製薬は本当に挑戦を重ねている会社だと思いますね。これからも挑戦を重ねて、自分の目標や使命を達成できるよう尽力していきます。