研究職出身の自分だからこそ、できる採用がある

▲歴史ある企業でありながら、新しいことへの挑戦をどんどん後押ししてくれる、そんな会社です

2020年現在、私は人事部にて、採用や研修を担当しています。

人事部配属になる前は研究本部で薬理研究者として、細胞や動物をツールに薬の元となる化合物の効果を評価する仕事をしていました。

実はもともと薬学部出身で、チーム医療に貢献するため、病院で働く薬剤師になりたいと考えていたんです。しかし、研究室に所属したタイミングでES細胞に代表されるような幹細胞の研究に携わり、その可能性に惹かれていきました。

そのため、幹細胞を扱う会社に絞って就職活動を開始。再生医療に強みを持つ、大日本住友製薬(旧住友製薬)と出会い、入社を決めました。

入社後11年間、研究本部に所属し、数多くのテーマを研究させてもらいました。そして、そういった経験から得た広い視点を還元したいと思うようになって。自己申告制度(※)を活用して、「研究所内の人員配置や人材育成に携わっていきたい」と伝えたところ、人事部への異動の話をいただいたんです。

※自己申告制度;社員が自身の状況や事情、希望などを会社に伝える制度。自己申告書を会社に提出するだけでなく、上司との面談を通じて、自身の意思や関心、志向を見つめ直し、一人ひとりに合ったキャリアプランを描くことができる。

人事部に異動した直後の2015年から採用担当を始め、今はこの仕事が天職だと感じています。どの学生さんにもそれぞれ魅力がありますね。とくに採用した方全員には、絶対の自信を持っています。

だからこそ、入社した方々が活躍している姿を見ることが、何よりのやりがいになっています。「成果を上げている」「いい評価を受けている」といったお話を聞くと、嬉しくて仕方がないんです。

また、入社した方々が後輩を連れてきてくれるなど、採用に協力してくれる機会が増えています。そうした信頼も、新しいモチベーションになっています。

採用にあたって、入社前にいかにミスマッチを防ぐことができるかが、双方にとっての幸せになる鍵だと考えています。

私はもともと人事部ではなかったため、「採用担当って良いことしか言わないのでは?」というイメージがありました。そのため、現場社員の声をより知ってもらうためにはどうすればいいのか、お互い本音で話せる関係性をつくるにはどうすればいいのか、と常に考えています。

当社の情報をオープンに伝えた上で、興味を持ってもらうことがベストです。

研究開発費比率No.1。日々“新しい”を生み出すことに挑戦できる環境

▲新入社員研修の一コマ。採用した新入社員から、サプライズの手作りアルバムをいただき、感無量でした^^

大日本住友製薬は、これまでの歴史の中で培った堅実な売上基盤を軸に、世の中で治療薬が望まれている領域に応えるために挑戦を続けています。具体的には、精神神経領域、がん領域、再生・細胞医薬分野を研究重点領域としています。

とくに、再生・細胞医薬分野に関しては、製薬会社の中でも最初に着手しており、自社だけでなく各大学・企業との連携を積極的に行っています。再生・細胞医薬国や当局からも信頼いただき、協議しながら製品化に向けたルールづくりなどを進めています。

内資系製薬会社の売上高上位10社中では、研究開発費の比率がNo.1(*出典元)のため、新しいものを本気で生み出したい人にとっては魅力的な環境です。というのも、アンメットメディカルニーズに応えるための研究は、研究開発費がかかる上、成功が約束されているものではありません。

そのため、研究開発のみ外部に任せるという選択肢もありますが、われわれは自分たちでつくったものを世の中に出していくという考えのもと、研究開発を続けているんです。

また、グローバル化が進んでいることも当社の特徴になっています。海外売上比率は2020年現在60%を超えており、この数値は内資系製薬会社の中でもトップ3(*出典元)に入ります。

海外拠点を拡大する上で、当社はスピード感を重視し、同規模の製薬会社とのM&Aを行いました。通常は自社で海外拠点をつくり、少しずつ拡大をしていきます。しかし、非定型抗精神病薬である「ラツーダ」に関しては、できるだけスピーディーに米国で広めていきたいと考え、ややリスキーではあるもののM&Aによる拡大という手段を選びました。幸い「ラツーダ」はブロックバスター(※)に成長し、当時9%であった海外売上比率が、急上昇していきました。

※ブロックバスター;従来の治療体系を覆す薬効を持ち、他を圧倒するシェアやまったく新しい市場の開拓により、利益を生み出す新薬を指す言葉。具体的には、1剤で年商10億ドル(約1000億円)を超える新薬に対して用いられることが多い。

このように、役員の決断力から見ても、想像以上にチャレンジングな会社です。なので、採用活動においても、挑戦心や自律心を大切にしています。職種に対する適合性も見ておりますが、これまでの経験や背景が異なっていても、ポテンシャルを見て採用することがあるんです。

当社は「人」を見て採用する企業。実績だけではなく、その方とお話をしていく中で感じられる、想いを大切にしています。実際、内定者アンケート結果では、当社への入社の決め手は「社員の魅力」がNo.1です。当社も学生も「人」を基軸にして入社しているため、入社後スムーズに職場になじんでいるのだと思います。

1年目からリーダーや企画を担当することも。重視するのはモチベーション

▲実験室の風景。「プロジェクト制」「アングラ研究推奨」といった自由度の高い制度が特徴です

当社で働く人々は、医療に貢献したいという想いを持っています。また、人あたりがよく、優しい方が多いです。一方で、一本芯が通っていて、譲れないところを持っている印象があります。

挑戦を後押しする文化が根づいていますね。経営陣は社内報でことあるごとに「挑戦しないことは後退である」との想いを伝えています。役職や経験、年齢を問わず、モチベーションがある人には積極的に成長する機会を与えている点も特徴的です。

そうした文化は、さまざまな制度の中にも表れています。

たとえば、研究職には「プロジェクト制」「アングラ研究推奨」といった制度があります。

 「プロジェクト制」は、入社年次を問わず、テーマの発案者がリーダーになれるという制度です。経験値ではなく、発案をした人の熱意や知識を重視し、リスペクトを持とうという考えにもとづいています。

若手であってもリーダーとしてプロジェクトをけん引していくことができるよう、所長や課長は仕事やテーマの進め方といった、慣れない部分をフォローアップしています。

 「ボトムアップのイノベーションを起こすためのシステム」ですね。

 「アングラ研究推奨」は、上司から言われたこと以外の研究も推奨するという考え方です。業務時間内で、かつ会社の予算も使って自分の取り組みたいテーマを研究することができるため、若手のうちからやりたいことがある自律した方には、非常におすすめです。

私も研究室にいたころは、疼痛の研究をするかたわら、自分が興味を持った難聴に関する研究も行っていました。

また、当社の開発職の特徴は、「若いうちから企画系の業務を担当できる」点です。通常は、病院を回ってデータを集めることからはじめ、経験を積んだ上で開発計画を立てられるようになります。

そして、時間をかけて、ようやくプロジェクトを担当するといった流れが多いです。当社の場合は、モチベーションと能力があれば、1年目から企画系の業務を担当することができます。

どちらも若いうちから挑戦できる社風を表した事例だと思いますね。

大日本住友製薬には、他社に先駆け挑戦できるフィールドがある

▲研究所の風景。社員間の風通しのよさも当社の自慢です^^

大日本住友製薬は「人々の健康で豊かな生活のために、研究開発を基盤とした新たな価値の創造により、広く社会に貢献する」という理念を持っています。

医薬品に限らず、健康で豊かな生活を実現してくために「フロンティア事業」という新たな領域もスタートしています。

MELTINという会社への出資も、そのひとつです。

電気信号やプログラムではなく、多彩な生体信号を高精度かつリアルタイムで解析することによって、より繊細に、自然に動かすことができる運動機能障害改善アシスト機器を共同で開発しています。

また、Aikomiという会社とは、認知症の患者さんに対する非薬物療法を共同研究中です。薬物以外でのアプローチとして、デジタル機器を用い、幸せだった記憶を呼び覚ますような映像や匂いを提供することによって、症状の緩和を手助けしていくデジタルセラピーを試みています。

「フロンティア事業」では、薬以外の分野においても、研究開発を通じて理念を体現するべく、他社に先駆けてさまざまなことに取り組んでいます。

このように、「自由度が高く、やりたいことがやれる」点が当社の強みです。採用活動の中でお会いする際には、どんなことをやってみたいか、挑戦していきたいか語ってもらえると嬉しいですね。

私は、そうした挑戦心や自律心がある方々が活躍できる土壌をさらに整えていきたいと思っています。今もさまざまな制度がありますが、制度があるだけではなく、どれだけ活用されているかが重要です。

ワークライフバランス制度ひとつとっても、活用率を可視化していくことが大切です。

男性の育休取得率が今年どのくらいなのか、来年は何%を目指していくのか。有給休暇の取得率も事業部ごとに出し、目標を達成できるよう、各部署に声がけしています。

そういった点でも、PDCAを回すためにはどうすればいいか考える当社の習慣から、やりっぱなしを好まないまじめさを感じますね。

私個人としては、当社から再生医療の製品を世の中に出すのが目標です。これまで再生医療分野に挑戦し続けてきた当社だからこそ、実現できることだと考えています。製品を通じて、これまで薬で治らなかった患者さんを劇的に治していきたいですね。

再生医療は当社にとって、もはや夢ではなく、具体的な「重点領域」になりました。今ある可能性を実現するために、全社一丸となって取り組んでいきます。