正解のない就活。どう過ごすのが正解?

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▲大学時代に打ち込んだチアリーディング。ダンスは現在も趣味として続けている

チアリーディング、音楽活動、ベンチャーでの長期インターンシップ、飲食店のアルバイト……。大学時代、「私」というブランドをつくるためにさまざまなことに取り組みました。自分の打ち出し方(セルフブランディング)はある種のポジショニングとも言えます。グループみんなが同じ衣装、同じ髪型、同じ振り付けをする日々の中で、「集団の中で自分をどう魅せるか」を常に意識するようになりました。

また、インターンシップ先の人材系ベンチャー企業で出会う同世代は、頭が切れる優秀な人たちばかり。頭脳では勝てないと感じて、コミュニケーションや行動力を磨きました。

ところがいざ当社へ入社すると、同期たちがみんなコミュニケーション領域の強者ばかり。すぐに「ロジカルさ」を武器に方針転換しました(笑)。そんなふうに周囲とのバランスによって魅せ方はつくれるし、変えていきたいとも考えています。

大学やインターンシップのコミュニティでは、年齢もバックグラウンドも近しい人が集まる心地良さがある一方で、一定の枠におさまってしまってるような感覚もありました。

枠を飛び出すために選んだのが、年齢やバックグラウンドが異なる人たちが集まる外部のコミュニティ。そこで、大好きな音楽とともに新しい表現活動を始めました 。メンバー発掘やチームづくりを通し、新しい価値観に触れました。いわば“異種混同”のなかで取り組む創作活動。相互理解、受容、共感といったスキルは多様性の中で養われ、自分の引き出しとなっていくように感じています。

自分という人間は、他人との作用の中でもつくられていきます

“らしさ”を大切にしながら、いかようにも進化していける。社会人初期を過ごす場所は環境が大事。どんな人たちとどんな関係を築いていけそうかをなるべく具体的に想像して、企業選びを行いました。

就活では、過去の行動や判断が深く掘り下げられていきます。おそらくそれが就活のつらさでもありますが、自分の人生を良くするためだと捉えれば、むしろ楽しい。就活を経て、自分をメタ認知する力と客観性が身につきました。入社3年目を迎え、日々の仕事に取り組む上でも将来のキャリアプランを考える上でも、そういった自分の根っこに沁み込んだスキルは変わらず役に立っています。

成長できる環境は、ベンチャー?大手?新人のスタートダッシュに必要なこと

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当社に入社を決めた理由のひとつは、ここで5年過ごせば自分の市場価値が高くなると思ったから。インサイドセールスとして入社し、めざしていた各四半期(クオーター)連続達成や表彰を受けました。そしてグローバル組織を希望し、2年目で異動のチャンスをつかみました。理想のキャリアに向かって、まだ階段をのぼっている途中。 

就活終盤の内定フェーズでは、実は当社といくつかのベンチャー企業で悩んでいました。どの会社を選んでいても、それぞれの歩み方をしていただろうと思います。ただ、大手とベンチャーにおける違いを体感したのは、やっぱり入社してから。

たとえば、人材育成の観点。あくまで私の経験による見解ですが、ベンチャーでは先に仕事が渡され、まずはやってみることが大事。とにかく一歩取り組んでみて、できる・できないの判断は後からなされます。一方、大手企業にはリソースがあるので、本人のポテンシャルを見越して仕事が渡されるように感じます。「私は〇〇ができます」と自己主張して周りからも認められていないと、ほしい仕事は回ってきづらい傾向です。

そういう意味ではベンチャーのほうが、ほしい仕事がすぐに手に入るかもしれません。ただしほしい仕事だけでなくあらゆる仕事が舞い込んでくるので、ともすれば便利屋にもなることも。キャリアの軸や自分の強みが作りづらい環境とも言えます。

利点とリスクは表裏一体。どちらが良いということではなく、どちらに属したとしても最適な身の振り方を認識して行動すれば、納得度の高いキャリアが築けるのではないでしょうか。また、企業規模にかかわらず、新卒入社で差が付くのは個人の熱量とマインド

入社1年目、私は日報の提出を徹底しました。研修期間を終えた後も、1年間自主的に日報を作成。それも、読み手を圧倒する分量で書き続けたんです(笑)。失敗の原因やトラブルの対処法をストックすれば資産となり、次に問題が起きたときにスピードで勝てる。PDCAのスピードが早ければ、PDCAのサイクルが多く回る。その分、学びが増える。過去の日報を振り返れば自分の未熟さに気づくこともあり、変化を自覚することで自信につながっていきました

できるかぎり成長機会をゲットしにいくぞ!そんな意気込みで、手を挙げる積極性を大切にしていました。

インサイドセールスとしての独り立ち(デビュー)3日目にして早々、チームのサーバー販売のKPIを担うリーダーに立候補したことも。サーバーとはなんなのかもろくにわかっていませんでしたが、立場に就くことで、自分の行動がコミットされ、成績につながっていきました。

新人が成長する近道は、とにかく場数を踏むこと。ミスだって経験。経験数と成長実感を持つことが、キャリアにおいて好循環をつくるように感じます。

直感で飛びつき、転機となったオープンポジションへの応募

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元来の性格もあり、私は入社時点からかなり細かいキャリアプランを立てていました。自分にしかできない仕事がしたい。何か大きなことを成し遂げてみたい。

そんな大きな理想に向かって、今できるTo Doを挙げて日々のタスクに落とし込む。入社以来、緻密な行動を欠かさずまっすぐに進むことを重視していました。入社1年目から全ての四半期で連続ハイ達成できたのは、徹底的なPDCAとスピードの成果だったように思います。そんな私がある日、社内公募で運命的な募集と出会いました。

アメリカ本社で展開されている販売プログラムを日本市場でも展開するという、いわば新規事業。プログラムの中身を日本向けにローカライズし、日本法人の営業組織に販売してもらうという営業企画の立ち位置。マーケティング視点や組織づくりまで求められるポジション。立ち上げの部署ですから日本法人の中でその役割を担う人はまだいません。

求められたのは、営業もチームづくりも経験豊富なシニアレベル。2年目の私は応募条件にまったく該当しませんでした。実際、複数名から応募を止められました(笑)。でも、直談判して面接を受けたんです。グローバルチームで働ける。大手企業の中でベンチャー的な事業づくり・組織づくりが経験できる。マーケティングも学べる。応募理由を挙げたらキリがないほど。英語が苦手だからこそ、周到に入念に、全力でプレゼンを準備しました。

ありったけの想いを面接でぶつけ、経験不足を補う形で「パッションとビジョン」が評価されて合格。英語はまだまだ勉強途中ですが、グローバル組織では英語力そのものよりも、語れる想いやビジョンがあるかが重要だと感じます。起きていないことに対する不安を理由に尻込みするのはもったいない。私にとっては挑戦しないほうがリスクやらなかった悔しさは残る気がするので、前に出る姿勢と行動を大切にしています。

また、キャリアプランを変えることは悪いことではありません。異動して気づいたことは、キャリアは一直線ではないということ。いた分だけ選択肢が広がっていきます。今はキャリアを「扇形」に捉え、幅を持たせた歩み方を意識しています。そして、ときにはいい匂いがするものに飛びついてみる。それが新しい扉が開くきっかけになるから。あのとき、直談判して行動して良かったと感じています。

等身大の女性として、ロールモデルになりたい

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▲現在の業務はスタートアップ企業の支援。業務と並行して、デルの女性起業家ネットワーク(DWEN)のビジネスコンテンストにも携わる

現在は日本にいながら、アジア・パシフィック管轄のグローバルチームに所属しています。普段関わるメンバーは国も年齢もさまざま。視野がぐんと広がりました。やり取りが多いメンバーはインドやオーストラリアなどに住んでいるので、海外に対する距離がなくなったんです。属性が何であっても、みんな仲間。同じ地球に住む、地球人という同志。

これまでは、自分の将来を日本に閉ざして考えていました。それが一転、今は地球のどこにポジショ二ングしていこうかと世界規模で考えています(笑)。

モチベーション高く聞こえるかもしれませんが、私の中ではただ、「おもしろいことがあるから(取り組んでいる)」という感覚。動けば動くほど、景色がどんどん変わっていく。人とのつながりも、経験の深さも、味わいが出てきておもしろさが増していくんです。仕事は人生の一要素。自己表現の一手段。自然と、楽しむためにどうするかというマインドになっているのかもしれません。もちろん、仕事がうまくいかなくて泣いてしまうときも、悩むときもあります。

会社に属していれば、納得いかない方針に出くわすこともゼロではありません。そんなときは視座を高めて、組織のリーダーたちがなぜその判断を下したのかといった背景や合理性に着目すれば、納得も学びも得られます。

私は就活時代から、キャリア形成における女性特有の悩みを持っていました。出産など、身体的に仕事から離れてしまう期間が発生したり、育休期間を想定してプロモーション(昇進)時期を考えたりして、キャリア形成のタイムラインが引きづらい部分があります。

世の中では女性経営者や役員が増えてきていますが、いざ女性リーダーを想像するとき、どこか遠い存在に感じませんか?超越したスーパーウーマンといいますか、自分とはかけ離れた世界の人……。

これから社会に出る若い世代の女性たちに、もっと身近でロールモデルを持ってほしい。私自身が、等身大の女性リーダーをめざしたいと思っています。ひとつめの節目として考えている社会人5年目。このときに選ぶキャリアは、いくつかの選択肢の中で考えているところ。

日本を超えて、世界のどこかに舞台を移すかもしれません。営業や営業企画の経験を活かし、違う分野にチャレンジしているかもしれません。いつか自伝を書きたいと思っているので、チャレンジストーリーには事欠かないはず(笑)。どんなキャリアを歩んでいくにせよ、悩みも迷いも、地道な努力も楽しみながら、進んでいきたいですね。

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デル女性起業家支援ネットワーク(DWEN)のビジネスコンテスト2023についてはこちらをご覧ください。

※ 記載内容は2023年7月時点のものです