eコマースでさまざまな仕事にチャレンジ。最優秀店舗の表彰を2度受賞

就職活動では漠然と、「営業力を身に付けることができ、国際的な仕事に関わるチャンスがある環境」を求めていました。

幼い頃から父に「営業と英語ができたら将来やっていける」と言われていた影響かもしれません。まずは営業を経験して、いつか国際的なキャリアに就くことを目指しました

そうして2011年に新卒入社したのが専門商社。総合職の内勤営業補佐として3年弱のキャリアを積みました。配属先が消費財を扱う部門だったので在庫管理や物流の知識を得られましたし、Excel関数やマクロを用いて業務効率化にも貢献できたため、ここでの日々はいい経験となりました。

転職して次に選んだ先は、オフィス用品のオンライン販売を展開するベンチャー企業。

在庫管理や物流の知識を活かせる上に、これからますますトレンドになると感じたeコマース事業に魅力を感じました。

ジョブローテーションという形でコールセンター業務から始まり、在庫・仕入れ管理、自社ECサイトの運営業務に加えて、外部のECモールへの新規出店とその店舗運営も担当しました。

オンラインビジネスは初めてだったので、すべてがチャレンジでした。HTMLを学んでサイトコンテンツを入れ替えたり、業者をリサーチしてSEOをお願いしたり。自社のシステムエンジニアと打ち合わせて、社内システムとの連携なども手探りで始めていきました。

オンラインビジネスはWebデザインやその使いやすさも大切ですが、ゴールは「お客様に商品を購入いただき、ファンになっていただくこと」。

売上・利益・顧客満足度を伸ばすことがミッションなので、売れるものが仕入れられているか、値段が適正か、在庫は十分であるか、利益率に問題がないか、サービスとシステムがそれらを適切にサポートしているか、が肝となります。

正社員数約60名の会社だったゆえに、役職に関わらず社長や役員に直接提案できる機会にも恵まれました。

提案が採用されれば全社が一丸となって動いていくんです。自身の企画で楽天市場ストアの売上が大幅に伸長し、年間最優秀店舗(ショップオブザイヤー)として2度表彰されるなど、とても充実した毎日でした。

そんな中で転機となったのは、26歳から仕事と並行して始めた英語学習でした。

アメリカ研修での悔しさをバネに英語を猛勉強。グローバルキャリアを切り拓く

▲寮で課題準備をしている時の一枚

英語を学び始めたのは26歳のころ。いろんな経験をする中で、グローバルキャリアを再度意識するようになったからでした。

EC事業部在籍3年目のときには会社を休職して、2カ月弱アメリカの研修へ参加しました。大学が提供する毎年約50カ国約100名の社会人や学生が参加するサマープログラムで、ビジネスやリーダーシップを学びながら、チームで実際の企業へのコンサルティングなども行います。

とにかく世界のレベルの高さに驚きました。ビジネスや学問での高い専門性や実績を持つ上に、ほとんどの参加者の英語力はネイティブと対等に議論できるレベル。

自分の経験やアイデアでは勝負できると思っていても、英語力は全く歯が立たない。「ある程度の英語力がある」と思っていた自分の鼻っ柱を挫かれた思いでした。しかし、この悔しさが良い刺激となり、帰国後は1年半ほど集中して英語学習に取り組めました

英語力がいよいよ向上し始めると、「本格的に国際的なキャリアを歩みたい」という想いが強くなりました。そう感じていた矢先、M&Aで親会社が変わり、現在の会社でグローバルキャリアを歩む道が断たれてしまったんです。諦められなかった私はグローバル企業に絞って転職活動し、2018年に外資メーカーにeコマース担当として入社しました。

満を持して始まったグローバル企業でのキャリアは、まさに異世界への入り口でした。社内公用語は英語、チーム内には日本人が自分だけなんてこともあります。日本にいながらも外国にいるような心地でした。

はじめはビジネスでの実践英語に本当に苦戦しました。英語面接をクリアし、英語力も米国大学院へ進学できるテストスコアを持っていたのですが、会議はもちろん、メールや雑談すら大変だったことを覚えています。

それでもEC業務・物流知識に助けられ、苦労しながらも1年ほどでその環境に慣れていきました。

この会社で印象的だったのは、同僚との文化・価値観の違い。日本文化で30年を過ごした自分が持っているのは、まさに純日本的感覚です。

これまで当たり前だと捉えていたことが、通じない。阿吽の呼吸は存在せず、遠慮なく言いたいことを言わないと、やりたいことは実現できない。時に、主張と主張がぶつかり合うこともあります。

国籍や文化的背景が異なる人たちとの協業は、相手を尊重しながら、その都度きちんと言葉で確認しながら進めることが大事だと学び、これまでの価値観は大きく崩されました。お互いの間に「普通」なんてものはなかったんです(笑)。

大変な日々でしたが、国籍や考え方のダイバーシティの中で働いた経験は人としての幅を広げてくれたと感じます。

学びの多い環境を楽しみつつも、商材特有の業界規制があり、もっと自由にデジタルマーケティングに携わりたくて次に選んだのがデル・テクノロジーズでした

デルという大きな舞台でOne teamで取り組むインパクト

▲前職時代、仕事後の同僚とのディナー

さまざまなeコマースビジネスが存在するなかでデルを選んだ理由は、会社としての将来性を感じたからです。

自分の仕事はデルPC・関連製品のオンライン販売ですが、デルが手掛けるビジネスはそれだけに留まりません。自分自身のキャリアもeコマースだけに決めているわけではありませんし、DXを推進して社会を変革しようとするデルの環境と文化であれば、自分の可能性を広げられるかもしれない、と感じました。

入社後はコンシューマーオンラインビジネスマネージャーとして、自社ECおよび外部ECの戦略策定・販売計画・販促企画・運用改善を行っています。

入社以来、さまざまな部門の人たちとシナジーを生み出すことで起こせるインパクトの大きさとその楽しさを実感しています。たとえばPowerBIを独学し、コンシューマービジネスとスモールビジネス(従業員数100名以下)の売上を分析できるBIダッシュボードを作成したときのこと。

自分が現状把握をするために始めましたが、メンバーやマネージャー、マーチャンダイジングなど他部署の人たちからも多くのフィードバックをもらいました。そのおかげでBIスキルを単に習得するだけではなく、デルのビジネスポートフォリオを深く理解することができたんです。

さらにはダッシュボードの他部門展開を提案してくれたチームメンバーと共にダイレクターへプレゼンを行い、BIダッシュボードは全部門で展開されることになりました。

また、自身の入社面接時からクーポンの仕組み改善を提案していたのですが、この企画も日本とグローバルのシステムチームと連携してリリース。売上を伸ばすことができ、結果に結びつけることができました。

そのほかに、今アクセルを踏めばECモールのビジネスを伸ばせると判断し、戦略を描いて人員拡大を提案。ジョインした新メンバーとビジネスを拡大させることができ、社内アワードを受賞することができました。

さまざまな例を挙げましたが、どれも自分ひとりでは成し得なかった成功です。数字的・論理的根拠を示して協業者を増やすことで、実現できるインパクトは想像以上に大きい。デルで働くうえでのやりがいだと感じています。

各部門の力を掛け合わせ、成果を出すチームワークこそがオンラインビジネスの醍醐味

2022年現在、日本チームに所属する私のミッションは、日本のビジネスをどれだけ拡大していけるか

日本マーケットに向き合っていますが、ビジネス拡大に向けてあらゆる方面でシナジーを広げたいと思っています。

ECサイトはプラットフォームゆえ、オンラインチーム単独では成果が出せない部署です。売上に関わる価格決定も、仕入れも、物流も、出荷も、カスタマー対応も、主導するのは他部署の方々です。

マーチャンダイジング、マーケティング、オペレーション、ファイナンスなどあらゆる部門の101%を積み重ねる。そこに私たちオンラインチームの改善を加え、すべてのチームの力を掛け算することで120%の成果を出していく。このチームワークこそ、オンラインビジネスの醍醐味です。

そしてデルのオンラインビジネスは各国に担当者がいます。お互いに成功事例をシェアし、国同士の連携によって会社全体の底上げに繋げたいと思っています。ちょうど最近UKの担当者と1on1がありましたが、新しい学びや気づきが多くありました。

日本国内に閉じず、国内外をまたぐクロスファンクショナルなプロジェクトに積極的に取り組み、現在世界3位の日本のオンラインビジネスを成長させていきたいですね。成長の余地がある限り、完璧なんて言葉はないと思っています。

でき上がった環境に甘んじず、常に現状を疑ってみることでチャレンジしていく姿勢を忘れずにありたいです。

デルにはすでにすばらしいサプライチェーンがあり、リソースがあり、製品を使ってくださる多くのお客様がいます。

だからこそ現状を疑い、チャレンジして、「もっと良くするためには」という発想を大切にしていきたい

それが私の介在価値だと考えています。自らも成長しつつ、周囲と共に新しい試みや変化へ取り組むことでチームへ影響を生み出して、組織そして会社全体の変革につなげていければと思っています。