外資系ITに、大学生が新卒で入社できる?
新卒で入社したら何をやるの?
英語が必要?理系の知識が必要? 

就活生からよく受ける質問に答えるため、2019年と2021年の新卒入社者に座談会の場を設けて聞いてみました。

【動画公開中】外資ITに新卒入社ってアリ?社員3名に聞いてみた!

以下、YouTube動画の内容をお伝えします。

就活で出会ったデル・テクノロジーズ──私がファーストキャリアに外資を選んだ理由

Umezu:大学では情報工学を専攻していたので、IT業界を受けたいと思っていました。

Lee:就職活動を通して、デル・テクノロジーズは“その人がどういう人なのか”という性格的な部分を追求してくれる点が魅力的に思えました。そのものを見ているんだなと感じたんです。実際に入社して、この会社では、人生そのものを楽しんでいる人が仕事も楽しんでいると気づきました。

Watanabe:おっしゃる通り人生を楽しんでいる人が多くて、私の同期にも個性的なメンバーが多いです(笑)。みんな、大学時代にいろんなことをやっていた人ばかり。4年で卒業せず、たとえば1年間休学して留学するなど自分のやりたいことをやっている。学歴の1年遅れが選考においてハンデにならないですね。

Lee:外資系IT企業というと、STEM系(※)の専門知識を持っていないと活躍しづらいかなと思っていましたが、同期を見ても文系出身者も多いですね。理系のバックグラウンドがなくても、問題なく現場で活躍しています。
活躍する人の共通点は、学生時代をいかに濃く過ごしたかですね。
※STEMとは、“science, technology, engineering and mathematics”すなわち科学・技術・工学・数学の理系分野の総称

Watanabe:グローバル企業ですが、選考時に英語力は必須ではありません。英語力がある人、英語を使って仕事したい人には、そういった部署に配属されることがあります。
外資系企業を担当すると、英語そのもの以外に苦労がありますよ。日本の口座へ入金してもらうまでに時間がかかったり、先方の書式で注文書が届いたり。そういった文化の違いを擦り合わせる根性のほうが大変かもしれません(笑)。

Lee:後は、時差の問題もありますね。

Watanabe:こちらが連絡するときはいつも、先方は寝ている時間だったりね(笑)。

仕事内容と役割

Lee:私は入社以来、インサイドセールスを務めています。従業員数が100名以下の規模の法人を担当しています。弊社とやり取りがある既存のお客様、これまでにやり取りがない新規のお客様、そのどちらも担当しています。
IT環境をヒアリングして、課題を解決できる適切なITソリューションを提案するのが仕事です。

Watanabe:私はLeeさんがいたインサイドセールスの部署に3年間在籍していましたが、今年、新しい部署へ異動しました。
職種は引き続きインサイドセールスですが、別の商流を新たに開拓していこうという、立ち上がったばかりの組織に所属しています
マーケティングチームと協力してセミナーを開いたり、販促グッズを作ったりしながら、今扱っている販売プログラムを魅力的に見せられるようにマネージしています。

Umezu:私はテクニカルサポートの仕事をしています。営業の方々がお客様に製品を提供した後、その製品に何か障害が起きてしまうと私たちテクニカルサポートに問い合わせが入ります。
ハードウェアは多くのパーツを使用しているため、どうしても障害が発生してしまいます。障害が起こってしまったときには、テクニカルサポートの私たちがお客様に寄り添ってお客様の問題を解決しています。

経験が、自分の自信をつくる

Watanabe:入社4年目で、グローバルチーム管轄の新プログラムの立ち上がりに参画できたことが大きいですね。
立ち上がったばかりの部署に、その年次で最初のメンバーとして加われるのも外資系ならではなかと感じます。自分のやりたいことや、英語を使って働きたいという意志を持ち続け、周囲に伝えていたことが実を結んだかなと思います。
意志を持って自分でポジションをつかみ取れたことは、すごく自信になりました。

Lee:セールス活動を通して、自社製品の知識のみならず、IT全般の知見、そしてさまざまな業種のお客様の実態を知ることができた点が良かったなと思います。業界問わず、お客様のビジネスについて深く知ることのできる仕事って、意外とめずらしいですよね。
また、デルの営業は、ただパソコンだけを扱うのではありません。仮想化、ストレージ、ソフトウェア関連のサービスなど、あらゆるサービスが提案できるます。

Watanabe:こないだまで大学生だった、新卒入社の人がパソコンを売るセールスパーソンになれる会社はたくさんありますが、デル・テクノロジーズの法人営業部に入社すると、IT全般のことについて知った人になれると思います。デル・テクノロジーズのITアドバイザー”になることができます。

無我夢中だった──入社当時の自分を振り返って今、褒めてあげたいこと

Watanabe:今私が担当している営業プログラムは、もともとはオーストラリアで展開されていたものでした。2022年2月に日本でも広めていくことになったのですが、ローカライズするためのルールの擦り合わせは苦労が多かったんです。私が知りたい情報を持っている人は誰なのか。社内で探すところから始めました。
まったく話したことない人に、突撃で、“少し話を聞かせてくれませんか”とメッセージをすることもありました。
知らない人にアタックするなんて、すごい勇気だったなと当時の自分を褒めてあげたいですね。
でも、デル・テクノロジーズの人たちは良い人ばかりでした。私よりずっと年齢が上の方であっても、職位の高い人であっても、メッセージには必ず返信してくれました。“話を聞こうか”と言って、場を設けてくださる。会社の素敵な面にも気づきましたね。

Umezu:私は、入社した直後、本当に仕事ができなかったんです。成績も、下から数えて2、3番目といった状態でした。そこで、自分に何が足りていないのかを考え、みんなより1時間半早く出社して業務を始めることをモットーにしました。昨日できなかったことの復習、今日やるべきことの優先順位を確認して進めると、その1年後にはトップスリーの成績になりました。
自分ひとりの努力ではなくて、先輩が「大丈夫?ここわかる?」といつも聞いてもらえたことが大きいですね。手厚いフォローがあって、今の自分がいると思っています。 

入社前とのギャップ──それぞれが感じる、意外と●●だった

Lee共通言語は英語じゃなくて数字であること。
これは入社してすぐに、叩き込まれました。細かい数字は営業部署だけではなく、たとえばマーケティング、マーチャンダイジング、テクニカルサポートの部署などにも密接に連携しているんです。どの数字がどこでどうつながっているのか。点と点が線になることが多いですね。

Watanabe:また、その数字は自分の責任として持たなければいけない。成果主義であることは入社前から知っていたことですが、責任の重さは入社以降さらに実感しました。
ターゲット(目標)達成のために、自分が担当するお客様と向き合っていかなければいけません。裁量と一緒に、それだけの責任も若手のうちから背負っていく。仕事のやり方も、働き方も、すべて自分に任せてもらえていて、その分成果が出たときのボーナスも自分次第です。

Lee:1年目の営業成績の結果で、実は私、人生で大きな買い物をしたんです。1つ目は車、2つ目が家…… 3つ目が愛犬ゴールデンレトリバー。

WatanabeUmezu:1年目でその3つ!?しかも大型犬(笑)。

 Lee:もちろん努力次第ですが(笑)。デルでは、夢を追う人ほど夢を叶えられると感じますね。

営業職、テクニカルサポート職──それぞれの難しさ

Lee:営業の仕事で言うと、戦略立てが一番難しいですね。
ターゲット達成のために、どのタイミングでお客様へどうアプローチしていくか。どう仕掛けて、どうやって動かしていくか。苦しいときもありますが、どんな状況であっても数字を出していかなければいけません。

Watanabe:私の場合は、アメリカで成功したことをそのまま日本で展開しても、やっぱりうまくいかないんです。
たとえば、アメリカだと誰もがパソコンでメールアドレスを持っていて、インターネット上でクーポンをダウンロードしてご自身でお買い物することが当たり前とも言えます。でも、日本の協同組合などでは、まだまだITに慣れていないケースも多いですよね。クーポンをダウンロードしてご購入いただく、という前提が通じず、同じようにはうまくいかないケースもあります。
日本では何が求められているのか。日本に合った形を見つけ、そして成果を出せるように、営業プログラムの内容をローカライズする必要があります。日本独自の部分を、海外にいる上司や、アメリカ本国の部署に話を通して承認を得ることに難しさがありますね。
 一方、日本のお客様に対しては、以前の部署で3年間みっちり積んだ経験があります。新しい仕事であっても、その点はこれまでの経験が活きているかと思います。

Umezu:お問い合わせいただくお客様の中には、ときには対応が難しいお客様もいらっしゃいます。
そんなときには、先輩方やマネージャーの方々に手厚くフォローを受けながら対応を学んでいきます。また、テクニカルサポート組織のみでは解決できない案件の場合は、営業組織も巻き込み、みんなでワンチームとなって解決に導いていくこともあります。

大学生だった私が4カ月でビジネスパーソンになる

Watanabe:デルの特徴と言えば、マネージャーとの関係が近いかなと思います。

LeeUmezu:そう思いますね。

Watanabe:上司との1on1は、1週間に1回もしくは、隔週に1回はあります。自分のやりたいことや、今自分が思っていることを、仕事の愚痴も含めて受け入れてもらいます(笑)。
メンバーから業務上の愚痴を言われると、マネージャーにとっては自分に文句を言われている気がするかもしれませんが、「そうだよね」「そういう想いをさせちゃってるよね」と言ってくださる。その言葉を受けて私も、「じゃあこっちももうちょっと頑張るか」と思える(笑)。それくらい、上司とは良い距離感で仕事ができています。 

Lee:3月に大学を卒業して、4月にデルへ入社すると、もう8月には独り立ちします。他の会社へ入社した友人たちの話を聞くと、夏はまだ先輩のアシスタントであるケースも多いようです。それなのに、デルの営業は8月にはもう1戦力として現場に出ています。
マジックがかかったように、あっという間に戦力になれている。

Watanabe:研修も充実していますし、現場で戦う武器は身に付いていますね。後は、現場で実践を積み重ねてどんどん成長していくのみ。他社よりも成長ステップが早いかもしれません。

外資系企業のワークライフバランス

Watanabeワークライフバランスの取り方も自分次第です。
私はマルチタスクが好きで、優先順位をつけてどんどん仕事を終わらせていくタイプ。いつも、さっさと終わらせて定時で帰っています(笑)。

Umezu:要領が良ければ、誰でも定時上がりは可能かと思いますね。私の場合は、朝、ホワイトボードにその日のタスクを書き出して、それを1つずつ消していく。気持ち的にもすっきりしていくので、ストレス解消にもつながっています。

Lee:私の場合は、週末はワンちゃんを連れて海に出て、SUPをやっています。

Watanabe:私はピラティスとヨガが好きなので、そのスクールに通っています。最近はゴルフを始めたので、その練習もしています。

Lee:大学の同期や友人たちから、デルの人たちはみんな人生を謳歌しているねと言われますね(笑)。

Umezu:私は歩くのが好きなので、あまり出かけたことのない駅に降りて散策をしていますね。気になるお店があればメモ帳に入れて、リストアップをしながら探検をしています。2人に比べると地味かもしれませんが(笑)。

talentbookナビゲーター:今日は皆さん、いろいろなお話を聞かせていただきましてありがとうございました。お話を聞く前は、デル・テクノロジーズがどんな会社なのか。どういう人たちが働いているのかイメージが持てていませんでした。外資系IT企業と聞くと、どこか距離感があったり、クールなイメージを抱いたりしますが、実際はそうではないことが発見でした。

面接ではお人柄の部分が求められたり、入社後も上司は愚痴まで聞いてくれるほど距離が近かったり。ハートウォーミングな話が聞けました。製品群に関しても、DELLと聞くとパソコンのイメージだけが先行していましたが、ITソリューション全般を手掛ける会社であることも知り、イメージが広がりました。

本日は座談会にご参加いただき、ありがとうございました。