きっかけは、幼馴染が口にした「転職したい」の何気ない一言

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▲小学生のころの吉澤(左)と柴﨑(右)

2013年に新卒で大和ライフネクストに入社し、2023年2月現在はマンション東日本技術サービス管理部 横浜西建築施設課で勤務する吉澤と、2016年に大和ライフネクストにリファラル採用で入社し、現在は横浜第四支店で営業推進担当を務める柴﨑。ふたりの出会いは小学校まで遡ります。

吉澤 「柴﨑とは小学校から中学校まで一緒で、高校でバラバラになってからもずっと、共通の趣味であったライブに一緒に行くなど定期的に交流は続けていました」

柴﨑 「私は大学を卒業後、新卒で入った会社で婦人靴の企画・営業を担当していました。吉澤とは社会人になってからもときどき飲みに行ったりして、仲良くしていましたね」

そして社会人4年目を迎えたころ、転機が訪れます。吉澤が柴﨑を会社に紹介したことをきっかけに、ふたりは同僚として大和ライフネクストで働くことになったのです。

柴﨑 「社会人4年目を迎えたとき、まだ転職活動などは一切始めていませんでしたが、当時の会社で自分がどんな方向性に進めばよいのかがわからず、目標を見失っていたんです。ある日、仕事終わりに吉澤といつものように飲みに行き、仕事やプライベートのことを話す中で、何気なく『転職したい』と言ったのがきっかけでした」

吉澤 「柴﨑が転職したいっていうので『じゃあうちに来ないか』と言いました。最初は本気で誘っていたというよりも軽い気持ちだったと思います。ただ、昔から人に好かれやすい柴﨑なら当社で絶対に活躍できると思ったので、だんだんと説得するような力の入ったトーンになっていったかもしれません(笑)」

柴﨑 「誘ってくれたときの吉澤のトーンには、正直驚きました。私の知っている吉澤は、何事にもクールで冷静なタイプ。でも、そのときはすごく情熱的に誘ってくれて。あの吉澤をこんなに情熱的な人に変える、そんな会社なら働いてみたいなと思ったんです」

幼馴染から同僚へ。互いの存在が新たな刺激となる

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▲紹介者である吉澤(右)と、紹介を受けた柴﨑(左)

柴﨑は吉澤からの紹介をきっかけに、数回の人事面談を経て、大和ライフネクストへの入社を決めます。

柴﨑 「自分の性格や前職での仕事内容などを吉澤があらかじめ話してくれていたので、面接は自然体で臨むことができました。

自分が前職に対して不安や不満に思っていたことを解消できるポイントとして、大和ライフネクストの評価制度は自分で設定した目標がベースになることや、チームで掲げた目標に向かって一丸となれる社風があることを吉澤に教えてもらっていたので、最終的にはそこが入社の決め手になりました」

吉澤 「私が柴﨑を紹介したころは、まだ世間的にもリファラル採用が注目を集める前だったと思います。大和ライフネクストでは今、リファラル採用制度がすごく整えられていて、紹介した側・紹介された側の両方にたくさんのメリットがありますし、募集中の職種なども常に社内で公開されていて、すごく便利だなと。当時はそういった制度が一切なかったので正直羨ましいです(笑)。

でも当時から『うちで働く社員の紹介ならきっと良い人だろう』みたいな前向きな風潮はありました。柴﨑もそうですが、知人・友人の紹介で入社された方々が、当社で実際に活躍していく。その積み重ねが、今のような制度につながったのだと思います」

柴﨑は入社後、紹介者の吉澤と同じ部署に配属されたと言います。

柴﨑 「驚いたのは、大和ライフネクストを紹介されたときに吉澤から感じた情熱を、そこで働く人みんなが持っていたことです。当時、リビングコーディネーター(分譲マンションのフロント担当)といって、マンション管理組合の事業計画や理事会運営のサポート、改善提案などをする部署に配属されたのですが、それぞれのマンションが抱える問題に全力で向き合い、管理組合の要望に応えようとする熱意は、私の想像を大きく超えるものでした。

メールの送り方、電話の対応の仕方一つとっても、良い意味でとても厳しくて、お客様一人ひとりに対して情熱と誇りを持って接していることに感銘を受けました」

吉澤 「そういう柴﨑ももう、私と同じくらいかそれ以上に情熱的になっていると思いますよ(笑)」

柴﨑 「お互いに昔よりも情熱的になって、仲も深まったと思います。まさか、お互いの結婚式でスピーチを担当し合う仲になるとは思わなかったですけどね(笑)」

がむしゃらに駆け抜けた転職後の1年 互いの存在が心の支えに

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入社後すぐに、大和ライフネクストの社風が自分に合っていると感じた柴﨑ですが、一方で転職者ならではの大変なこともあったと言います。

柴﨑 「私が配属されたのは、大型マンションなどを受け持つ支店でした。これまでにさまざまなタイプのマンションを担当してきたベテランも多いような職場で、私のような異業界からの転職者が混ざって仕事をしなければならないので、もちろん覚えなければいけない知識も大量でした。

ただ、そこは一人ではできない大きな仕事をたくさん抱える部署だからか、みんながあたり前のように協力し合っていて。成功も失敗も、チームの一人ひとりが自分事として捉えて、サポートし合う環境がありました。そして何より、同じ部署に気兼ねなく話せる吉澤という存在がいたからこそ、どんなに大変でも“辞めたい”とは一度もならなかったですね」

吉澤 「ちなみに柴﨑が入社1年目でバタバタしていたとき、私は入社4年目でより責任の重い仕事を任されるようになって、柴﨑に仕事を教えながらも、自分の業務でバタバタしていました。仕事がお互いに煮詰まってしまったときは、ふたりで飲みに行ったりして発散していました。小学3年生に知り合って以来、一番濃厚な1年間だったと思います」

そして現在、吉澤はマンションの保守点検・修繕提案を行う建築施設課で勤務、柴﨑はマンションのコンサルティング業と管理企画部を兼務しており、それぞれ異なるフィールドで活躍の幅を広げています。

吉澤 「今では、技術部門のことは私、管理部門のことは柴﨑というように、お互いに分からないことをフラットに聞き合えるようになって、仕事に大きくプラスになっていると感じています」

柴﨑 「そうですね。同僚以上の仲でいられる仲間が、同じ職場にいることで助かることは本当に多いと思います」

リファラル採用が活きる「マンション管理」という仕事

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「マンション管理」という仕事について、アパレル業界から転職した柴﨑は次のように語ります。

柴﨑 「業界や職種にこだわって転職したわけではないので、正直マンション管理というものがどんな仕事かはわからずに入社しましたが、まったく知らない人に説明するなら“コンサルティング”がそれに近いと思っています。それぞれのマンションのが置かれた状況を、資金面も含めて多角的に理解し、より良くするための提案をすることが求められるからです。

生活の三大要素である「衣・食・住」の住の部分をコンサルティングする仕事というと、なんだかおもしろそうに聞こえてきますよね(笑)。

そしてこの仕事で欠かせないのが「伝え方」の工夫です。どんなに親身に作った提案であっても、お客様はマンション管理の専門知識があるわけではないですから、伝え方次第では独りよがりの提案になってしまう。何をどうやって伝えれば最善なのか、そこを追求するおもしろさもあります」

新卒で大和ライフネクストに入社し10年目を迎える吉澤は、マンション管理が直面する現状に対する危機感と使命感を持っていると言います。

吉澤 「私が学生のころ、両親が戸建てを買いました。すると、それまであまり仲良くなかった両親がどんどん仲良くなっていったんです。以来、不動産の持つ可能性に興味を持つようになり、人の住まいを支える仕事をやってみたいと考えるようになりました。そして、当時の人事担当の方の人柄にも惹かれ、大和ライフネクストに入社しました。

マンション管理のおもしろいところ、それは変化を常に求められることだと考えています。人々の生活は時代とともに大きく変わっていき、お客様の関心も年々上がっていく一方で、建物自体はどんどん古くなっていく。広がり続けるこのギャップが、今までになかったようなハード面・ソフト面の課題を生み出しています。さらに昨今の社会情勢を鑑みると、物価は上がり続け、部材の納期が遅れることもしばしば。こういった状況をどう打開するかを考え続けるのが、マンション管理なのだと思います」

最後に、大和ライフネクストにおけるリファラル採用の可能性について、その先駆者であるふたりに話を聞きました。

吉澤 「マンション管理は人間力とよく当社では言いますが、それを間違いなく見ることができるのがリファラル採用だと思います。会社とは別の場所でもつながっている仲間が同じ職場にいることは、事業が多岐にわたる当社においてはとくに心強く、紹介した側にもメリットが非常に大きいので、ぜひ積極的に紹介をしてほしいと思います」

柴﨑 「私は転職をしてきたことを一度も後悔したことはありませんし、声をかけてくれた吉澤に今でもとても感謝しています。なので、働く環境に悩みを持っている人がいたら、ぜひこんな会社があるよと伝えてほしいと思います。できれば吉澤くらい情熱的に(笑)」

幼馴染から同僚へ、従来の絆をさらに深めながら、それぞれの目指す領域でさらなる活躍を誓う吉澤と柴﨑。ふたりが生み出す相乗効果は、マンション管理の新たな可能性を広げていくことでしょう。