新たな挑戦を求めて転職。プロジェクトで時流をキャッチ

2021年7月現在、入社6年目を迎える坂本公一は、大和ライフネクストに中途で入社しました。

坂本が所属する保険部では、大和ライフネクストが管理を受託している分譲マンションの管理組合向けの保険のほか、ビルオーナーや賃貸マンションオーナー、協力会社などを対象に、保険相談やリスクマネジメントを提供しています。

以前はマンション事業本部の一部署だった大和ライフネクストの保険部。2018年からは独立した部門となり、業務範囲を拡大しています。

坂本 「私も以前はマンション管理組合の保険を主に担当していましたが、本年度からは、法人のお客様向けに『企業法人グループ』が発足しました。そのリーダーを務めています」

近年多発している地震や台風、ゲリラ豪雨といった災害をはじめ、建物はさまざまなリスクにさらされています。建物管理を受託している大和ライフネクストが保険も担当することで、建物の状態をよく知る管理会社の目線を保険に活かすことができ、さらに事故の発生時も建物管理担当者と連携できるため、手続きがスムーズになります。

坂本 「ただ、分譲マンションと違って、現在担当しているオフィスビルや商業施設、賃貸マンションといった建物のオーナー様に対しての保険は、これまであまり踏み込めていない領域でした。まずは社内のメンバーに、私たちが保険をご案内することの重要性を伝えるところから始めています」

坂本の前職は大手不動産会社グループの保険代理店で、いわば同業他社。そこから転職を決めた理由は、前職での経験を活かしてもっと挑戦したいと考えたからでした。

坂本 「その中でも大和ライフネクストを選んだのは、社内のつながりから生まれる新しいものに期待したからです。社内の一部署として保険部門があるので、他部署の、さまざまな事業に携わっている仲間と関わるチャンスがあります。

現在、全社横断型の新規事業プロジェクトにも参加しています。幅広い部署のメンバーがいますし、ベンチャー企業とも協業して時流をキャッチできて、発想力が強化されている実感もありますね」

気付きで人は変化する──「一期一会」の出会いで信頼を得る

▲2020年1月、マンション管理新聞社主催のボウリング大会に会社代表メンバーの1人として出場。中央でガッツポーズしているのが本人

大和ライフネクストへ入社し、マンション管理組合向け保険を担当した坂本。担当した支社の水災補償加入率を全国トップに押し上げました。

坂本 「入社してすぐ、全国的に水災補償の加入率が低いことに気付いたんです。前職で力を入れていた分野だったので、経験が活きました。浸水リスクの高いエリアだったこともあり、必要性を理解いただき、加入率がアップして本当に良かったです」

結果を生んだ秘訣は、坂本の念入りな下準備にありました。

坂本 「水は、高いところから低いところに流入します。マンションごとに図面を細かくチェックして、『どこが被害に遭いやすいか』を分析し、具体的な情報提供をしていきました」

気付きを与えることで人は変化する。坂本は、自らの持つ知識や情報を共有することで、「必要な備え」に対する気付きを与えることにやりがいを感じています。

坂本 「世間では保険業界自体への認知は高くても、実際の保険商品やその補償内容については、詳しく知られていないのが実情です。このギャップにやりがいを感じますね。価値を共有して、共感してもらえたときがすごくうれしいです」

建物管理部門の担当者と異なり、坂本がお客様とお会いする機会は限られています。その「一期一会」の出会いに、坂本は強い想いを持っています。

坂本 「お会いする方ほとんどが初対面ですね。特に分譲マンションでは、管理組合の役員さんが変わるので、また初対面から始まることが珍しくありません。

その短時間でいかに安心感を与えられるか、という難しさもありますが、『この出会いやつながりを大切にしたい』と思いながらお話をしています」

そのベクトルは、社内の仲間にも向いています。社内のさまざまなプロジェクトに参加し、コネクションを広げている坂本。

坂本 「日頃から関係性を築いていくことは大事ですね。積極的にいろいろなところに顔を出して、インフラ的につながりを広げようと意識しています」

そこには新たな価値観を生み出すための、ある狙いがありました。

保険部門ならではの強みを生かし、新たな取り組みのトリガーに

▲全社横断の「不動産×モビリティ」プロジェクトにて、居住者様へカーシェアの案内を行っている様子。奥が本人

坂本 「総務や人事、経理といった管理部門以外で唯一、すべての事業とかかわりを持ち、全社規模で話ができるのが保険部の強みです。

だからこそ、そのつながりを生かして新しいものが生み出せないか、といつも考えています」

実際に、坂本の発信がきっかけで新たなプロジェクトが生まれた事例があります。

坂本 「近年はマンション管理組合の保険も、自動車保険と同じように、事故での使用回数によって保険料が上がる制度に変更されました。例えばマンションの共用部で何度も漏水が発生して、毎回保険でカバーしていると、管理組合の支払う保険料が高くなってしまいます。

逆にいうと、漏水事故を未然に防ぐことができれば、保険を使わずに済む。そう考えて、工事部門に相談してみたんです」

マンションの配管を適切に修繕することで、経年劣化による漏水事故を未然に防ぎ、保険事故を減少させて管理組合の保険料を安く抑える。坂本の発信から始まったこの『配管工事プロジェクト』は現在、工事部門で取り組みが進められています。坂本はメンバーに入っていませんが、「トリガーになれたことがうれしい」と話します。

坂本 「私がいるのは不動産管理会社の保険部門。メイン事業というよりは、それをサポートする部門です。でも、すべての事業と関わる保険部という立場だからこそできることがあります。

保険というものは、世の中の動きや法律が変わると、必ず新しいものが生まれます。新型コロナ対策の保険や、リモートワークに関する保険も発売されました」

時代のニーズを先取りする、新しい発想や着眼点を生み出すためにも、他の人が思い付かないような社内の掛け合わせを見つけたい。そこから新しいシナジーが生まれると、坂本は考えています。

坂本 「新たな事業にもつながるはずです。それが保険部の成果に直結しなくても、全社規模で成果につながれば、と思っています」

三位一体でつくる不動産管理の未来。オーナー様に新たな価値を提供していく

坂本が今『企業法人グループ』で取り組んでいるのも、新たな事業のカタチづくりです。

坂本 「現在担当しているオフィスビルや商業施設、賃貸マンションといった建物の保険は、私たちのような、BM※業務を行っている会社よりも、不動産仲介会社やPM※会社がマネジメントしていることが多いのです。

でも、建物の状態を一番理解しているのは、ハード面の管理を担っている私たちBM※会社。だからこそ、私たちが保険をマネジメントできるようにしたいんです」

※BM…ビルマネジメントの略。主に日常清掃、設備の管理や点検、防災・防火設備の管理など、ハード面での建物管理
※PM…プロパティマネジメントの略。主に入居者管理など、ソフト面での建物管理

建物の状態をよく知る大和ライフネクストだからこそ、リスクを感じ取り、適切な保険提案ができる。そして、坂本の目に映るのは保険事業だけではありません。

坂本 「そもそも、オーナー様とPM会社が媒介契約を決めた後に、PM会社から私たちBM会社を紹介するケースが多いです。PM会社のほうが、オーナー様との距離が近いんですよ。

でも、私たちとオーナー様の距離をもっと縮めることができたら、より幅広いサービスをご提案できるはず。例えば、主に分譲マンション向けに提供している防災用品等を、ビルオーナー様にも提案していけたら、と」

そのために坂本は現在、PM会社とのコラボレーションに向けて動いています。

坂本 「PM会社の紹介を受けてからオーナー様と関わるのではなく、最初からPM会社と連携して関与していくことで、オーナー様への訴求力が飛躍的に向上するはずです。実際にPM会社にも打診してみたところ、よい反応がもらえています。

PM・BM業務が連携し、そこに保険事業も加わった三位一体のシナジーを発揮し、さらなる付加価値を提供する新しい不動産管理。近い将来、そんな新しいカタチを実現したいです」

これまでの「あたり前」を変えて、オーナー様に新たな価値を提供していく。そのために、常にアンテナを張り、提案し続ける坂本。新たな領域へと飛び込む準備はできています。