大和ハウスグループの大和ライフネクスト株式会社は、不動産管理の枠を超えて「人・街・暮らし」に関わるすべてをマーケットとし、新規事業などを幅広く展開しています。
今回は、世代も役職もまったく異なる3名へのインタビューを通じて、「大和ライフネクストってどんな会社?」のリアルに迫ります。
Q 自己紹介をお願いします
岩間 瑶生(写真左:以下、岩間):2020年度に新卒で入社しました。新人研修を経て人事部 オフィススタッフ採用課に配属となり、2022年12月現在まで新卒採用を担当しています。
関口 実(写真右:以下、関口):2015年度に新卒で入社しました。入社後は、マンション事業のフロント担当として勤務し、現在はデジタルアセットマネジメント推進部 デジタルアセットマネジメント推進課で働いています。私自身についての取材記事もありますので、ぜひご一読ください!(取材記事はこちら)
鈴木 理文(写真中央:以下、鈴木):2011年に中途で入社しました。現在は執行役員として、主にDX統括本部、経営企画室、新規事業推進室、デジタルアセットマネジメント推進室を担当しています。
Q 大和ライフネクストについて
岩間(人事):大和ライフネクストは、分譲マンションやオフィスビル、商業施設の管理にとどまらず、生活総合支援企業として、社会や生活インフラを支える仕事をしています。経営ビジョンには「LEAD NEXTYLE あしたのあたり前を、あなたに。」を掲げており、お客さまのあたり前の暮らしを支えるだけでなく、新規事業などを通じてまだ世の中にない未来のあたり前を生み出していくという意味が込められています。
不動産業界は今、「建てる」時代から「活用する」時代になったと言われています。高度経済成長期には人口の急増に伴い多くの建物が建てられましたが、経済が成熟した今、人口の減少とともに空き家問題も発生しています。加えて、SDGsが叫ばれる昨今では、既存の建物をいかに維持・活用するかという視点が重要視されるようになりました。まさにこの「建物を活用し、価値を高める」といったことを行うのが私たち不動産管理業界であり、大和ライフネクストが手掛ける事業の存在感はこれからますます高まっていくと考えています。
Q大和ライフネクストに入社したきっかけ
関口(営業):就職活動の時に、業界は絞っていませんでした。とにかく社会人として早く力をつけたいと思っていて、だからこそBtoBもBtoCも、両方の仕事ができる大和ライフネクストに魅力を感じました。後は、風通しの良い社風、人間力の求められる仕事である、というところに自身の成長の可能性を感じ、入社を決めました。ちなみに僕自身は経済学部の卒業で、しかも一軒家に住んでいたので、マンションの知識はまったくありませんでした。
岩間(人事):私も業界は絞れていませんでした。学生時代はボート部の活動にのめりこんでいたので……。ただ、たとえ自分を飾る肩書などがなくても、「その人自身が魅力的であること」への憧れがずっとあったんです。なので、一人ひとりとじっくりと向き合ってくれる採用活動のスタンス、入社後の評価制度など、「人間力」を追求する大和ライフネクストに共感したのが決め手です。そこは、実さん(関口)と同じですね。
鈴木(役員):私は2人とは違い、建築学科を卒業したこともあって"自ら建物を建てたい"という想いが強く、最初は建築系の会社に入りました。当時は、不動産管理の存在を認識していなかったと思います。ただ、建てた後はその建物から切り離されて、また次の建物を建てる、その繰り返しを続けているうちに 「何のために建築をしているんだろう」と目的を見失ってしまったんです。建築の道に進んだのは、人や街、暮らしを豊かにするためだったはずなのに、ただ作業的に建物を建てるだけになっていた自分にそこで気がつきました。
建物に関わる上で、本当に大切なのは建てた“後”だと考えるようになり、大和ライフネクストに入社しました。……ここだけの話、不動産管理の世界がどんなものなのか、ちょっと覗いてみようという気持ちで入社したのですが、気がついたら10年が経っていました(笑)。
Q 入社後、意外だったこと
鈴木(役員):入社後すぐに、当時の上司に「名前で呼んでいいよ」と言われてとても驚きました。同じ不動産業界なのに、こんなにフラットな会社があったんだな、と。ちなみに私は執行役員になってからも、社員にはもちろん名前で呼ばれています(笑)。役職で呼ばれたことはないですね。
岩間(人事):そうですね。役職で呼ばずに名前で呼ぶ、それはここにいる理文さん(鈴木)もそうですし、社長も同様に名前で呼んでいるんです。呼び名はあくまで一例ですが、当社は上下関係なくコミュニケーションがとりやすい。
また、若手のうちから自分の意見を求められる機会が多いと感じています。それぞれの視点からの意見を出し合ってディスカッションしていこうよ、という空気感が心地良いですね。
鈴木(役員):マネージャーとしての立場からも、変な気遣いがなくて気持ちがいいです。“あしたのあたり前”を創り出すと掲げている以上、若い人の気づきや考えから学べることも多いので、そこは上下関係にとらわれずざっくばらんに言ってもらえたほうが、会社としても良い方向に向かうと思います。
また、私たちのビジネスにとっては、建物に住まう・もしくは建物を利用するすべての人、つまり赤ちゃんからご高齢の方までありとあらゆる人がお客さまです。会社として多種多様な意見を持っていないと、多種多様なお客さまの対応はできないんです。だからこそ、いい意味でフラットな人間関係が構築されているのだと思います。
Q 仕事のやりがいについて
岩間(人事):「人」の力が会社そのものの品質に直結するからこそ、人事は大切な役割を担っていると感じています。学生一人ひとりとじっくりと向き合って、その方のやりたいことと会社の方向性がマッチして、活躍いただけるビジョンが見えて、実際に仲間になってもらえたときは、とてもやりがいがあります。
関口(営業):お客さまが求めている以上のものを提供できたときですね。決まった答えがある業界ではなくて、その建物ならでは、マンションならではの課題がありますし、お客さま一人ひとりの価値観も違います。お客さまが求めているものこそが「正解」であり、それをチーム一丸となって追求していく過程は、とてもおもしろいです。
また、1、2年目のうちから建物の担当としてお客様と一対一のコミュニケーションをしていくので、コミュニケーション能力やビジネスの折衝力、判断能力が着実に身についてきていると実感しています。
鈴木(役員):社会のインフラを支えているという使命感にやりがいを感じています。不動産管理の仕事は、建物に住まう人々の暮らしのあたり前を守っていくという仕事で、私たちが1日でも休んでしまえば、水が出なかったり電気がつかなかったりと、日常生活が成り立たなくなってしまう人もいます。そういう意味では、エッセンシャルワーカーと言えると思います。
Q 大和ライフネクストに向いている人とは
鈴木(役員):お客さまの立場になって考えられる人と、行動力のある人、ですかね。私は新規事業の担当でもありますが、年次に関係なくしっかりと道筋を立てて「やりたい」と手を挙げる社員には、チャンスをくれる会社です。
関口(営業):私の所属するデジタルアセットマネジメント推進課でいうと、たとえば街中で清掃ロボットを見かけたときに「これをマンションにも応用できるのではないか」と考えて、そのアイデアを実際に声に出して提案したり、「こんなのってどうですか?」と周りや上司にどんどん発信できる人ですかね。
考えたり悩んだりするよりもまず行動すると、それを後押ししたり評価してくれたりする環境が整っているので、誰にでも活躍のチャンスがあると思います。
Q 大和ライフネクストの働き方や社内制度について
鈴木(役員):“モチベーションオフィス”といって、働きやすい・やる気の出る職場環境づくりに取り組んでいます。たとえば、今私たちがいるこの場所は、情報発信プラットフォーム 「赤坂プラスタ」といって、撮影・配信設備がそろったスタジオ兼コワーキングスペースとなっています。
また、社員1人につき1台貸与されるPCを持っていれば、基本的にはフリーアドレスで会社のどこにいても働けるようになっており、こういったところは会社としてしっかり投資をしているところです。また、コロナ禍を経てリモートワークもあたり前となり、フレキシブルな働き方が定着しています。▲写真は左側2枚が赤坂本社、右上が虎ノ門事務所、右下が西新宿事務所の様子
関口(営業):新規事業や業務改善を会社に提案できる制度、通称「NCC」(Next Create & Challenge)は会社のカラーが出ている制度なのではないでしょうか。実は私が今所属している「デジタルアセットマネジメント推進課」も、この提案制度で生まれたんです。
毎年さまざまな規模・題材の提案が全社から集結し、その中から賞を取ったものが実際にサービス化したり、専門部署が生まれたりすることも珍しくありません。自分が提案することが難しくても、プロジェクトメンバーとして参加するだけで、とても良いビジネス経験になると思います。
岩間(人事):あとは、社内の横のつながりをサポートする制度も充実していますね。たとえば、自分と違う部署の人とご飯に行くことで補助金が得られる「ともごはん」や、日常のちょっとしたありがとうの気持ちを伝える「サンキューポイント」という制度があります。サンキューポイントは、仕事上での感謝の気持ちを伝えたい相手に、メッセージとともに100円を贈ることができる(次の月の給料に反映される)という、画期的な制度なんです。
ちなみにこの制度も、先ほど実さん(関口)が説明した提案制度「NCC」から生まれたものなんですよね。そのほかにも部活動や部署横断プロジェクトなど、他部署の方々とも関わる機会も多くあります。
Q 大和ライフネクストでこれから実現したいこと
鈴木(役員):人の価値を最大化することです。さまざまなデジタル技術が実際にマンション管理の現場で活躍するように、DXはいろいろな問題を解決するけれども、お客さまとのラストワンマイルをつなぐのはやっぱり人。だからこそ私たちは、従業員の価値を最大化しないといけないと考えています。
関口(営業):最新のデジタル技術と、実際の建物を掛け合わせて、もっとさまざまな管理サービスを拡充させていくことです。これからの時代の不動産管理では、建物の資産価値を維持していくだけではなく、さまざまな付加価値をつけて機能性を高めて、その価値を上げていくことが重要視されていくと確信しています。そんな新しい建物の在り方、そして管理の在り方を作りながら、不動産管理業界を牽引していきたいですね。
岩間(人事):大和ライフネクストは「生活・暮らしを豊かにする」ことをゴールにしているので、サービスのすそ野が非常に広く、私たち社員が活躍できるフィールドに制限がありません。
今は人事として、ともに「あしたのあたり前」の創出に挑戦してくれる人材を探すことが、お客さまの生活を支えることにつながっていると実感していますが、ゆくゆくは自分ならではの経験や視点を生かして、生活・暮らしを豊かにできるような新規事業などにもチャレンジしていきたいです。
Q 最後に一言
鈴木(役員):私たち3人がこうやって対談する様子からも、大和ライフネクストにしかない風通しの良さ、そして不動産管理という業界の奥深さが伝わったのではないかと思います。興味を持っていただけた方は、まずはぜひ当社の社員と直接話してみてください。
関口(営業):縁の下の力持ちでありながら新しいことにどんどんチャレンジできるおもしろい会社です。そして何より、人の力を大切にし、伸ばそうとする社風があります。成長の機会がほしい、という方はぜひ一緒に働きましょう!
岩間(人事):私たちと一緒に働く仲間を、新卒採用・中途採用で募集しています!この記事を読んで興味をもってくださった方がいれば、ぜひ下記より採用ページもご覧ください。