どんな状況下にあっても「ヒト・ファースト」でお互いの幸せを求める

新型コロナウイルスの感染拡大による余波は「採用市場」にも大きな影響をもたらしました。こうした中で当初の予定よりも採用人数を減らしたり、採用自体をストップしたりする企業もあります。こうした苦境に対し、多くの「人事」が従業員への感染防止に向けた対応の中、採用活動における苦渋の決断を迫られています。

しかし、キュービックではこのような環境であっても「積極採用」の姿勢を取り続けています。

緊急事態宣言が出された後にすべての従業員が全員在宅勤務となり、オンライン面談を駆使することで採用活動を進めています。こうした環境下において当社の採用チームは、日々どのような目線で採用候補者との接点をつくっているのでしょうか。

2019年7月から、3人はそれぞれマーケター、デザイナー、エンジニアの採用を担当しています。振り分けは、各々の経歴に合わせて行われました。ここにも「ヒト・ファースト」が表れており、それぞれが幸せに働けるよう配慮しています。

マーケター採用「向き合って、考え抜いて、言語化する

──キュービックの理念は「ヒト・ファースト」です。相手起点に立ってとことん向き合う文化が強いので、相手と向き合うことを苦と感じないかが重要なポイントのひとつです。

このように話すのはマーケター採用を担当する小山 洋一郎。人材、広告、PRの企画営業畑でキャリアを積み、個人事業主として独立をした後にキュービックに中途入社しました。営業商品の企画やメディア運営などを担当後、現在のピープルエクスペリエンスオフィスにて、マーケターの採用を担当しています。

小山「マーケターに求めることは主体的にルールと道を作ることです。”ルール”を作るとは、ナーチャリングルールと独自の判断軸を作ること。多角的に取得した情報を深堀り、仮説検証を行い、またさらに深掘りして、自分なりの判断基準や成果をつくるためのルートをつくることです。そして、それらの行動を成果につなげられる方にはとても魅力を感じます。

さらに、小山はこう続けた。

小山「加えて『言語化力』はとても大事です。言語化力って簡単にいうと抽象的な感情や概念を言葉にすることととらえています。我々の対峙している市場は、消費者が抱えてる課題が抽象的であり、整理するのが困難な悩みがとても多い業界。キュービックが介在価値を果たすためには課題を整理して伝えるという行動が必須になってくると考えます。
抽象的なことを考える回数だけ同じくらい、それを言語化する力やそこに泥臭く向き合える方を求めています。深く思考するのを避けず、向き合える人でないといけません。」

また、「ヒト・ファースト」を理解できているかも重要な判断軸となっています。

小山 「キュービックは理念をとても大切にします。理念は常に立ち返る場所。その正しい解釈とその理解は必須です。たとえるならば、野球のルールを知らない人にグラブとボールを渡しても、良い試合はできないですよね。まずは原理原則となるルールを正しく解釈しているか、がとても大切なんです。だからこそ特にキュービックの採用活動では、会社説明会を開催します。誤解されやすいのですが、ヒト・ファーストとは決して人に優しくする、人を大事にするという意味ではないんです。しっかりと当社の「ヒト・ファースト」について理解いただき、ご自身で考えてもらう時間をとっています。」

面接の中で小山がする定番の質問はひとつだけ。
それは『なぜ今の会社を辞めたいの?』という質問。

小山 「お金、人間関係、仕事の内容そのもの……。ひとは満たされていないものを満たそうと思って転職をしているはず。これらを言語化した際にしっかりと伝えられるか、こだわりを持っているのか。キュービックに合う人材とは、上記の“こだわり”を共感しあうことが多いですね」

ミスマッチを防ぐために、面接の最初に候補者とのゴール設定を行う小山。候補者の方にも転職活動を通じて自分と向き合ってもらい、「キュービックで働くと幸せになりそうか」という観点で採用をしています。

この「幸せかどうか」というキーワードを掲げるのは小山だけではありません。エンジニア採用を担う吉田もキュービックの採用における思いを話します。


エンジニア採用「いかに組織をつくるか」

─私たちは常日頃から「キュービックに入社することがお互いの幸せになるのか」という思いを大切に採用活動をしています。クレドを体現できるか、ヒト・ファーストを理解しているかというのは職種に関係なく、キュービックで働く人としての共通の採用基準です。

エンジニア採用を担当する吉田は、新卒から10年ほど広告業界の営業に携わりました。そこから未経験の人事という職種に挑戦しました。

とにかく人事の経験を積みたい一心で転職を重ね、さまざまな会社で人事業務の立ち上げ時期を担ってきました。その後、これまでの人事に携わった期間の集大成を出すべくキュービックに入社します。

キュービックに入社後、エンジニア採用の担当になった吉田。現在のエンジニア組織の魅力はどのようなものなのでしょう。

吉田「インターネットを真の課題解決エンジンへ。これが、キュービックの実現する未来です。そのため、キュービックのエンジニアは「自分にどんなスキルが身につくか」というよりは「自分が何を与えらえるか」「ユーザーにとって何が一番か」を常に考えている利他的な人が多いことが特徴です。チーム全員でアプリケーション開発を楽しみながら自身も成長していくカルチャーが根付いています。」

現在キュービックの技術チームは20名を超える組織になりました。吉田は面接で必ず、「あなたが部隊をつくってください、担ってください」と候補者の方には伝えることにしています。

吉田 「15期目、300人の組織となると、だいぶ技術環境が整っている印象を受ける方もいらっしゃると思います。実際、そういった認識でご応募いただくこともしばしば。しかしながら、当社はマーケティング事業が起点で急成長している企業なので、まだまだ技術環境はこれからの整備が必要です。社外CTO、VPoEが今期参画したことからもわかるように、まさにこれからエンジニア組織を強化していく段階です。組織づくりに携わりたい方にはとても楽しくて刺激的な環境だと思います。」

デザイナー採用「スキルはもちろん大事。マインドはもっと大事」

──会社説明会ではキュービックがどんな会社なのか、約30分ほどかけて説明します。こうした会社側が多く話すのは、エージェントからも珍しいと言われています。

デザイナー採用を担当する川口は2019年3月、株式会社キュービックに入社しました。前職のゲーム開発会社でデザイナーの採用に携わっていたこともあり、2019年7月からデザイナー採用を担当しています。川口が持つデザイナー採用の観点は、大きく分けると3つです。

川口「まずは、『デザインは課題解決のための手段である』ということです。デザイナーの中には、とにかくおしゃれで洗練されたページをつくりたい、という方も多いのですが、キュービックが大事にしているのは『ヒト・ファースト』なので、見た目の美しさやかっこよさだけではなく、『ユーザーが課題を解決するために最適なデザイン』をすることが求められます。」

また、キュービックは事業会社なので、それぞれの業務を点ではなく線で捉えられる人を求めています。川口は、「作って終わり」「UXだけ」ではなく、それぞれの業務の背景や目的をしっかりと理解し、全体を把握しながらものづくりをしたい、という人の方が親和性は高いと考えています。

川口 「キュービックのクリエイティブ組織であるエクスペリエンスデザインセンターは、一年ほど前に設立された組織なので、まだまだ整っていない部分がたくさんあります。つまりそれは、チャンスがたくさん転がっているということで、整備されていないところ整えながら、部署やチームを越えて、新しいことにチャレンジしていくことを楽しいと思える人が向いていると思います。たとえば、4月に入社をしたデザイナーは、経験が少ないながらも、何もない中でなんとかしようという力があり、マーケティングの領域などのような初めてのことであっても抵抗なく取り組むタイプでした。そのマインドやスタンスを最も評価して採用を決めました。」

川口が面接をする中で心掛けているのは、候補者の方をなるべく緊張させないこと。

川口「どういったマインドを持っているのか、どういったキャリアを望まれているのかなど、素直に本音をお話しいただるような空気感や場づくりを心掛けています。面接を「化かしあいの場」と思わず、「本当に自分に合っている会社なのかを見極める場」にしてもらいたいですね。」


3人は、候補者に向けてどのようなメッセージを語りかけたいのか──

川口「キュービックはどの職種であっても、徹底的に相手のことを考え、こだわり抜くことができる環境です。堅苦しい面接ではなく気軽に、カジュアルな面談からでもいいので、キュービックを知ってもらえると嬉しいです」

吉田「インサイトにたどり着くまで、どんな場面でもヒトに向き合うのがキュービック。私自身も入社時の面接で「なぜ?」をたくさん問われ、自身の思考の整理ができた経験があります。面接という限られた時間の中で向き合うことは容易なことではないですが、お互いにとって有意義な時間が過ごせたらいいなと思っています。」

小山「人生は一回きりしかないから、どれだけ楽しめるかが大事だと思います。仕事という枠だけではなく、自分の人生を楽しむことを諦めずに理想を共に追い続けていきたいと思います。理想があればあとはどうするか、それだけだと思っていますから。人事って、ある種の門番だと思っているので、その門をたたいてくれた方とは一緒に人生を楽しみたいだからこそに僕らはヒト・ファーストにとことん向き合いますよ」

採用市場に大きな変化の波が押し寄せている今、キュービックの中途採用は一筋の光明となり、候補者の方々の新たな可能性を開いています。