バックパッカーだった学生時代。異国の地で“無条件の優しさ”に触れる

▲青色の町、モロッコのシャウエンにて

私は旅が大好きです。アメリカや南米、オーストラリア、他にもヨーロッパやアジアなど……これまで訪れた国は26カ国にのぼります。

私が海外旅行に目覚めたのは大学1年生のとき。「このまま大学生活を無為に過ごしていても、就職活動で話せるようなことが何もない……!」と漠然とした焦りが生まれました。

思い立ったらすぐ行動に移さないと気が済まない私は、当時パスポートすらもっていなかったのですが、その場でタイまでの航空券を予約してしまいましたね。

最初のうちはひとり旅でしたが、旅先で出会った人と友達になり、一緒に観光地や自然スポットを巡りました。よく周りからは「ひとり旅は孤独じゃない?」と聞かれますが、そんなことはありません。

意外かもしれませんがひとり旅ってひとりの時間があんまりないのです。というのも、泊まるのはモーテルなので同じようなバックパッカーの人たちと相部屋ですし、そんなふうに旅先で話していると仲良くなって「明日ここにいこうと思ってるけど一緒にいく?」なんて流れになるんです。

また1人だと、現地の人との関わりも自然と深くなります。助けてくれる人がたくさんいたので、そこでも人の優しさに触れました。

大学4年生の夏にインドを訪れた際は、列車に乗ってさまざまな地方に足を運びましたが、インドの列車では到着してもなんのアナウンスもないんです。その都度、現地の乗客に拙い英語で行き先を伝え、今どこを走っているのか聞きました。急に発車してしまうこともあるので、私の話を聞いた現地の人が列車を止めてくれたこともありました。

異国の地で人の優しさに触れたからこそ、私も困っている人に対しては“無条件の優しさ“を持って接していこうと思っていますし、日本で外国人が困っていたら積極的に話しかけるようにしています。

旅行にかかるお金を捻出するため、私は飲食店でのアルバイトを3つほどかけもちしていました。どのお店も大好きでしたが、とくに割烹料理屋さんでは熱をもって働くことができました。

オーナーはとても厳しい人で、常に私たちアルバイトに、「お客さんが何を求めているか」考えながら接客をするよう求めていました。なかなかアルバイトでそこまで求めるお店は珍しかったので、対応しきれずに辞めてしまう人も……。しかし同じアルバイトの先輩が引っ張ってくれて、そのときはチームで働くことのすばらしさを感じました。

イベントブースで、すべての体験が「ヒト起点」であったことに気付される

▲インドのバラナシで知り合った友人達

大学3年生の2月、周りが就職活動を意識した行動をし始める中、「この業界は激務なので辞めたほうがいい、逆にこちらの業界はキャリア形成に有利」など社会人の兄から受けたアドバイスを元に、私はひとまず食品メーカーについての情報収集をしていました。

しかしそのアドバイスの背景なども深く理解せず、またそこには自分の意思がなかったため、食品メーカーで働く自分の姿がまったく想像できず、調べていてもワクワクしませんでした。

そんなとき、友人に誘われて旅の総合Webメディア『TABIPPO』主催のイベント、「Backpack FESTA」に行きました。

イベントが始まる前にロビーを散策していると「旅人採用」のブースを見つけました。「旅人採用」とは日本初の旅人に特化した就職支援エージェントで、カウンセラーは全員海外経験者。依頼者と同じ目線で仕事探しについて話せるのが特徴です。

以前から「旅人採用」の存在は知っていたので、「話だけでも聞いてみるか」という軽い気持ちでブースに訪れました。そこにいたのが、「旅人採用」を運営する株式会社 Diveの田村 彰康さんでした。これが私の就職活動における運命的な出会いとなります。

これまでのアルバイトのことや、大好きな旅で触れた思いやりの話を田村さんにしたところ、「田中さんはホスピタリティを大事にしているみたいだから、ヒトに対してどんな価値を発揮できるかを本当は軸にしたいんじゃない?それは食品メーカーでかなえられる?」と逆に質問されてしまいました。続いて田村さんは私にマーケティング業界を提案しました。

最初は“マーケティング“という言葉の意味すらまともに知らない状態だったのでギャップが大きくて……正直、「自分がしたいことってマーケティングなの?なんでマーケティングを推されるの?」という気持ちでした。

ただ田村さんと話しているうちに、納得感が強くなってきました。たとえば、私の好きな動画を制作するにしても、どんなに技術があったところで、誰に何を伝えるかがしっかりしていないといい作品もだめになってしまうと考えたことを思い出しました。結局、私の今までの行動をいろいろ思い返してみると、実は全部「ヒト起点」でつながっていると感じましたね。

そしてそこからキュービックを紹介してもらい、ヒト・ファーストの理念に強く引かれました。その後は無事に入社して、今は士業チームのマーケターとしてSEOを勉強中です。

何もわからないところからの成長を促してくれる、ヒト・ファースト

▲インドのバラナシ、現地の学校で日本人6人ほどで日本語教室開催

2020年の4月に入社し、すぐに任された仕事は、法律事務所メディアの記事制作でした。

短期インターンで脱毛事業のチームにいた際、広告のLP(ランディングページ)作成は経験があったので、ユーザーのインサイトを考えて記事を考える点では似ています。

しかしいざ記事制作に挑戦すると、似ている点はあるとはいえど、とても難しくて、いかに短期インターンのときの広告ページの作成が完成度の低いものだったのか思い知らされました。優しく指導してくれたチームの先輩方には本当に感謝しています。

ペルソナを考えている段階から、本当にこのペルソナはズレていないのか?と疑問を抱いたり、表現する言葉ひとつで印象が変わってしまったりすることに改めて気付かされました。

あと、構文化するのが苦手だったり、どうしても結論から話せなかったり、3Sを意識して実施できなかったり、悩んでいます。でも、すごくすばらしい環境に自分は置かれていることを忘れてはいけないと思っていますね。

親身になって教えてくださったり、相談事をいつでも聞いてくださる先輩方に感謝しています。私も早くチームに貢献したいです。

キュービックの理念はヒト・ファースト。それは入社してからもすごく感じます。

企画シートや構成案に対する想いであったり、ユーザーに向き合うところもそうなんですが、社内のインターンや社員同士で向き合う気持ちも同じです。私は新卒入社でインターンも経験していないので他の会社のことはわからないのですが、掲げた理念を体現しているキュービックに入社したことは本当に良かったと思っています。

ここまで自社の理念を体現している会社は珍しいのではないでしょうか?

なので私もキュービックの名に恥じぬように、そして会社を代表してどこにでも立てるように、意識して日々の業務と向き合っていきたいです。

チームに貢献し、自信をつけるため──1年目の今、このときを大切に

▲インドのタージマハルにて

仕事を実際に経験して思ったことは、この最初の何もわからない状態や、この瞬間に感じる想いや考え方っていうのは今しかないものなんだということです。

なので、思ったことなどはいつもメモに残しています。

このメモは後で見返すたびに、「当時こんなこと考えていたのか」と振り返ったり、逆に「その考えいいな」ってアイデアの源になったりするかもしれないので、きっと将来の自分にとって役に立つメモになるのではないかなと思います。

1年後や2年後の未来のことはわからないですが、「こんなことで悩んでいた時期もあったな」と思えるくらいの余裕を持てていたら良いですね。

あと、今教えてくれる先輩方やインターンの皆さんに対して、結果を出してチームに貢献することで役に立ちたいなと思います。

メディアを担当するようになって、利益を出せるようになったら、自信がつくかなと思います。

今年の新卒社員は研修も実務もリモートの中で始まったからこそ、自己マネジメント能力が求められているなと思います。

自分の業務を自分の力で効率よく進めていくことが求められているので、本当に大変です。それでも、この力を1年目からものにすれば強くなれると感じているので、この状況を逆手にとって、むしろ二倍のスピードで成長していきたいです。

この一年は今している業務にこだわらず、さまざまなことに欲張って挑戦する年にしたいです。1年目だからこそ、失敗する可能性があってもリスクをとって挑戦することが大いに許されることもあると思っているので、今のうちにその立場を利用して、どんどん業務範囲を広げていけるように頑張りたいです。

今年一年は失敗や挫折も覚悟の上で精進します!