“人間中心”の社風──入社前とのギャップはなかった

▲就職活動終了後は、就活支援の学生団体に所属し、他大学の学生と共に就活生のサポートをしていた

2020年にクレスコに新卒入社した阿部 瑠香。システムエンジニア(SE)として、大手保険会社のWebアプリケーションの開発と保守を担当しています。 

阿部 「私が携わっているのは、保険会社への保険金や給付金の請求手続きで発生する紙の請求書を、スキャンして電子データ化し、顧客情報と紐づけるシステムです」

業務に携わるメンバーは、ビジネスパートナーを含め、総勢約50名。その中に複数のチームがあり、それぞれのチームで担当しているシステムや機能が異なります。様々な角度から、顧客をシステムで支えているのです。

「私のチームは6名ですが、先輩はみんな、人間力が高いんです」と話す阿部。未経験からSEに挑戦する上で、心強い環境にいると続けます。

阿部 「まだ2年目でわからないことも多く、コロナ禍の影響で出社は週に1回、ほぼリモートでの業務ですが、チャットでのコミュニケーションや、Web会議の画面共有機能を活用しながら、疑問点を解消しています。

リーダーだけでなく、チームメンバー全員が親身になって教えてくださいます。とても優しい方が多いというのが、ずっと変わらない印象です」

この印象は、入社前から持っていたと、阿部は振り返ります。

阿部 「私は大学時代、経営学部でマーケティングを学んでいました。就職活動では、誰かの問題を解決できる人間になりたくて、ITコンサルタントを志望しました。

ITコンサルタントになるには、もちろんITに詳しい必要があります。そのうえで、開発者としての経験もあったほうが、質の高い仕事ができると考えました。そこでまずは、SEとしてキャリアを積んでいこうと決めました」

そんな中でクレスコと出会い、人を大切にする社風を体感した阿部。“人に貢献したい”という自分の気持ちと重なり、魅力を感じたと言います。

阿部 「会社説明会では、“人間力”や“資質”を重視しているという話があり、好印象でした。

また、選考や、懇親会を通して、多くの先輩社員と交流しました。交流する中で、親身になって話を聞いてくださったり、質問に答えてくださったりする方がすごく多かったんです。人を重視する社風が浸透していることを実感できたのが、入社の決め手でした」

入社後はいきなりリモートワーク。周囲の支えと自身の努力で困難を克服

阿部がクレスコに入社する直前にコロナ禍となり、入社後はリモートでの新人研修からスタートしました。新人研修の3か月間を、「最初は対面でコミュニケーションが取れない苦労があった」と、阿部は振り返ります。 

阿部 「リモートだと質問がしづらくて……。とくに最初の頃は『電話して質問してもいいですか?』が言いづらかったです。

ただしそれはお互いに慣れない状況下で、コミュニケーション手段が確立されていなかったことと、私自身『どんな文章なら、不明点をうまく伝えられるか?』『どうしたら、今の状況を正確に共有できるか?』を試行錯誤していたからです」

徐々にリモートワークに慣れていき、便利なツールなどの情報が増えていく中で、阿部自身も積極的な発信を心がけるようになりました。

阿部 「自分からアクションすることの大切さに気づいたんです。対面だと、周りの様子が目でわかりますが、リモートだとそうはいきません。自分から『電話していいですか?』『これをしていいですか?』と確認するようにして、リモートでのコミュニケーションの感覚をつかんでいきました」

阿部はこの経験を、研修後の業務でも大いに活用しています。

阿部 「今の業務もリモート中心なので、まずは『どうやって質問しているのか』『この分野の質問は誰に聞けばいいか』など、仕事の進め方を聞くことから始めました。進め方が分かると、作業効率が上がるので」

若手ながら、計画的に業務を進めている阿部。しかし、最初からうまくできていたわけではないと言います。

阿部 「入社1年目の時は、“指導員”という、育成担当の先輩がついてくれていました。毎日作業予定を立て、予定通りにできたかどうかを、一緒に振り返ってもらっていたんです。

最初は予定通りにいかないことが多く、難しいと思っていましたが、毎日予実を記録することで、作業時間の予測の精度が上がり、自分でも『前よりも計画的に進められるようになった』と、成長を感じることができました」

自分に来たチャンスは逃さない──社内活動にも積極的に参加

▲クレスコフェアでは出展作品の投票・審査が行われた。阿部のチームは上位5チームに入り、優秀賞を受賞した

クレスコは、業務以外での技術力向上の機会や、コミュニケーションを活性化する取り組みが多いのも特徴のひとつ。阿部はそのような機会に、積極的に参加しています。 

阿部 「クレスコには好奇心を刺激し、自然と成長意欲を高めてくれる活動が多いです」

中でも、2021年10月に開催された“クレスコフェア2021”では、阿部は出展チームの一員として、約半年間、業務外での開発に携わりました。

阿部 「クレスコフェアは、社員が創意工夫を凝らして開発したシステムやサービスを展示するイベントです。2021年の開催時は、1つ上の入社3年目のリーダー、ベテランの技術アドバイザー、私を含めた入社2年目3名の、計5名のチームを組みました。

私たちが開発したのは、スカートの中などの、隠し撮り被害を防止するシステムのプロトタイプです。リーダーがチームメンバーを募集していると聞いて、社会的な問題にアプローチできる内容だったこともあり、参加しました。

普段の業務では関わらないメンバーでチームを組み、使用した技術も初めて扱うものだったので、知識や技術の面でも、勉強になることが多かったです」

他にも阿部は、所属部署の部会運営や、有志の社員で開催している“アジャイル勉強会”にも参加しています。

阿部 「アジャイル勉強会は、アジャイル開発に詳しい先輩の話を聞いたことが参加のきっかけです。現在担当している案件はウォーターフォール開発なので、『こんな開発の進め方もあるんだ、おもしろそう』と興味を持ちました」

「役立つことのない経験はないと思っているんです」と阿部は続けます。

阿部 「クレスコフェアに向けた開発では、業務で経験したことのない開発フローや、自分で考え、調べながら、ゼロからシステムを生み出すという経験ができました。ベテラン技術者の考え方に触れることができたことも学びになりました。

こういう経験は、全てが直接的に業務で使えることではなくても、良いところを取り入れていくことはできると思うんです。なので、自分に来たチャンスは逃さないようにしています」

行動や成長を後押しする想いは、変わらない“人への貢献”

▲同期とはプライベートでのつながりも大切にしている(阿部は写真左)

入社後の様々な経験を通じて、阿部の将来に関する考えに、変化が現れはじめました。

阿部 「以前はITコンサルタントが最終目標でしたが、現在はSEとして、『一緒に仕事をする人が働きやすくなるためには、どんなアプローチをしたらいいか』ということに興味を持っています。

“人への貢献”という軸は変わりませんが、今は『自分の周囲に価値を提供して、貢献できるSEになりたい』という想いが強いですね」

具体的には、「自分も相手も、仕事にもっと楽しさややりがいを持てるようにしたい」と阿部は語ります。

阿部 「例えば、先輩が忙しそうな時は、先輩の担当作業の中で、私ができる作業は代わりに担当するようにしています。技術力が上がれば、もっとサポートできるようになると思うので、会社で利用できるe-learningなどを使いながら、貢献できる幅を広げたいです。

また、2年目になったので、後輩の力になりたいとも思っています。文系出身で知識も浅い段階だからこそ、同じ状況の後輩がつまずきそうなところや、知識の浅い人にどう伝えたら伝わるか、ということがわかります。そこは積極的に関わっていくべき部分だと思うので、もっと知識をつけたいです」

そんな想いを抱くようになったのは、周囲の影響だと続けます。

阿部 「先輩方は単に私を助けるだけでなく、『ここはちょっと難しいよね』と言ってくれるなど、寄り添ってくれました。

『プラスアルファでこれもしたら良いよ』とか『こういう手段もあるよ』など、新しい気付きを与えてくれることも多かったです。それは知識と経験を持ち、人間性が優れていないとできないことだなと。

こうした経験を積み重ねるうちに、私もそういう人になりたいと思うようになりました」

そんな阿部は、「人と一緒に仕事をすることや、自分の成長を楽しめる人がクレスコに向いている」と分析します。

阿部 「仮に今は楽しめていなくても、いずれは楽しめるようになりたいとか、やりがいを持って働きたいというスタンスを持っている方が、合うのではないかと思います。

想いがあれば、自然とその方向性の思考が持てますし、『どうしたらもっと楽しめるようになるかな?』『もっとやりがいを持てるにはどうしたらいいかな?』と考えながら仕事をしていけますから。

その試行錯誤をする過程で、クレスコには頼れる社員がたくさんいるので、安心してほしいです」

確かな真実味を帯びる、自身の経験に裏付けされた阿部の言葉。その想いや経験は、阿部の手によって、周囲の人や後輩たちにも伝播し、脈々と受け継がれていくことでしょう。