大切にしているのは“品質”。失敗から得たこだわり

▲第三ビジネスソリューション事業部 デジタルテクノロジースペシャリスト 真部 晃一

2018年に、金融システムの開発会社から、クレスコに中途入社した真部 晃一。現在は、大手物流会社のアプリケーション開発・保守に携わっています。

真部 「業務の内容としては、Webサイトのシステム開発がメインです。エンドユーザーである、顧客企業の社員の方が使用するシステムを、より使いやすくするための開発を進めています。

近年は、ECサイトの数も、商品発送数も増えています。しかし、ECサイトのシステムと物流システムの連携は、まだ十分とは言えないので、連携機能を強化する案件が増えていますね」

真部は、チームリーダーとして、メンバーの管理を行うほか、チームに新しく入ってきたメンバーに対し、顧客の業務知識や、使用しているシステムに関する教育を行う“技術支援”も行っています。

真部 「現在開発しているシステムには、200~300程度の細かい機能があるので、メンバーひとりあたり、複数の機能を担当しています。なので、メンバーによって、業務の理解に差が出てくるため、部内の勉強会を開催して、知識の共有を定期的に行っています」

さらに真部は、社内の“メンター”として、他部署の若手の教育も行っています。

真部 「クレスコでは、新卒で入社した若手の社員に、同じ部署で実務を指導する“指導員”だけでなく、他部署のメンターがつきます。メンター活動では、月に1回面談をしています。メンターの業務内容を話すことで、若手にとっては他部署の業務を知る機会になりますし、他部署だからこそ聞ける困りごとを聞いて、解決のヒントを伝えることもあります」

システム開発から若手の教育まで、幅広い業務にあたっている真部ですが、開発する上で最も大事にしているのは“品質”。「システムの不具合を起こさない」という強い思いで、成果物に対しては社内でレビューを重ね、お客様に対しては確認事項を丁寧に説明するよう心掛けています。

そのきっかけは、前職での経験にあると、真部は語ります。

真部 「担当していたシステムに不具合が発生し、Webサイトが3日間ほど使用できないシステム障害が起きました。不具合自体は小さなものでしたが、それでも結果的には致命的な障害でした。そこから“品質”を強く意識し、こだわるようになったんです」

いろいろな業界のシステムを開発したい──道を切り開くべく転職

▲テレワーク中の様子。2021年10月現在、週3~4日はテレワークで勤務している

実は、真部は文系出身。大学では経営学部で会計学を学びました。そんな真部がシステム開発に関心を持ったのも、会計学がきっかけでした。

真部 「授業で会計ソフトを使用したんです。それまでは、電卓などを使用して計算していましたが、ソフトを使うと、簡単に処理できる。そこから『システム開発もおもしろそうだ』と考えるようになりましたね。

就職活動では、会計事務所なども視野に入れていましたが、システム系の方が今後勢いを増すのではないかと考え、IT業界を選びました」

新卒で入社した会社には4年ほど在籍し、社会保障関連システムのアプリケーションを担当。さまざまな経験を積んで、やりがいも感じていたといいます。

真部 「前の会社に対して、いやな印象は持っていませんでした。ただ、当時の会社の事業領域が金融業界や医療業界のシステム開発のみで、分野が限られていたんです。

そのままその企業で続けていく選択肢もありましたが、もう少しいろいろな業界のシステムを担当してみたいと感じるようになって。そこで、幅広い業界のシステム開発を経験できる企業を探していたところ、クレスコを見つけました。クレスコは、会社の雰囲気や人柄が穏やかで温かく、面接もとても良い印象でした」

転職活動では、自社開発したITパッケージサービスを提供している会社も検討しましたが、結局はその会社のシステムだけでやっていくことになります。

別のものに携わってみたいという気持ちになったときに選択肢がなくなることは避けたいと考え、真部はクレスコに転職を決めました。

ギャップを克服し、前向きにとらえて進む

▲旅行好きでもある真部。2019年、アメリカのアンテロープ・キャニオンにて

真部がクレスコに入社して最初に配属されたのは、現在も所属している、物流業界向けのシステム開発を担当する部署。面接時に希望を聞かれ、「前職で経験した金融以外を担当したい」と回答し、希望を受け入れられた形です。

しかし、最初は大変だったと、真部は振り返ります。

真部 「今までとは異なるやり方で業務を進めることに、最初は苦労しました。例えば、金融業界のシステム開発は、計画通りに着実に開発を進めていきますが、担当している物流業界は、業界のトレンドの流れが早いので、開発スピードが重視されるという部分が大きく違います。

業務の進め方も、最初にプロトタイプ版を開発し、そこからさらに機能を追加していくというもので、それまで経験がなかったものでした」

最初のうちは、自力でギャップを埋めようと考えていた真部でしたが、さすがに一人では無理がありました。

真部 「以前から案件に参画していたクレスコの先輩社員に、とにかく質問するようにしました。質問するとすぐに返答してくれましたし、質問したこと以上にいろいろ教えてもらえて。周囲の方々に手伝っていただき、なんとかギャップも克服し、前進できました」

今となっては、「ギャップがあったことで、まったく違う部分を知ることができて、考え方の幅が広がった」という真部。前向きに、新鮮さを感じながら日々の業務に取り組んでいます。

真部 「違う業界のシステム開発を経験することで、新しい知識が身につき、世の中の見方が変わるところもおもしろいと思っています。

良いシステムを作るには、IT知識だけでなく、開発したシステムに関連する、顧客側の“業務知識”も必要です。業務知識の習得は大変ですが、知識がつくと、その業界がどう動いているかがわかるようになります。

例えば、物流業界では、荷物を送ってから受け取るまで、想像以上に様々な人やシステムが関わっています。その流れを知ることで、日常生活の中で物流業界の仕組みを体感することができるんです」

新しい技術を常にキャッチアップ──“できる”技術リーダーを目指して

▲2021年10月実施のイベント「クレスコフェア2021」内の開発コンテストでは、真部が属するチームが入賞した

真部にとって、忘れられない経験があります。

真部 「その案件は5人ぐらいの少人数チームだったのですが、作業進捗に遅れが生じ、私は途中からサポートメンバーとして参画しました。

開発の遅れが、遅れていた理由の一つだったのですが、私は今までに同じような開発経験があったので、アドバイスすることができたんです。

他にも、開発したシステムのテストにも課題がありました。テストをする前には事前準備が必要なのですが、その準備に非常に時間が掛かっていたんです。そこで、ツールを開発し、効率化を図りました。

結果的に、遅れを取り戻し、当初の予定通りのスケジュールで開発を終了することができました。大きな手ごたえを感じましたね」

「真部さんがいたから、間に合わせることができた」と、チームのメンバーから感謝されたことも嬉しかったと話す真部。この経験が、真部のビジョンにもつながっています。

真部 「今後のキャリアプランとしては、技術的なリーダーを担っていきたいと考えています。開発を進めるにあたり、課題やつまずきも出てきます。そういったことをすぐに解決できるような、“できる”リーダーがいるだけで、開発の効率も品質も上がります。

ちょうど身近に、技術にも詳しく、管理もできて、メンバーみんなに頼られている先輩がいます。私もそういう存在を目指したいですね」

そのために真部は、積極的に技術を吸収しています。

真部 「今、業務で扱っている技術のレベルも高めたいですが、技術自体が日々進化しています。それに合わせて、私自身も、もっと力をつけたい。

実際にお客様から『新しい技術を使ってこういうことがしたい』と言われたときに、言われてから勉強しても間に合いません。普段から新しい技術を学習しておき、要望があったときに即座に対応できるように、今もしていますし、今後もしていきたいです」

これからもどんどん技術力を身に付けていきたいと、意欲を見せる真部。目前の業務や技術にひたむきに向きあう真部が、その先に広がるさまざまな選択肢をどうつかみとるのか──真部の挑戦から、今後も目が離せません。