若手ながらチームリーダーに──BIツールでお客様の意思決定を助ける

▲チームメンバーに囲まれる大塚(写真中央)

2017年に新卒でクレスコに入社した大塚。2021年現在は、BIツールのTableauを活用した、通信業界向けのデータ分析業務を行っています。

大塚 「今回の案件のゴールは、お客様の営業活動におけるターゲティングです。業務は主に、“データの加工”と“データの可視化”です。

お客様はWebでICTソリューションの展示会を催しており、展示会に来場されたお客様の行動履歴データを分析し、販促活動につなげます。ただ、行動履歴データは情報(数字や文字)が羅列されただけのデータのため、パッと見ただけでは販促活動に活かせない状態。そこで私たちがデータを成型・加工します。

加工したデータをTableauに読み込ませ、表やグラフという形で可視化することで、お客様が見てすぐに理解できる状態になる、という流れです。

Tableau上では、Webページにアクセスしたユーザーの属性や、対象のページでお客様が反応を示した行動(資料ダウンロード数やGOODボタン押下数)など、いろんな切り口のデータを一瞬で表示できます。『このソリューション/商材を購入する可能性が高いのは、こんな属性のユーザーである』と短時間で判断できるというわけです」

大塚はデータの加工と可視化だけでなく、Webサーバの構築や、顧客に対するTableauの研修講師も担当しています。お客様の業種としても、損害保険や生命保険、飲食、航空など、さまざまな業種のデータ分析案件を経験しました。その中で得た知識や実績が認められ、大塚は2020年の夏に、チームリーダーに抜擢されました。

大塚 「チームメンバーは5名いますが、その多くがTableau初心者というチーム編成です。使用ツールの知識があるからと言って、年下のリーダーが年上のメンバーを引っ張ることは、プレッシャーだと思う人もいるかもしれませんが、私はプレッシャーを感じていません。自分の裁量でチームビルディングができるということに、単純にやりがいや嬉しさを感じていますね。

リーダーとして心掛けていることは、オープンな雰囲気をつくることです。技術的な質問から雑談まで、フランクに会話ができる環境にすることを常に意識しています。まず行ったことは、メンバー全員との1on1です。自己開示をして自分のことをわかってもらいつつ、メンバーの強みや考えをヒアリングして、チーム内での役割分担に活かしました」

役割を持つことで目的意識が明確になり、チームとしてより良い状態になると考えた大塚。オープンな雰囲気は、テレワーク中心になった現在も変わらず維持され、チームの一体感が保たれています。

苦労を乗り越えた先で感じた「仕事の楽しさ」

▲天文部にて誕生日を祝われる大塚

若手ながら、メンバーを常に気遣う視点を持つ大塚ですが、その視点は学生時代に培われました。

大塚 「大学では天文部に所属し、部長をしていました。楽しんでいる部員を見ることに、やりがいを感じていましたね。部員が50人近くおり、個性の強い部員も多くて大変でしたが(笑)、いろんな価値観を知ることができました。そうして自分の視野が広がることも、やりがいの1つでした」

さまざまな考えに触れる楽しさを味わった大塚は、「IT業界ならいろんな業界業種と関われる」と考え、IT業界に絞って就職活動をしました。

大塚 「クレスコを知ったのは、大学内の企業説明会です。選考が進むうちに、フランクで良い雰囲気だと感じるようになりました。また、クレスコには、入社3年目までの間に複数案件を経験できるローテーション制度があり、『いろんな業界業種と関わりたい』という自分の軸と合っていたことも入社の決め手として大きかったです」

そうして、2017年にクレスコに入社した大塚。最初に担当したのは、旅行業界のWebアプリ開発案件でした。

大塚 「入社後の研修期間までは、『クレスコでのし上がってやるぞ!』と自信満々でした。アプリ開発の案件希望がかなったこともあり、意気揚々としていましたね。

しかし、いざ開発チームに入ってみると、開発以前の問題が多々ありました。マナー研修を活かせず怒られたり、資料印刷すらうまくできなかったり……。ただ、指摘されるたびに、『やってやるぞ!』という気持ちが大きくなりました」

指摘されたことを着実に改善しつつ、担当タスクに関しても主体的に動き、早いペースでレベルアップしていった大塚。その実績を認められ、大塚は2018年の春に、本来であれば入社5年目~10年目クラスの社員が担うブリッジSEに任命されます。

大塚 「その案件はオフショア開発を取り入れていて、ベトナムのソフトウェア開発企業にも開発を委託していました。ブリッジSEは、日本のメンバーとベトナムのメンバーをつなぐ役割です。

チーム全体として、先輩たちも1つ上の役割を担うような若いチームでした。その中で私の主体性が評価され、ブリッジSEに任命されたようです」

拠点が異なり、さらに言葉の壁もある中で、どうすれば日本とベトナムのメンバーが滞りなくタスクを進められるか、という難しい問いに直面した大塚。そうした困難を乗り越えたポイントも、自身の主体性でした。

大塚 「多くの先輩に助けていただきながら、トライアンドエラーを繰り返しました。先輩方からはブリッジSEのことだけでなく、仕事に対する考え方や姿勢、仕事の優先順位の付け方といったビジネススキルやマインドも含め、社会人の基本を教えてもらったことも大きな力になりました。

先輩方のフォローを通じて自分の成長を実感し、仕事がどんどん楽しくなりましたね」

経験を最大限に活かす──「人を巻き込む力」でチームを引っ張る

▲旅行業界のWebアプリ開発チームにて懇親を深める大塚

2018年の冬、大塚は現在のデータ分析業務を主とする部門にローテーションしました。

大塚 「ローテーションせずに、今の案件で使っている技術や知識をもっと高めたいと希望した同期もいたようですが、私はローテーションを希望しました。リクエストとしては『いろんな人と関われて、新しいことができるところ』で、扱う技術の希望はありませんでした。結果、今の所属部門であるデータテクノロジーセンター(以下、DATC)の案件を担当することになりました。

DATCは、いい意味で変な人たち(笑)がたくさんいて、刺激的な毎日を送っています。案件を通していろんな業界に触れることもできているので、希望はまたかなったと思っています」

希望通りのローテーションではあっても、新しい技術やその案件ならではのルールをゼロから学ぶことは大変だったと語る大塚。その時役立ったのが、旅行業界の案件での経験でした。

大塚 「旅行業界の案件で、多くの先輩からいただいた学びを通して、自分なりの仕事の進め方や学び方のフレームができていたんです。それに沿ってTableauを学んでいきましたね。大変でしたが、つらいとは感じませんでした」

旅行業界の案件での経験は、チームの雰囲気づくりという点でも活きていると大塚は言います。

大塚 「ベトナムの方をはじめ、多くの方と関わりも持ちながら業務を進めてきたので、人を巻き込むのが得意になったと思います。Tableauを学んでいた時も、積極的にコミュニケーションを取り、話しやすい雰囲気をつくるように心掛けていました。

その経験を、リーダーとなった今でも活かしています。軌道に乗るまでは寄り添いながら作業を進め、メンバーがある程度理解できてきたら任せるという、『周囲を巻き込みながら仕事を進める』やり方をとっています」

もちろん、いついかなる時も周囲に頼ればいい、というわけではありません。大塚は、ゴールに向かって行わなければならないことは何か、それはどうすればできるのかを、チーム全員で一緒に考えて進めています。

扱う技術もお客様の業界も異なるものの、自身の経験や学びを最大限に活かしているのです。

とにかく楽しく仕事ができる、誇りや喜びを感じられる環境を目指して

▲先端技術事業部 データテクノロジーセンター 大塚 淳

どんな案件でもどんな環境でも、ポジティブに自分のやるべきことと向き合っている大塚。そのモチベーションは、仕事に向き合う姿勢から生み出されています。

大塚 「『やるからには楽しく仕事がしたい』と思っています。

社内の同期や社外の学生時代の友達から、『大塚は仕事の話をしている時、いつも以上に楽しそうだよね』と言ってもらうことが多々あります。楽しいと感じるかは、自分の捉え方次第だと思うんです。少なくとも、自分が直接かかわるチームメンバーやお客様には、楽しみながら仕事をしてもらいたいです。

仕事をする以上、大変なことももちろんあります。でも、『大変なのは今だけで、成長するうえでは必要なステップだ』と考えるようにしています。『何かあっても死ぬわけじゃないし!』とも思ってますが(笑)」

そう語る大塚の現時点の目標は、部長になることです。

大塚 「入社当初は、『いつかは社長になってやる』と思っていました。今は自分がこうなりたい、というよりも『一緒に働くメンバーに、やりがいや楽しさを感じてもらいたい』と思うようになりました。

より多くのメンバーにそう思ってもらうために、まずは部長になることを目指しています。挑戦・成長することに対してより一層前向きで、部全体で相互研鑽できる仕組みや雰囲気を大事にする部をつくりたいです。

そのためには、オープンな環境づくりが必要不可欠だと思います。その環境があれば、挑戦したいと発信しやすくなる。挑戦した結果のフィードバックも多くなり、それが部員の成長につながる。部員が成長に対する喜びや楽しさを感じ、また次の挑戦につなげられる。そんな“挑戦→成長→喜びのサイクル”を回す部をつくりたいと思っています」

考え方が変化したきっかけも、出会ってきた先輩社員の存在が大きいと言う大塚。多くの先輩からもらった言葉が、大塚の頑張りを後押ししています。

大塚 「DATCにローテーションする前、旅行業界の案件の先輩方に、『こんなポンコツを育ててくれて、ありがとうございました』と伝えました。その時、『感謝の言葉はいらない。君の成長した姿を見ることが恩返しになる。新しい部門に行っても頑張れ』と言ってもらえたんです。その言葉が大きな支えになっていますね」

みんなで楽しく仕事をするために。育ててくれた先輩方に、立派になった姿を見せることができるように。今日も大塚は、夢に向かって邁進しています。