チアリーディングとの出会いが、引っ込み思案な私の性格を変えてくれた

article image 1

子どものころは引っ込み思案な性格だったと話す田中。そんな田中の性格を変えたのは、チアリーディングとの出会いでした。

田中 「幼いころは恥ずかしがり屋で引っ込み思案な性格だったんです。それが高校入学後、チアリーディング部の人たちが踊っている姿を見て、『私もあんな人になりたい!!』と強く心を動かされ、入部を決意しました」

通っていた高校のチア部は、毎年全国大会に出場するような強豪校。大会に出るためには部内オーディションに合格する必要がありました。

田中 「なかなかメンバーに選ばれないまま3年生になり、次第に焦る気持ちも湧いてきました。どうしても合格したかったので、朝昼夜練に加えて自主練や筋トレを他の人よりたくさんこなし、上手な人の踊りを見て学ぶという練習漬けの日々を送っていました。

その結果、最後には無事合格することができ、出場した全日本チアダンス選手権大会では第3位に入賞することができました」

自分の努力で、道を拓いた田中。高校卒業後もチアへの熱は増していき、短大でチアリーディング部に所属しながら、プロチームの一員としても活躍しました。

そして短大を卒業すると、当時大人気だったファッションブランドの販売員としてキャリアをスタートします。

田中 「もともとショップの店員さんに憧れがありました。キラキラしていて、素敵なカバンや洋服に囲まれて仕事をしている姿がいいなあと思って。就職試験の前には、その会社で働いている短大の先輩からどんな試験があるか、面接ではどんなことを聞かれるのかヒアリングし、本番に臨みました。

晴れて採用となり、憧れの店員として働く日々はとても充実していましたが、お客様と接する中で『もっと接客について深く学びたい』という想いが強くなったんです。そこで、以前から興味があった人気テーマパークのキャストとして働くことを決めました」

業界は違っても想いは変わらない。華々しいキャリアの果てに選んだ営業職

article image 2

テーマパークでの仕事は、「最高のパフォーマンスを提供したい」というチアリーディング時代の想いと通ずるものがあったと言います。

田中 「キャストには、ゲストに対して『期待を上回るおもてなし、パフォーマンスをする』ことが常に求められています。

そして、数あるレストランの中から、自分が担当するレストランを選んでくれたゲストに対し、今できる期待以上のパフォーマンスってなんだろう、と相手の2手先、3手先を考えて行動する癖がこのとき身につきましたね」 

その後はトレーナーに昇格した田中だが、次第に“ある想い”が生まれます。

田中 「接客のトップレベルと言われる環境で、多くのことを学ぶことができたのは貴重な経験となりました。トレーナーとして後輩の育成にも携わっていましたが、次第に自分の可能性をもっと広げてみたいと思うようになりました。ずっと接客の仕事をしていましたが、接客以外のこともやってみたいと思うようになったんです」

そうして田中は、自身の可能性を広げるため転職活動をスタートさせます。

田中 「Casaでは今まで経験したことのない営業職を希望し、派遣社員として面接を受けました。そこで出会ったCasaの女性社員の方が、仕事ができるキャリアウーマンという感じで、かっこよくてとても素敵だったんです。『私もこんな女性になりたい!』と強い憧れを抱き、それが入社の大きな決め手になりました」

不動産会社からの契約書の回収や、既存顧客の対応にあたる「営業ラウンダー」として採用された田中。これまでの仕事と業界は違えど、共通するものがあったと話します。

田中 「営業も接客も、“相手の立場に立って考える”という点では一緒だということに気づきました。目の前のお客様が何にお困りで、どうしたら解決できるか。これは接客業でも意識していたことなので、全く苦ではありませんでした。

業界のことや業務に関してわからないことがあっても、営業メンバーが頻繁に勉強会を開いてくれたので、理解を深めることができました。また、派遣という立場でも、Casaのメンバーとしてしっかり教育してもらえた環境は非常にありがたかったです」

その後、田中は正社員として採用され、さらなる高みを目指していきます。

尊敬できる上司がいるからこそ、どんなことにも果敢にチャレンジできる

article image 3

正社員へ登用された田中は、さいたまエリアの営業担当を任されました。尊敬できる上司の背中を見ながら、多くの学びを得ていると言います。

田中 「営業の同行時だけでなく、普段オフィスにいるときの電話対応や、社員同士のコミュニケーションの中でも上司から学ぶことはとても多いですね。相手目線に立って物事を考えられるだけでなく、業界や商品に対する知識や経験の引き出しをたくさん持っているので、相手の意図を汲み取るのが非常に上手いんです。

そして、どんなときでも自分の感情をバッと出したりしない。冷静に受け止めて、判断が必要なときは的確なアドバイスしてくれます。そういう上司だからこそ信頼できますし、どんなことでも相談しやすいんだと思います。

何かあった際も上司がついていると思うだけで安心感があるので、営業として積極的にトライしてみよう!という気持ちになります」 

その一方で、田中は自身の課題について次のように語ります。 

田中 「以前、保証利用の書面を交わしたのにも関わらず、利用が一件もないことがあったんです。担当者とお話ししたときに、私は『利用していただける』と思っていましたが、実際は不動産会社と私の認識にズレが生じていたことがわかりました。

それからは、先方としっかりコミュニケーションを図り、懸念点を余すことなく引き出すにはどうしたらいいか考えるようになりました。

すでに他社を使っているのであれば、他社のどんなところに魅力を感じているのか。また、それをCasaがカバーできるのか、他社以上の価値を提供できるのか、ということまで考えて提案し、合意までに時間をかけるようにしました」

営業としてキャパシティを広げ、自分のファンをもっと増やしていきたい

上司との信頼関係がしっかり構築できている環境で、営業活動も以前より積極的になったと田中は言います。

田中 「お客様に受け入れてもらうには、どうするべきか常に考えて行動しています。そのためにも迅速な対応を心掛けるようにし、とくにレスポンスの速さを重視しています。

これは信頼・信用に直結するポイントだと思っているので、メールをもらったらすぐ返信する、不在着信があればすぐ折り返す、というのは習慣化しています」

トライ&エラーを繰り返しながら、営業として着実に成長している田中。今後目指したい姿についてこう語ります。

田中 「今の上司のように、もっと営業としてキャパシティを広げて、腕を上げたいというのが一つ。それに加え、上司のサポートまで自分ができるようになりたいです。会議に必要な情報を集めたり、実績を整理したりということを私ができるようになれば、上司の負担も軽くなりますし、支店としての営業戦略ももっと考えやすくなると思います。

営業については、Casaで社員登用が決まったときに、社長から『うちの営業は商品を売り込むんじゃない。自分を売り込むんだ』という言葉をかけてもらったんです。このため、これから営業スキルをさらに向上させ、もっともっと自分のファンを増やしていきたいと思っています」 

キャリアチェンジするたびに大きな成長を遂げてきた田中。なりたい姿に向かって一直線のチャレンジはまだまだ続きます。