はじめまして、ブリヂストンのパブリックリレーション部門です!この度、ブリヂストンのさまざまな従業員と、そのお仕事について紹介させていただくことになりました。記事を通じて、ブリヂストンに興味を持ってもらえると嬉しいです!
初回となる今回は、ブリヂストンのロゴのひとつ、「Bマーク」を例に、「ブリヂストンらしさ」の表現に取り組むデザインチームのお仕事についてご紹介します。
「デザイン」というと、一般人の感覚では理解しがたい、お洒落なデザイナーさんが創るクリエイティブな世界……。といったイメージがあるかもしれません。そんなイメージとは対照的なのが、議論に議論を重ね、緻密なロジックの積み上げによって「ブリヂストンらしさ」の表現に取り組むブリヂストンのコーポレートデザインチーム、BRIDGESTONE DESIGNです。「ブリヂストンらしさ」とは何か、そして今後のデザインへの取り組みについて、BRIDGESTONE DESIGN部の福永と酒本に語ってもらいました!
左からBRIDGESTONE DESIGN部長 福永 高之、上席主幹研究員 酒本 康平(2022年5月現在)
Bマークの傾きの意味? 「ブリヂストンらしさ」を構成するもの
──BRIDGESTONE DESIGNとして、具体的にはどんなことをしているのですか?
福永 「ブリヂストンのデザイン部門は伝統的にタイヤのトレッドパタン(溝の模様)のデザインに携わり、そこから社内のさまざまなデザインに関わってきました。BRIDGESTONE DESIGN部はコーポレートデザイン全般、主にプロダクトデザイン以外の部分を担当しており、具体的には、『ブリヂストンらしさ』の定義とその表現方法についてのさまざまな整理、ブランド戦略の立案やガイドライン制作などに関わるほか、販促グッズ・ポスターなどのデザインや、新しく創る施設のデザイン監修、対外発表資料のデザインなども行っています」
──戦略立案から具体的な製作まで、かなり幅広いですね。「ブリヂストンらしさ」の定義、というとなかなか具体的にイメージするのが難しいのですが……。何か事例の紹介をお願いします!
酒本 「たとえば、ブリヂストンのロゴのひとつ、頭文字のBマーク。
Bマークは右に16度傾いており、『挑戦する姿勢』『挑戦する人を支えようと身を乗り出すブリヂストンの姿勢』を示しています。この16度の傾きを、ブリヂストンらしさを示す要素の一つとして、さまざまなものに取り入れています。
こちらは、ブリヂストン共通のパワーポイントフォーマットのサンプルです。よく見ると、右側の切り替え部分がBマークの傾きと同じ16度になっているのがわかりますか?
ブリヂストングループ全体、世界各国で使用されるものなので、16度の傾きを要所に使うことでブリヂストンらしさを表現しつつも、使用する場面などに合わせてさまざまな見せ方ができるよう、自由度の高いデザインにしています」
──かっちりとフォーマットを定めるのではなく、“最低限の統一感を持たせつつ、用途に合わせ自由に使えるようにする”というところにも、なんだかブリヂストンらしさを感じますね。
福永 「そう!そういった、ブリヂストンらしい考え方・見せ方について常に議論しています。2021年の7月には、新しいブランドメッセージ『Solutions for your journey』を発表し、『ブリヂストンらしさ』を実現するアプローチとして『Care:安心』、『Confidence:信頼』、『Creativity:創造力』という3つのCにまとめました。
さらに、私たちはこの3つのCを具体的な色や線、質感などに落とし込むためのガイドラインを作成しています。例えば、東京都・小平市の新しい技術開発拠点、Bridgestone Innovation Park(ブリヂストン イノベーション パーク)の検討では、『エントランスはお客様のおもてなし=Careの要素を強く』『ラボはConfidenceとCreativity両方の要素が必要』などと議論の上で、実際のデザインを作り込んでいます。
──我々が社内外で目にするデザイン表現の裏側には、緻密なロジックが詰まっているのですね……!
デザイン=ソリューション!BRIDGESTONE DESIGNがリードする取り組み
──BRIDGESTONE DESIGNとして注力している、新たな取り組みなどがあれば教えてください!
酒本 「2020年の6月から、BRIDGESTONE DESIGNとしてデザイン雑誌に広告を出しています。
一見してタイヤとわからないような美しさと、タイヤだとわかった時の驚きを感じていただけることをテーマに、私たちが自主制作したカレンダービジュアルを活用しています。2022年の1月からは方向性を少し変え、『タイヤ:円の美』にフォーカスした広告を掲載しています」
福永 「『ドリルを探しているお客さんが、本当に求めているものはドリルではなく穴だ』というマーケティングの話があります。私はデザインについても同じように捉えていて、企業として達成したいこと・伝えたいことを、実はこんなやり方でも達成できますよ、こんな手法もありますよ、とデザイン視点からソリューションを提案できるのが醍醐味だと感じます。
また、デザイナーは日々、発想を広げるための訓練を積み、さまざまな発想法を身につけています。それをもっと広くビジネスに活かしていく、社内でのデザインシンキングの取り組みなどにも関わっています。
──デザイン、というアウトプットだけでなく、その裏の考え方もデザインの一部なのですね……。奥深さを感じました!
タイヤの性能を左右するトレッドパタンの一本一本の溝の太さや角度を決めるように、ブリヂストンらしさを構成する色や線の角度など一つひとつの要素をロジックによって積み上げていく。そんなBRIDGESTONE DESIGNのこだわりを少しだけご紹介しました。
ブリヂストンのマークを見かけたら、そんな、ブリヂストンらしい表現をぜひ探してみてください!
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