エンジニアとしての活躍できる働き方をもとめて組織もフリーランスも経験

2020年2月にBRANUに入社した龍頭。エンジニアとして、建設業界向けマッチングプラットフォーム「CAREECON」のバックエンド開発や、「CAREECON for WORK 施工管理」のバックエンドからフロントエンドの開発に携わっています。

龍頭がエンジニアの道を歩むことになったきっかけは1本の映画でした。

大学では経済学を専攻していた龍頭は、Facebook創始者のマーク・ザッカーバーグの自伝的映画『ソーシャル・ネットワーク』を見て、プログラミングに魅了されます。

龍頭 「自分の人生とはかけ離れたストーリーにワクワクしました。主人公がものすごく輝いていて僕もこんなふうになりたいと思ったんです。それ以来、大学の勉強よりも独学でプログラミングにのめり込んでいきました」

結果、龍頭は大学を辞めてWebシステム開発会社でエンジニアとしてのキャリアをスタートさせます。自社のスマホアプリやAPI開発、社内で利用するツールのサーバー移行などの業務を担当しました。

上司のプラグラムコードや実際の動作をみて、独学で得た自身の技術と大きな差があると感じた龍頭は、土日も始業前もあともプログラミングの勉強に没頭しました。そうして1年が過ぎたころ──、龍頭に“ある仮説”が生まれます。

その会社は少人数だったため、基本的に社外のエンジニアと組んで開発を行っていました。「それならフリーランスの方が、さまざまなチームに所属していろんな仕事ができるんじゃないか」と龍頭は考えたのです。

龍頭 「僕自身が考えるクラウドソーシングサービスのアイデアもあったし、自分で開発して運用したいという想いが強くなりました」

龍頭は一念発起して、独立起業します。

龍頭 「ひとりなのでフロントエンド開発もするし自分でデザインもするし、開発はものすごく楽しかったです。でも大変なのは会社をつくることにまつわる業務や営業。経験がなかったので、本来の開発以外の部分に時間をとられすぎてしまいました」

もちろん、そのおかげで組織やサービスのあり方について学ぶこともできました。しかし、龍頭は“ひとりの限界”を感じ始め、1年が経ったころいったんサービスを閉じようと決断します。それより自分が本当にやりたいことに気づいたからです。

龍頭 「世界で活躍できるエンジニアになりたい。テクノロジーの技術でひとを幸せにするプロダクトをつくりたい。これが僕の夢でした。それには自分は未熟すぎる、もう一度きちんと学びたいと思いました」

とはいえ、一度は立ち上げたサービスを閉じるのは、精神的には大きな痛手──。龍頭はしばらく個人事業主として、プログラミング講師やWebサイト制作をうけながら、「これからどのようにエンジニアとして歩んでいくべきか」日々、熟考を重ねます。

そして、考えに考え抜いたあるとき、突然「会社に入ろう」という想いが湧きあがります。セレンディピティかもしれません。良いプロダクトをつくるには、組織に属した方が、いろんな意見や知見を得られるのではないかと感じ、転職活動を始めます。そこで出会ったのがBRANUだったのです。

BRANUの思想に共感。ここで自らの技術を磨き、よいプロダクトをつくりたい

入社の決め手は「BRANUのサービスに、ものすごく共感する部分があったから」でした。

龍頭 「僕が立ち上げたクラウドソーシングサービスもCAREECONと同じマッチングサービスでした。一般的にこれらのサービスは、マッチング時の手数料が利益になります。でもCAREECONに手数料はなく、僕も手数料以外でマネタイズしたいとずっと考えていたんです」

ビジネスモデルの思想に共感した龍頭が、最初に任されたのはCAREECONのバックエンド開発。その後、コロナ渦による緊急事態宣言を受け、社内体制にも変化がおきます。「CAREECON for WORK 施工管理」も担当することになり、フロントエンド開発にも携わるようになります。

龍頭 「HTML、CSSやJavaScriptなどは経験がありましたが、本格的なフロントエンド開発は初めてだったのでイチから勉強し直しました。それに『CAREECON for WORK 施工管理』の工程表には難しい動作もあったので苦労しましたね。でもおかげで新たな言語の知識を得られました」

BRANUに入ったことで、龍頭は意識的に取り組んだことがありました。それは社内のメンバーと積極的にコミュニケーションをとることです。

龍頭 「自分たちの会社のプロダクトを好きになるべきだと僕は常に思っています。でもBRANUはエンジニアが少ないので、エンジニア同士でもプロダクトがどういう状態で開発されているのかなど、組織全体が見えていないという課題がありました。

そこで自分ができるだけ積極的にプロダクトについて発信し、みんなに伝える努力をしているんです。わざわざ会議でいうより、立ち話など日常会話の中で、積極的に話題にするんです」

個人で活動していたときにはなかった“積極的なコミュニケーション”は、組織に属するからこその醍醐味のひとつだともいえるでしょう。

とにかく徹底的に仕事を楽しんでしまう。そうすれば知らないうちに成長する

仕事を楽しむこと──。龍頭が大切にしている価値観はこれに尽きます。

龍頭 「人生の中で大半の時間が仕事に費やされます。ちょっとでも仕事をつまらないと思ったら、大半がつまらない時間になってしまう。そこからは何も学びとれません。せっかくなら楽しい時間を過ごしたいし、楽しみながらであれば気づきや学びもどんどん派生して、自分自身のスキルもおのずと磨かれると思うんです」

もちろん楽しもうと考えていても、楽しいことばかりではありません。 

龍頭 「つまらないと感じたら、理由を考え、解決策まで必ず出すようにしています。一般的につまらない最大の理由は“自分の意見が通らない”ことだと思います。だから“なぜ話が通らないのか”をじっくり考えて、話を通しさえすれば、自然と自分が楽しめる方向に仕事を持っていけると思うんですよ」

こうした仕事を楽しむという想いは、モチベーションの源泉にも、ひいては自身の成長にもつながると龍頭は言います。

龍頭 「仕事が楽しくなってくると、自分自身が目に見えて勉強するようになるんですよね。そうなれば成長も早いし、自分で成長を感じられることが、さらにモチベーションにつながっていくんです」

BRANUでの仕事は龍頭にとって、まさにその好循環が起きているといえます。

そんな龍頭がBRANUのエンジニアとして求められていると感じることはふたつあります。ひとつは「ユーザーファースト」。そしてもうひとつが「自ら仕事をとっていくこと」。

龍頭 「ユーザーファーストはどの企業でも同じだと思いますが、ふたつ目の自ら仕事をとるという視点は、BRANU独特かもしれません。エンジニアの方は、“与えられた仕事を、仕様通りにつくる”という考えの方が多く、あまり自分から仕事をとるという発想を持つ人が少ないと思います。でも僕らは人数が少ないので、自ら発信しないとチームが回らないんです。

実際、僕もリリース目前であっても仕様を変えたほうが良いと思ったら、自ら議題にあげ話し合いをして、変更や実装をしてきました。その姿勢自体もユーザーファーストだと思うし、そういう柔軟性もBRANUでは求められますね」

組織に属して開発すれば、よいプロダクトだけでなく自分の可能性も生まれる

「テクノロジーで建設業界をアップデートする。」というBRANUのビジョンのもと、龍頭がチームの目標として目指しているのは「建設業界における労働時間の削減」です。

建設業界の大きな課題は、圧倒的な人手不足によって引き起こされる、ひとり当たりの労働時間の増加。龍頭は、まずは施工管理担当者をターゲットに業務負担を軽減するためのサービス機能の開発に取り組んでいます。

そして自身のチャレンジの対象としてあげるのは、“データ分析”です。

龍頭「今まではプロダクト開発がメインでしたが、今後は営業メンバーが商談で活用できるようなデータ分析にも挑戦していきたいです。ユーザーの利用状況、解約の理由なども突き詰めれば、営業メンバーのお客さまへのアプローチの仕方も変わってくると思うんです」

BRANUの中でエンジニアとして多彩な経験を得るうちに、入社から半年足らずで、龍頭の興味の範囲はカスタマーサクセスの領域にまで広がってきているのです。それは本人も実感しています。

龍頭「入社後、開発だけでなくサービス設計やディレクション業務も関わらせてもらってきました。プログラムだけをガリガリとやっているのではなく、さまざまな業務を経験できていることは、僕にとっての強みにもなると思っています」

龍頭は、初めて勤めた企業で「エンジニアは組織に属する必要性はないのではないか」という考えを抱き、実際にフリーランスでの活動も体験した上で、“組織でのモノづくり”こそがより良いプロダクトにつながると確信し、BRANU入社を決断しました。

そして今度は、組織の中で生まれた自分自身の可能性や興味を着々と広げています。龍頭は“個”としての次なる成長のステージで、仕事を存分に楽しんでいます。