日本のボッシュ・グループは、昨今の新型コロナウイルスの状況を鑑み、2021年10月1日にオンラインでの「内定式」を昨年に引き続き実施しました。コロナ禍における今年の内定式について、担当した人事部の田中 舜一郎が語ります。

内定者は、これまでにすでに6月と8月に一回ずつ、内定者懇親会にオンラインで参加し、ワークショップやミニゲーム、オンラインランチ会などのイベントを通して同期との関係性を築いてきました。

対面で会えない今、コンスタントに接点を持つこと、特にこういったオンラインでのミートアップは必要なアクションと考えています。

自分自身もコロナ禍の入社で、対面で誰かと会えるチャンスがあまりありませんでしたが、内定式から入社に至るまで、定期的にやり取りをしていた同期とは今でも仲良くしています。また、懇親会毎に異なるコンセプトや仕掛けを設けることで、内定者同士がより深く相手を知り、つながっていくためのきっかけを生み出すことができると考えています。

今年の内定式では、内定通知書等必要書類に加え、「日本のボッシュ・グループの110周年記念誌」「café 1886 at Boschのスイーツ&紅茶」「ボッシュグッズ」をオリジナル段ボールに詰め、事前に内定者の自宅へ人事から郵送しました。

実際にグループワークの最中、クッキーや紅茶を飲食しながら参加している内定者の姿が見られました。直接会えない状態であっても、一体感を生み出し、リラックスして内定式に参加できるよう準備をしました。

式のはじめに、人事部門長からの挨拶や役員及び配属先事業部長からのスペシャルメッセージを動画にしたものを配信しました。動画は、コロナ禍で節目を迎えた内定者をねぎらうため、多忙なスケジュールの合間を縫って、ある役員は出張先のドイツから、また社長のメーダーは約4分間日本語でのメッセージを自身のスマホで撮影し、人事部へ送付しました。それから同部内や広報部に所属するインターン生に編集を依頼し、1つの動画にまとめ、内定式本番で配信を実施することができました。

そして、今回の内定式のメインコンテンツは、「自分たちの入社式を自分たちで企画する」グループワークでした。毎年ボッシュの内定者は、同じテーマで翌年に実施される自分たちの入社式の企画を実施します。これは入社前までに同期同士のコミュニケーション促進や自ら作り上げるスキル向上を狙ったものです。

グループワーク冒頭では、昨年の入社式を企画した新入社員が、昨年の入社式の様子やディスカッションのコツを今年の内定者に伝授しました。その後、計6つのグループに分かれた内定者達は、約1時間半のディスカッションの後、プレゼンテーションで自分たちのアイデアを披露しました。

プレゼンテーションの後は、今回のディスカッションで出たアイデアを来年の入社式に向けて具現化して企画していく「入社式企画リーダーズ」が立候補によって6名選出されました。年末には、その選ばれた6名から人事部門長へ企画のプレゼンテーションも控えており、その準備もはじまります。

コロナ禍の環境になってから2年経過しますが、オンラインイベントが連続すると、参加する側に「飽き」が生じやすいのが現状です。企画も全く新しいことを実施するのはハードルが高く、毎回のコンテンツを充実させることが課題と感じています。このことから、やはり対面で実施することの体験価値は高いと考えています。

2022年4月1日の入社式には、全ての内定者が対面で集まれるような、望まれた形で実施できる世の中になっていることを願っています。