こんにちは!Leadership from Japanメンバーの溝上です。『突撃!隣のリーダーシップ』の連載も早くも3回目を迎えました。今回は前回・沢木からのバトンタッチで、社内のインダストリー4.0を推進するプロジェクトに携わっている石下に話を聞きました。

■プロフィール(石下 晋平)

私は2008年にボッシュに新卒で入社して、最初は寄居工場の製造技術スタッフとして勤務しました。その後、海外に興味を持ち始め社内公募を探していたら、ベトナム工場でのポジションを見つけたので「これだ!」と思い応募をしました。当時、ベトナムで製造していた製品はまだマーケットが成長中で、製造ラインが増えていくという経験をしてみたかったこと、また海外で外国の方と働く経験をしたくて応募しました。正直、2011年に赴任した時はロケーションのことはわかっていませんでしたが、製品のことだけ知っている状態でした。

2014年に帰国してからは、ほぼインダストリー4.0(*1)に関する業務に関わっています。現在はインダストリー4.0を推進する部署とものづくり推進室の業務を掛け持ちしています。ものづくり推進室では製造の作業者への教育や、ものづくりの技術的な研修などを提供しています。2019年1月には、二つの部署を合わせて約10名のチームを率いるマネージャーとなりました。

(*1)インダストリー4.0: 「インダストリー4.0」とは「第4次産業革命」という意味合いを持つ名称であり、水力・蒸気機関を活用した機械製造設備が導入された第1次産業革命、石油と電力を活用した大量生産が始まった第2次産業革命、IT技術を活用し出した第3次産業革命に続く歴史的な変化として位置付けられている。(出典:総務省)

 プライベートでは色々なことに挑戦するのが好きなので、7~8割できたら次、というように様々なことにトライしています。今は「マレー語・Amazon Web Serviceの勉強・子育て」にチャレンジ中です。

■ビジネスシーンで必要なリーダーシップとは?

ボッシュの行動指針であるWe are Boschや、Leadership from Japanで掲げている「Initiative (自分が主役)」という考えに近いかもしれませんが、当事者意識、つまり一人一人が自分で考え、行動することが必要だと考えています。何かしらのチームをリードしている人は、チームのメンバーが自主性を発揮できるようにサポートすることが必要だと思います。結局、それぞれが自律的に動けるチームから一番アウトプットが出てくると思います。所謂ワンマンで引っ張るスタイルでは、そのリーダー一人の発想を越えられないので、これからのビジネスでは成り立たないと思っています。

■各個人はどのようにして自主性を持つことができるか?

ケースバイケースだとは思うのですが、例えばみんながお互いの意見を聞いて真摯に向き合うことを日々しないと、「(どうせ聞いてもらえないから)もう言うのをやめよう」となってしまいますよね。ですので、まずは各人のモチベーションを上げることで「言いたい」と思う気持ちを高め、そのアイデアを安心して言いやすい環境を作る、この2つが必要だと思います。特に、日本には失敗したときに怒られやすい文化があると思うので、その人が安心して自主的に考え行動・発言できる、というのは難しいことなのかもしれません。

■業務で日頃心がけていること

私はチームメンバーの強みとポテンシャルに気が付いた時に、それをメモに残すようにしています。以前、マネージャー研修でSAR(*2)について学んだ時に、具体的なフィードバックを返さないと納得してもらいにくいという話がありました。メンバーに対して、このアクションをした結果こうなったよね、という説明をできるように、日々気が付いた時にExcelなどにメモを取っています。製造現場などパソコンがないときは紙でもメモを取ります!その場で書かないと忘れてしまうので、とにかくすぐ書くよう心がけています。

(*2)Situation, action, result

■影響を受けた/お手本にしているリーダー

1人目は寄居工場時代の先輩で、どんなに忙しくても絶対に疲れたと言わない方がいました。いつでも後輩からの質問に真摯に向き合ってくれて、これは前述した「安心して発言できる」という今の私の考え方にも繋がっていると思います。2人目はベトナムに赴任していた際の上司で、自分がある問題で悩んでいた時に「あなたに今、必要なものは何ですか?」と聞いてくれました。私の答えによっては、彼自身が何かしらのアクションをとる覚悟がないとできない質問だったと思うので、かなり衝撃でした。最後に、今の上司を含めた製造のトップマネジメントメンバーです。彼らと話していると、本当に真剣に、従業員の雇用を守ることを第一に考えてくれていることが伝わります。いち従業員からすると、「雇用」という俯瞰した見方はなかなかできないのですが、工場のトップにいる人たちは本当に自分達ひとりひとりのことを考えてくれているんだ、ということがわかりとても心強かったです。

■まとめ

石下からは、常に新しいアイデアや知識を取り入れようとする姿勢が伝わりとても印象的でした。リーダーシップのあり方が日々更新されていく今の時代において、取り残されないためには自らを意識的に新しい環境(場所、周りの人、仕事etc.)に置き続けることが重要なのだと感じました。

次回の「突撃!隣のリーダーシップ」にもぜひご期待ください。