部活仲間が導いた「販売」の世界──「おもしろそう」が挑戦の契機に

▲左:安保 右:友人

正直、高校時代は将来のことをあまり考えていませんでした。兄弟がみんな高校卒業後は就職をしていたので、私も同じ形で考えていました。

ただ、大学をなんとか目指せそうだと手応えを感じ、それだったら進学して4年の間にやりたいことを探してみたいと思って進学を決めました。

今の仕事はすべて、大学に入って経験したアルバイトからつながっているもの。だからもし高校卒業後すぐに仕事をしていたら、高卒で入社できる就職先を進んでいて、今とは違う形になっていたと思います。

ビーモーションとの出会いは、大学時代までさかのぼります。もともと中古の本屋系のバイトを探していたんですが、接客の経験もなく、アルバイト先がうまく決まらなかったんです。

そんなときに、私より先にビーモーションに入社した人から「カメラの販売の仕事があるよ」と紹介をしてもらったことがビーモーションを知ったきっかけです。紹介していただいた方と私が同じ高校で写真部に所属していたので、そのつながりです。

あまりカメラの販売の仕事って聞いたことがなかったので、おもしろそうだなという想いがありましたね。当社の基本的な業務としては、2日か3日程度講習を受けていただいて、そのあとにお店に入ってさっそく販売という形となります。

私も講習を受ける中で接客のトレーニングもやっていたのと、販売実演初日はビーモーションの社員の人が付いてくれたので、接客の緊張感はあまり感じなかったですね。

最初は販売メインでお店に入って一人で売る仕事だったのですが、大学4年になるころにはクリーナーやコーヒーメーカーのような、カメラとはまったく違う商材も担当するようになりました。

あらためて感じた「ビーモーションの良さ」。出戻りを決意するまで

就職活動では、ビーモーションにそのまま就職するのではなく、「非常に若く、新しい会社」で働いてみたいと思い、同業他社に就職しました。業務内容は、お店の販売補佐のような仕事で、アルバイトの延長線のような仕事が多く、必要なときは接客にも入りましたね。

しかし、入社してみるとビーモーションとは真逆で、社員に指導や研修などの業務を一任する体制の会社でした。正直、お客様からの評判も上がらず、販売実績もあまり良くない状態でした。

当時はそんな状況をあまり良く思っていなかったものの、しばらくは働き続けようかと思っていたんです。

しかし、そんな私の想いを覆す出来事がありました。当時北海道に住んでいた私は、駅のホームで1年上の先輩と電話をしたときに「この会社は全然先がないよ」というような話を聞いたんです。さらに先輩は「私はもう新しいところに転職すると決めたんだ」と話していました。

先輩の話を聞いて、自分の進むべき将来がぼんやり見えた気がしました。そこから札幌駅で乗り換えるまでの間に、ビーモーションで仲の良かった社員にすぐ電話をかけて、ビーモーションに再入社できないか確認したんですよ。

ちょうどその時、すぐに入れる週5のお仕事があるという話があり、二つ返事で快諾しました。契約社員から始まったので正社員とは違いますが、2017年6月頃ビーモーションに再入社することが決まりました。

ここからはとんとん拍子で話が進み、実際に前職に辞めると言ってから1カ月の間に、ビーモーションの方で簡単な研修だけ済ませてしまいました。

商品に関する知識は以前のアルバイト経験もあり、ほとんど大丈夫だったので、新しい知識とお店のところだけ補いましたね。こうして、前職を退社して2日経ったあとに再入社しました。

スピード感とコミュニケーションを大事に。リーダーとしての成長録

入社後は、新しく始まった商材を担当することになり、メンバーも多い部署だったので周りをまとめるリーダーを任されました。リーダーを経験したおかげで、担当の社員さんとの連携や、メーカーさんとの橋渡しを自分中心にやらせてもらえたと思います。

当時はスピード感を意識していたので、何かあれば担当者に話すことはもちろん、間違っていたとき、すぐに先方に戻せる内容は自ら率先して動き、事後報告をするようにしました。

アルバイトのとき以上に社員さんの力も借りないと難しくなったので、話しかけて連携を取ることに最初は苦労したことを覚えています。

私はわからないことを積極的に質問するように心がけています。たとえば販売につながるキラートークについて質問したときは、低単価から高単価のものを売るための声のかけ方を学びました。それだけでなく、主任クラスの方々から部下のマインドを上げるための方法も学びました。学んだことは次のお店でも使わせてもらっています。

分からないことを聞くことと、アドバイスをきちんと返してもらえる社風があるのは成長できる要件だと思いますし、それ自体がやりがいだと思います。

働く中で苦労したことは、経験に縛られてしまったことです。

販売経験を積むうちに、高くて売れにくい機種が頭の中でイメージできるようになったので、売れ行きや価格設定が真ん中の機種を薦めて接客していました。その結果として本当は売れるはずの機種をあまり販売できていなかったんです。

その当時タイミング良く研修を受けたのですが、その中で、まずはお客様の意見を聞くことでより売りやすくなり、結果販売数が伸びるという気づきがありました。

後輩からも「この機種は売れません」「これはお客様が買いたがらないので」と相談されますが、買う買わない、高いか安いかは最終的にお客様が決めることなので、要望に沿って提案すれば売れるんです。

経験から売れやすいパターンをつくるのも大事ですけど、経験を重視して本来売れるはずだった機種を排除することはしないようにしています。

「集会所」で交わる多彩な個性──一人前の営業マンになるべく精進の日々

2021年1月現在は、掃除機メーカーのラウンド営業(店舗巡回・販売戦略の提案)としてキャンペーンに向けた売り場の手入れや、新しい売り場を作るための商談依頼、研修や勉強会のセッティングなど、販売促進の強化活動を担っています。

ビーモーションをひとことで表現すると「集会所」です。いろいろな仕事が経験できるし、トレーニングを積めたり、個性豊かな人が多かったりするからです。

中にはヒッチハイクで日本一周をしてからこの仕事に来たという人がいたり、他にはいないようなトレーナーをやっている人がいたり、普通の会社よりも個性的な方が集まっている印象があります。

私はクライアント先の請負でやっているので、もちろん請負ならではの限界はあるのですが、案件によっては請負の我々とクライアント先の正社員の人たちとを同じ立場として扱ってもらえる機会もあるんです。

そういったところを通じて、あちらの社員さんの方々に食い込めるぐらいの営業になることが、今の一番の目標です。だからこそ、営業をやっているからには他の大手メーカーさんでも通じるくらいのスキルはつけたいと思っています。

アルバイト時代から振り返ってビーモーションを他の会社と比較したときに感じる一番大きな違いは、案件やクライアントさんのお仕事というところをきっちり把握しているところです。

前の会社では、人手がどうしても必要なところにただ派遣しているだけの状態でした。派遣的にはNGなのですが、「好きに使っていいよ」というような形だったんです。そういったところがビーモーションにはまずないと思いますね。

案件を見極めて派遣しているところや、採用したからにはしっかりと面倒をみているところは一番の強みだと思います。研修を開催して最低限のスキルを身につけた状態で派遣するところも、「人」としてしっかり見てくれているなと感じますね。