さまざまな仕事を経験する中で、ビーモーションの営業職へ

私は小、中学校は生まれ育った田舎で。高校からは中学からの一貫もある私立高校に入学し、そこで長く付き合える友人やビーモーションを紹介してくれた友人と知り合いました。

ところが、大学受験のときに父が心筋梗塞で倒れてしまって。実家がお寺だったので、後継ぎの問題が自分に回ってきました。このことがきっかけで、専攻を理系から文系に変えて受験に臨みました。
無事大学には入学したものの、在学中に働かなきゃいけない状態になったので、派遣や飲食業、建設の足場組み、工場、お茶摘みなど、大学生活を送りながらいろんな仕事を経験しました。それで、19歳のころ、友だちの紹介でビーモーションと出会い、土日だけ店舗でアルバイトをしていました。ただ、ビーモーション以外の仕事と掛け持ちをしながらでした。

大学が関西圏でしたので、初めてのビーモーションでの仕事は関西支社登録でした。当時は、電車で片道2時間以上かかるような店舗もあったので、社員の方に「それなら自分の家に泊まっていいよ!そのかわり飲みに行こうよ!」というような雰囲気の職場でした。

2年ほど働く中で、土日にも入らないかとか、マスコットで巡回できないかというお話をいただいたり、製品の交渉をお願いされたりと、幅広く手掛けていましたね(笑)。

最初は、某メーカーのプリンターを売っていました。他社からのシェアの奪い合いが大変で、一生懸命製品知識を蓄え、第三の選択肢があることをお客さんに知ってもらう努力をしていました。

その次は、ミラーレスカメラ販売でした。今でこそミラーレスカメラは主流になってきていますが、当時は主流ではなく、むしろ「カメラは一眼だろ」という雰囲気の中で販売をしていました。

大学卒業後も、実家のお寺の手伝いをしながらアルバイトをしていました。建設の足場の仕事なども行い、3カ月間という短い期間ではありましたが、死ぬかという想いをして働いていました。今まで関わったことのないような人柄の方が多かったので、その中でコミュニケーションを取ることについては自分なりに成長できたと思っています。

しかし、家業と兼任となると続けにくい職場が多く、やめてまた職を探して……というのを繰り返していました。そして、次の仕事を探そうというときに、ビーモーションで営業のお話をいただきました。

営業職は初めてだったので、自分に出来るか不安はありましたが、やってみようというチャレンジ精神で取り組みました。

人を見つつ、自分でも意識して学んだ接客の方法

僕自身、正直知らない人に声をかけるのが苦手でした。そこで「どうやって声をかけよう?」とか、「どうやったらお客さんが足を止めてくれるか」を店頭に立ちながら日々考えていました。

店頭で八百屋さんのように「いらっしゃいませ〜!いらっしゃいませ〜!」とい言っていて、「ちょっとうるさいよ君」と声をかけられたこともありましたね(笑)。それなら館内放送をするかなど、自分なりに模索していました。

そういう面では、紹介してくれた高校からの友達と、仕事の後に一緒に飲みに行って、「何台売れた?」などを語り合っていました。モチベーションの保ち方は、そういうところで培ったと思います。

また、他社メーカーさんの販売員とも同じ店舗にいるので、結構話す機会があるんです。癖の強い人ほどたくさん売っていたり、「なんでこの店舗でここまで数字を出せるんだろう」という人がいたりと、いろんな人のさまざまな売り方が身近にありました。売るプロセスが気になるので、その人たちを見みながら勉強しています。

店頭でもかしこまって喋ると言葉が出ないので、なるべく緊張感を自分で解いて、お客さんにアプローチするときも最初は様子を観察するようにしています。「こういうお客さんなら、こんな風に話しかけたら足止めてくれるかな。このあとはこういう風に話を持っていこう」と、ある程度道筋を立ててから声をかけに行くようにしています。

売り場は狭いので、ある程度お客さんがプラプラ見ていると、どのくらいの価格帯や機種で何を探しているかがわかるんです。なので、行動も観察するように心がけています。これは今までいろんな先輩や他社の方を見る中で自分の中でつくっていった体系でもあります。

たとえば、商品に対して足先を向けるのは購買意欲が高い人が多いという話を、先輩や他の販売員さんに教えてもらったことがあるんです。そういう話を聞いて、納得する部分はあります。

というのも、素通りしていく人は横目でちらっと見るだけなんですよ。ただ、足を止めて足先が商品に向いている方にお声かけしてみると、「実はプリンタを買い換えるほどではないけど少し欲しくて」という話になります。そういった経験があるので、分析していた時期もあります。

営業職にしてもスーパーバイザーにしても、ビーモーションの仕事はいろいろと考えさせられる、頭を使う仕事だと感じています。

人間関係に表れる、“ビーモーションらしさ”

僕自身は、あまり差し障りないことをペラペラいうので、友達からも嫌われにくいという評価をいただくことが多いです。ビーモーションには癖の強い方が結構いらっしゃるのですが、こういったことが功を奏して、癖の強い方にも気に入っていただくことが多いです。

ビーモーションは親戚のお兄さん、お姉さんが多いという肌感覚があるのですが、これは大学のイメージが強いです。サークルでも先輩・後輩がいて、大学生らしい話をすると思いますが、社会人の方と関わるとなると、やはり社会人らしい話が増えたと感じます。

簡単にいえば、よく飲みに連れて行ってもらう仲なので、飲みの席で仕事の話や「ここはこうしてこうすべきですかね」という話や「こういう人がいたんです」など仕事の話をします。それに対して、「そうだよね。お前はさ……」など壁がない雰囲気で話をしますね。

また、黒田 健一という、九州から戻ってきて今も関わりのある方がいるんですが、その方には飲みやバーベキューに連れて行ってもらったりいましたし、カメラを当時持っていたことから、友だちを呼んで一緒に写真撮影会もやりました。

その中で、「親戚のお兄さんお姉さん」という雰囲気を感じたのかなと思っています。

ビーモーションの方々はおもしろい人たちなんですよ。普段人と関わるときは「こういったら、こう思われるんだろうな。誘った方が良いのかな」などと感じると思うのですが、ビーモーションには、「悩むより声をかけてみよう。あいつなら来るだろう」という人間関係ができ上がっているんです。僕自身は自分から飲みに誘おうと思っても、「忙しいからな……」と思ってしまうのですが(笑)。

人間関係を縮めるポイントを知っている人が、ビーモーションに入ると思いますね。黒田はその代表格で、そういった雰囲気をつくった人です。なので、そのDNAが受け継がれているのだと思います。

「とりあえずやってみよう」。そうして、経験を積んでいきたい

今後について、かなうことなら今の仕事と家業を両立させたいです。

営業職の仕事はいろんな方との関わりがあるので、人と距離を縮める方法や、自分の提案力が試される場面が多いんです。それで、話し下手なところを改善できればなと思っています。

正直、自分はめちゃめちゃ喋るタチではないんです。高校時代も部長を務めていたものの、役割を果たせず、ただ必死に練習していただけでしたし、いじられ役だったので表立って目立つタイプではありませんでした。

でも、人前に立つことが苦手な人でも社会人になったら、人前で喋らないといけない場面が必ず来ます。

そのときに、「自分にできるだろうか」とプレッシャーを感じると思うんですが、アルバイトとしてでも続けていくと、「案外自分はできるのでは?」と成長を感じられるんです。

ただ、そのためには、自分自身の成長したい想いや姿を描き、トライアンドエラーを繰り返すことが必要になってきます。

僕自身は、いろんな仕事やアルバイトをやってきた中で、「とりあえずやってみよう」という考えがすごく大事だと感じました。というのも、「やっぱ自分に合わない」というのは経験しないとわからないです。それに、やってみて「案外合っているかも」という人は多いと思うんです。

たとえば、自分の友人にも、ビーモーションの経験が就職活動に活きたという方がいます。

その友人は面接で「自分はこういう販売をしてこんな実績を残しました」と、アピールし、「じゃあここで実践してみてよ」といわれて、何もないところでジェスチャーを本気でやって説明したところ、「おもしろいね」といわれて、就職が決まりました。そういう面では、特技が何もない人もぜひやった方が良いのかなと思います。

僕自身、最初は友達にいわれてやってみようと思って仕事を始めました。だから、自分自身はフットワーク軽くやりだしたわけではないですが、自分の人生の中で経験を積めたら良いなと考えて今もこの仕事をやっています。

初めてのことは緊張しますし、「何をやれば良いんだろう。どんな仕事なんだろう」と感じてストレスもかかると思うんです。ただ、慣れればなんてことないと頑張るだけなんです。その場で全力を出すことで、自分の最低ラインが更新されていきます。

だからこそ、「とりあえずやってみよう」が大事なんです。僕自身はこれからも、何事に対してもまずやってみることを続けていきます。