多様なバックグラウンドを持つ社員たちに働きやすい環境を

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▲コロナ禍以前のオフィスワークの様子

rakumoにはコロナ禍における保育園や小学校の突然の休校で、子どもを家に残して出社することができず、業務との両立が難しくなったメンバーや、コロナ禍以前から家族のことで在宅ワークを必要とする社員も在籍していました。

コロナ禍以前からリモートワーク制度を設けてはいたのですが、使用日数に制約があるなど、利用しにくい背景がありました。それらも含め、自宅でのリモートワーク環境を整えてもらうための制度を、改めて見直しました。

まずは在宅ワークのために、ノートパソコンを会社用と自宅用で2台配付し、モニターや机を購入するための一時支援金の支給と、毎月の給与にも在宅勤務手当を導入しました(※2022年現在はリモートワーク主体のため2台配付は行っておりません)。

とはいっても在宅ワークを強制しているのではありません。自分やチームにとってどのような働き方が生産性が高まるかを考えてもらい、出社する方が効率が良い場合はオフィスで働くといったように、働く場所を社員が選択できるようにしています。

そして、「これは一時的なものではない」と社員にも伝えました。そこから、これを機に東京に隣接した県へと移住した社員も増え、「家族とゆっくり過ごせている」といった声も聞いています。

バックオフィスも含めた、全社リモートワークのための環境整備

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▲自社プロダクトと外部サービスの連携やペーパーレスを進めた

次に行ったのがリモートワーク業務のための仕組みづくりでした。特にバックオフィスは取引先の都合で請求書や発注書が紙ベースであることが多いため、出社を余儀なくされる社員が多いことが課題でした。

そこで出社を減らし、業務の効率化とペーパーレス化を図るべく、自社のプロダクトと外部のクラウドサービスシステム連携プロジェクトを全社協力のもと発足させました。

以前から業務効率化のための社内ツールの開発を社内で行っており、今回もその一環として社員に協力を仰ぎました。その結果、通常業務と並行しながらも短期間での移行が実現しました。

さらに子育て世代の社員への補助として、内閣府が実施している「ベビーシッター派遣事業割引券」の活用を導入しました。こちらは「承認事業主」企業の下で働く人がベビーシッター派遣サービスを利用した場合に、利用料金の補助が受けられる、政府主導の助成制度です。

予算の調整や「承認事業主」になるための申請、手続きなどにも苦慮しましたが、ルール作りを急ピッチで行い、検討から1週間程度で社内告知へこぎ着けました。

実際にこの制度を利用した社員からは、「保育園が突然休園になってしまって、今までなら会社を休んでいたところを、仕事に穴を空けずに済んで、助かりました」との声をもらっています。

距離に負けないコミュニケーションで帰属意識を回復

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▲緊急事態宣言中の上場記念セレモニー。オンラインで全社へ配信された

全社リモートワークを実現したものの、それにより今まであった休憩中や食事中のラフなコミュニケーションの機会が減り、次第に「帰属意識がなくなりそう」、「みんなが何をしているのかわからない」といった声が社員からあがるようになります。

気持ちが沈みがちなメンバーや、中途採用を含む新入社員のキャッチアップがしにくいなどの問題も出てきました。

そこで社員同士の認知を深めるためのラジオ番組風「キャリアトーーク」を実施。ゲストの過去から現在の仕事やキャリアについて、MCがゲスト社員にインタビューしながら掘り下げていくコンテンツです。

この番組では、社内の非公式部活動の「放送部」のメンバーがBGMを担当し、録画したものに効果音をつけて編集し、アーカイブも残しています。rakumoにはエンジニアが多く在籍し、メカニック好きなメンバーがいるのですが、自発的にラジオに参加して番組を盛り上げてくれていますね。

おかげで社内からも「内容てんこ盛りの楽しい企画!」「普段は聞けないような経歴の話が聞けて興味深かった」と好評で、毎回20~30人の参加があります。

他にも社員同士が交流できる場を設け、コミュニケーションの活性化を推し進めています。

コロナ禍前にはオフラインで開催していた月例会と四半期ごとの懇親会もオンラインに移行して実施。月例会は新入社員の紹介や、既存社員の仕事紹介などを通して会社のことを知ってもらう機会です。

一方の懇親会は、事前に飲み物と食事一式を社員の自宅に送ります。食事をしながら社員同士がコミュニケーションを取れる場になるよう、参加者全員で話をすることもあれば、少人数のグループで会話を楽しんでもらえるような工夫も行っています。

また、現在2カ月に1回、オンラインの「タウンミーティング」も開催。こちらには、毎回1名の役員が持ち回りで参加し、組織の運営方針といった仕事のことから、最近食べたものまで幅広い話ができる雑談会です。事前に質問を募集したり、その場で質問を受けたりもしています。

そして、仕事での悩みを何でも相談できる、「クロスメンター制度」もコロナ禍以降に導入しました。直属の上司とは週次で面談しますが、こちらは他部門のマネージャーとの1on1です。相談内容が上長には伝わらないことが前提で、希望すればいつでも利用できます。

rakumoは社員数が多くないこともあり、一人ひとりの取り組みや考えが大切になると思っています。施策への参加をみても、“他の人はどんなことを考えているのか、今後会社はどんな方針で進もうとしているのか”を理解したいと考えている人が多いのではないでしょうか。

それぞれの考え方を尊重しながらも、自分のすべきこと・したいことをしっかり持ってアクションを起こす社員が多く、施策の考え甲斐がありますし、とても刺激を受けています。

「仕事をラクに。オモシロく。」を社員と共に体現する

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▲オンライン懇親会の様子

今回のコロナ禍で、社員からもさまざまな声が寄せられましたが、それらは具体的な要望ではないことがほとんど。時間がない中でどれだけ「カタチ」にできるかが運営側の課題でした。

そんな中、「今度こんなことをやります!」とアナウンスすると、「とりあえずやってみよう」とみんなが協力してくれました。自分と違う立場の人のことも考えてくれる、rakumoの社員には感謝しています。

おかげさまで若い社員からは、「rakumoなら子育てと両立しながら働けそう」といった声があがっています。また「タウンミーティング」や「キャリアトーーク」実施後のアンケートの満足度では、5点満点で4.3を獲得。エンゲージメントサーベイ(社員の組織への愛着や帰属意識を定量化する調査)では平均値を大きく上回る結果が出ています。

しかし、現在の施策をそのまま続ければ良いわけではありません。改善点もありますし、さらに新しいものを生み出すこと、時には何かをやめるという判断も必要になるでしょう。私たちはこれからも、社員の生産性がさらに高まる施策にチャレンジしていきます。

そしてミッションである「次のいつもの働き方へ。」を世の中に広めるため、もう一段階上の「生産性の高い働き方」を自分たちで体現し、発信していきます。