今の自分にできることは何だろう……フィリピンのスラムで感じた“無力感”

私はイギリス人の父、日本人の母の間に生まれ、これまでずっと日本で暮らしてきました。

日本の小学校・高校と進み、大学では国際関係の学問を専攻。貧困問題や公害問題などの社会問題について勉強していく中で、世界をもっと良くしていくために自分にできることはないか……と考えるようになりました。

その中で、自分の“無力感”を強く突きつけられる出来事がありました。

それは大学時代、フィリピンでフィールドワークを行ったときのことです。

期間中にスラム街を訪れたのですが、目の前の困っている人に対して、自分は何もすることができなかったんです。貧困問題など知識としては理解しているけれど、明日の生活に困っている人たちに、今の自分ができることは何もない……。

情けなさと苛立ちが入り混じった感情でした。

そのときの経験が自分の考えを変えるきっかけになりました。「それなら、自分ができる範囲からやってみてはどうか」と。

できることは少ないし、小さなことかもしれない。でもその小さな働きかけがいつか社会を覆す大きなことになるのではないか。

自分がまず笑顔でいること、そして目の前にいる人を少しでも笑顔にできたら、その小さな積み重ねがいつか大きな変化へと繋がるのではないか。

そう考えるようになりました。

就職においても、そんな仕事がしたいし、そんな生き方がしたいと強く思うようになったんです。

優秀なグローバル人材と企業をつなぐ架け橋になりたい

私が新卒でヒューマングローバルタレントに入社を決めたのも、自分のできる範囲からやってみようと考えたためです。

優秀なバイリンガル人材と企業さまをつなぐ架け橋として、転職サイトの運営やフェア開催などさまざまな人材事業を展開している点を魅力に感じました。

私の友人を含め、これまでも日本に来た外国人の方々が就職に悩んでいることを知っていましたから、その役に立てたら、と思ったんですよね。 

2021年現在、私は、人材紹介会社さまに向けて『Daijob.com』というグローバル人材向けの転職サイトの広告営業を行っています。

営業といっても、すでにお取引がある紹介会社さまが中心なので、クライアントフォローやカスタマーサポートに近いですね。

人材紹介事業を展開する上での悩みをお聞きしたり、『Daijob.com』を使って解決できる方法をご案内したりと、人材紹介会社さまに『Daijob.com』をフル活用してもらえるようサポートを行っています。

人材紹介会社さまに『Daijob.com』をたくさんご利用いただくことは、企業さまとしての発展を支えるだけでなく、同時に優秀なグローバル人材の方がより良いお仕事を見つける機会を生み出すことでもあるんですよね。

これこそが、私が目指していることであり、ここにいる理由でもあると感じています。

サイトの使い方が分からない企業さまに向けて開催した、オンラインセミナー

日々、今私にできることは何かを問いかけて仕事に向き合っていると、やりたいことがたくさんでてきます。

そのひとつとして、過去には自主的に無料のオンラインセミナーを開催したことがありました。

きっかけは、上司との振り返りの時間です。私の評価について話す中で「アナウンサーのように話すのが上手」と言ってくださったことがありました。

だったら、それを仕事で生かせないかと考え、サイトの使い方に困っている企業さまに対して、使い方を教えるセミナーを行うことにしたのです。

スカウトの送り方や応募が集まる求人広告の書き方など、細かなところまでアドバイスさせてもらえて、嬉しいことにセミナーはとても好評。セミナーを受けた企業のコンサルタントの方々のスカウト返信率が上がっていて、目に見える効果が得られたことも、とても嬉しかったです。

私自身も人の前で話をしたり、誰かに何かを教えたりすることが好きなので、大きなやりがいを感じられた出来事でしたね。

仕事での活躍を支援することは、人生を豊かにすること

私の友人に、日本で働いているアメリカ人がいます。

その友人は、ALTの先生をしていてそろそろ契約期間が終了するとのこと。けれど、就労ビザの関係もあって、早く次の仕事先を見つけなければならないと話をしていたので、「『Daijob.com』に登録して、コンサルタントと話をしてみたら?」とサイトを紹介したことがありました。

その後、友人の強みが活かせる企業さまを『Daijob.com』のコンサルタントに紹介されたようで、なんと2カ月ほどで内定が決定。私が直接面談をしたり、企業さまに紹介したりしたわけではありませんが、「無事に転職先が決まったよ」と連絡をもらったときは、本当に嬉しかったです。

私がやりたかった仕事はこういうことだよなぁ、と心から思えた瞬間でした。

仕事は、人生の中でも多くの時間を占める大切なものだと思います。だから、グローバル人材の方にも、国籍に関係なく、少しでもよいポジションについて力を発揮してもらいたいんです。

その人の人生を豊かにするきっかけになるために私は頑張っていきたいですし、それが私なりの社会貢献の第一歩だと思っています。


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