設立15年目の今、描く未来図

▲現在の写真

私たち株式会社アレックスソリューションズ(以下、アレックスソリューションズ)の経営理念は「留学生を活かす」。その経営理念のもと、海外経験とITスキルが必要な事業を展開しています。

具体的には、海外留学やワーキングホリデー、国際ボランティアや世界を旅するバックパッカーなどの海外からの帰国者にITエンジニアという道を示し、日本と海外の橋渡しを担当してもらいます。

日本には英語が出来る人材は多くいると思いますが、ITと英語の両方をできる人が少ないと感じたことをきっかけに起業を決意したのが2007年です。

https://www.talent-book.jp/alexsol/stories/47114

また、英語ができるだけではなく、「バックパッカー精神」というマインドを備えていることを大切にしています。

https://www.talent-book.jp/alexsol/stories/47619

その精神を持っているからこそ、当社で、そして海外でも活躍できる人材になることが出来ると思っています。

今回は、コロナウイルスの影響もあり、当社をとりまく市場がどう変わっていっているのかという視点から、私自身が描く当社の未来についてお話したいと思います。

求められる「バックパッカー精神」をもつIT人材。コロナ禍でも需要は増加

▲海外にて

英語を話せるIT人材は世界的に不足し、需要は年々増加傾向にあります。グローバル事業を展開するお客様は、新型コロナウイルス感染症の影響で一時的に計画を中断した方もいましたが、現在はコロナ禍前と同様の需要を感じています。

特に増加している案件は「グローバルヘルプデスク」の相談です。

例えば海外進出した日本企業が国内・海外全社で利用できるシステムを導入し、そのシステムに不具合が発生した場合。ヘルプデスクとしてITの知識をもちながら、日本の本社にも海外の支社にもそれぞれの言語で説明できるエキスパートが必要です。

そういった事象にも対応するためには、英語が流暢というだけではなく、各支社の地域の考え方、対応する相手の理解度を踏まえた上で説明することになります。

柔軟に対応できる、つまりバックパッカー精神をもつ当社の社員のような人材が今、求められているんです。

コロナ禍での変化として、IT業界ではリモートワークが急速に推進されています。当社でも、以前は現場に常駐していた社員が在宅勤務で業務にあたることが増え、仕事のスタイルが大きく変わってきています。また、社内研修・人材育成もオンラインツールなどを導入し工夫して行っています。

その一方で、社会のオンライン化が進んだことにより、私は一つの危機感を感じています。

それは海外に足を運ぶことを軽視する若者が増えるかもしれない、ということです。オンライン留学やオンラインでの疑似体験が注目され「海外体験はオンラインでできる」と、海外に行くことを選ばない若者の増加を危惧しています。

私は海外に留学する目的は英語を習得することよりも、現地に赴き匂いを嗅ぎ、音を聞き会話をして、その上でバックパッカー精神を養うことが何より重要だと考えています。

英語を話せるということだけでは、海外経験を仕事で十分に役立てられているとは思っていません。海外で、現場で体験したことによる十人十色の多様な経験が、実際の仕事に活きます。バーチャルでの体験ではなく「実際に現地に行くこと」がとても大事ということを、若い世代の皆さんへ伝えたいですね。

世界の拠点を巡る研修プログラムの構想も。会社として目指す未来図

▲スリランカにある海外拠点にて

さまざまな状況の変化はあるものの、当社は「留学生がアジア、アフリカ、日本で活躍できる場を作る」ことを最終目標として掲げています。しかしこれは、当社が世界中に支社を設立し、世界中の企業と直接取引する、というだけではありません。

例えばお客様が海外進出した際に、そのメンバーとして当社の社員も赴き、その赴任先で活躍するということも含まれます。

また当社を退職した社員が別の会社で海外展開に携わり、活躍することも一つの形。当社が先陣を切るだけでなく、形にこだわらずに「留学生を活かす」ことを重視しています。

今後日本企業の海外進出は増加し、そして進出先は欧州などと比べ開拓の余地があるアジア・アフリカ方面が多くなるでしょう。アジア・アフリカ方面に訪れた経験をもち、現地の文化を理解している当社の社員がサポートすることで、その会社の良いパートナーになることができると考えています。

採用面ではまだ構想段階ではありますが、より多くの留学生にアプローチするために、カリフォルニアもしくはオーストラリアに採用・研修を行う海外拠点を設けることを検討しています。

先ほどお話したとおり、留学生の減少に危機感をもっており、日本に帰国した後からの採用は当社にとっても困難が予想されます。そのため、日本人留学生の多いカリフォルニアやオーストラリアで、日本に帰国する前に当社をアピールする採用拠点を新設したいと考えています。

新たな拠点を設立できれば、当社の海外拠点は現在のシンガポール、スリランカ、イスラエルに続き4拠点目となり、研修にも活用できます。カリフォルニアに拠点を設けたとして、東京から西に地球をグルっと1周するという研修プログラムやインターンシッププログラムができればと構想を練っています。例えば各拠点で3カ月ずつ研修し、1年で4カ国を巡るインターンシップといったことを実現したいんです。

今のネットの時代、一つの場所に長くとどまってもコミュニケーションの練習には限度があると思っています。一つの場所に1年以上いると、会話をする必要もなく生活ができてしまう。ネットを駆使すれば、さらに早く、コミュニケーションなしの生活ができてしまいます。

しかし新たな場所に移動すれば右も左もわからず、自ずと地元の人とコミュニケーションをとることになります。つまり短期間で強制的に移動することで、新しい文化を吸収し、新鮮さを保ちながらコミュニケーションをとる練習をすることができると思うのです。

独自制度で社員を支援。真のグローバル人材を育てる「人材育成企業」

▲社員との写真

 「5年間で留学帰国者を“真のグローバル人材”に育てたい」

これが当社の人材育成の理念です。

真のグローバル人材とは英語が堪能というだけではありません。英語を理解した上で「ITを熟知している」「多様な地域の人々と同質のコミュニケーションができる」「自国のこと、日本のことを理解している」「社会貢献活動ができる」「自己成長を自らできる」人材です。

特に海外で助けられた経験を踏まえ、自らも恩返しとして他者を助け社会貢献できる人が、グローバル人材だと思っています。そんな人材を育てたいですね。

以前、当社にはイギリス留学経験があるKさんという優秀な社員がいました。

IT未経験ながら9年勤務した中で、ネットワークエンジニアの最高峰資格「CCIE」を取得。日々のネットワーク・セキュリティ業務の傍ら、平日夜は新人研修の講師、週末は自主的にCCNAの勉強会を開催し、自らの知識を進んでアウトプットしていました。

引き抜きの話があっても「会社が好きなので」と辞退していたのですが、今年、常駐先企業の海外拠点と日本支社の橋渡し役の職種で誘われたことをきっかけに転職に踏み切り、常駐先だった外資系企業でSEとして働いています。

当社は、Kさんのように社員が真のグローバル人材として成長して卒業し、活躍することを何よりも望んでいます。

そしてまた新しい留学生が入社し、真のグローバル人材へと成長していく理想的なサイクルが生まれる。「人材育成所」のような場所として社員が卒業していくことを応援しています。

真のグローバル人材を育成すべく、資格支援制度、海外研修、フリーバカンス制度といった充実の制度も当社の特徴です。他にも独自の新人研修制度、「オシオソ制度」などがあります。

これは「教えることは教わること制度」の略で、自分の勉強のために、新人研修で講師を担当するというものです。自分がこれから習得を目指す内容でも新人と共に勉強し、説明することで、自らの知識として吸収してもらっています。

さらに現在は「コミュニケーションデザイン室」という社内コミュニケーションを活性化させる部署にも注力しています。リモートワークが進んだことでオンラインイベントを増やし、学べる場として社内勉強会を促進させています。

アレックスソリューションズを立ち上げて15年目ですが、当社は毎年新しい取り組みを試行錯誤し、成長を目指す未完成の会社です。新しい挑戦へと参画してくれる人と、今後も一緒に働きたいと思っています。