丁寧な研修があったから、ツールや勉強法を知ることができた

▲アパレル時代

前職はアパレル業界で働いていました。IT業界の知見があったわけではないので、研修から新鮮だと感じる機会が多くあったんです。

研修は入社の1カ月ほど前にスタートして、ITに関するツールの使い方など、基本的なことを学びました。

語学研修ではIT業界特有の単語や日常生活であまり使わないようなビジネス英語も勉強しなければなりません。その当時はビジネス英語というよりもフランクな英語を使うことが多く、また英語で電話対応の経験もあまりなかったので、いろいろな違いを感じながら勉強できましたね。

研修が始まる前はIT業界で働くということが漠然としていて、そもそもITが何なのかよくわかっていませんでしたし、何から勉強すれば良いのかもわかっていませんでした。しかし研修があったことで、どこから取り掛かれば良いのかという部分を知ることができました。

また研修担当の社員の教え方がとても丁寧で、基本的なことから教えてくださったので、「ITって難しいな」という感覚はありませんでした。

勉強の仕方についてもツールやサイトを教えてもらっていました。今もそのサイトを活用して、自分で勉強しています。勉強の中身だけではなくて、勉強のやり方も教えてもらえたのはありがたかったですね。

また現在の常駐先については、研修中に面談を受けて決まりました。最初の常駐先は、基本的に営業の方が提案してくれたところになります。業務内容は私自身よりも知っているでしょうし、一番初めの現場としてどこが良いのかも熟知していますから。

ただ、場所や夜勤の有無といった違いがあるので、そこに関しては希望を出すことができます。通いやすさについてはしっかり希望を出しました。

最終的に今の現場に決めたのは通いやすかったことと、面接してくださった方が柔らかい雰囲気だったことが理由です。

また現場にいた当社の先輩から、チームの雰囲気がとても良いと聞いていたことも大きかったです。

現場が始まってからも、営業の方と定期的にランチミーティングがあります。新しい現場でITも初めてだということは担当の営業の方も気にしてくださっているので、何か心配なことがあってもそこで相談できるようなしくみがあり、ありがたいです。

語学で感じるやりがいと、文化の違いに感じる難しさ

▲旅行

2019年から大手通信会社に常駐し、VCを担当させていただいています。

VCというのはビデオカンファレンスの略で、テレビ会議システムのこと。ZoomやTeamsは無料アプリですが、会社が会議用に使っているシステムはかなり高額の端末が使用されています。VCチームはその端末やサーバーの運用を行うチームなわけです。

VCチーム自体は、運用チームと設計チームで構成されています。

私は運用チームに所属していて、テレビ会議端末のトラブルシューティング、台帳管理、問い合わせ対応、資料の英訳をメインで行っています。その中でも比重が大きいのは、端末や付属品、サーバーなどに不具合が出た時に依頼が来る、トラブルシューティングや問い合わせ対応です。

海外のユーザからの依頼であれば、英語で対応を行います。

最近でいえば、設計チームがプロトコルを変換する作業をしていて、それに伴ってフランスとアメリカに変更点を伝えるための資料の英訳やメールのやりとりの翻訳を行いました。

使う英語が専門的で難しく感じるときもありますが、日々挑戦できる環境であることにやりがいも感じています。海外ユーザとのやりとりは文化の面でも違いを感じることがあります。

あるときブラジルの方とやりとりをしていたときに、まったく返事が来ないということがあったんです。時差の影響もあり、こちらが聞きたいこともすぐに返ってこないですし、試験の日に現れないということも。

文化の違いと言いますか、日本人の方とは基本的には起こらないことだったので、正直難しいなと感じたことはあります。トラブルが迅速に解決されないと私たちだけではなく、ブラジルの方も困ってしまいます。

仕事を進めるためにも、いかに失礼のないように「本件の影響度や優先度を説明した上でなぜ迅速な対応が必要か」と伝えられるかが鍵でしたね。

「相手にどう伝えれば、相手に動いてもらえるか」に関して考えることが多く、この対応は今の仕事以外でも活きると思うので、良い経験ができたと思います。

教育の答えはひとつではない。だからこそ難しく、成長できる

▲スペイン旅行

教育の難しさを感じる機会もありました。早いタイミングで現場に後輩がふたり入ってきたことで自分の成長スピードを上げる必要がありました。

全体が見えないと目の前の行うべき業務を教えられませんし、後輩にどこまで教えたかや、どれくらいのことがどのスピードでできるのかと、各自の能力を把握する必要があります。加えて、今の仕事がどれくらい急ぎで、この仕事なら任せられるという部分まで考えなくてはいけません。

当時は、いっぱいいっぱいでした。

そもそも教える内容が私自身半年前に勉強し始めたことだったので、いっそう難しかったんです。

ただ、その中でも後輩に自分用の仕事マニュアルを送るなど、工夫して進めていきました。

何を学んだら良いか、こういうときにどうしたら良いかなど、基本的なことを書いているので、一度教わって難しいと思っても何度も読み返したりできる点で、役に立っているようです。

また後輩への教育は、教え方や後輩の性格など学ぶスピードが違います。その辺りをどうしたら良いのかを営業の方に相談していました。

初めに入ってきた後輩は、私に似ている部分もあったので、私がつくったマニュアルに加えて、本人もマニュアルをつくっていました。そのため、教えることが難しいとはあまり思いませんでした。

しかし2人目の後輩はそうはいきませんでした。

文化的に違う部分や、仕事に対する意識や意欲が違うところがあったので、ひとつのことを達成するために必要なコミュニケーションが増えました。進め方は今も模索中で、営業の方や、現場の上司に相談しながら取り組んでいます。

教育の答えはひとつではありません。できるだけひとりで考えすぎずにいろいろな人の意見を取り入れながら進めていきたいですね。

大変ではありますが、教えることで自分自身の至らないことの発見にもつながるため、自分の成長にもなっていますし、前向きにとらえています。

やれることが増えたことで、大きな自信につながった

▲友人の結婚式

入社時と比べて大きく変わったことは、社会人としての自信がついてきたことです。

当初は電話中にわからないことを聞かれたらどうしよう、イレギュラーなことが起こったらどうしよう、と不安を抱えながら対応していました。

実際にイレギュラーなことが起こることもたくさんありましたが、経験を積んでいくうちに落ち着いて対応できるようになったんです。

他にもITだけではなく、英語力という強みを持っていることが自信につながっています。

ITの資格をいくらとっても実務でやっている人には敵いませんし、いくら勉強しても実務に役立つかとなると難しい部分があります。しかしそこに自分の英語力というスキルが掛け算されることで、自分だけの強みとなり、周りのメンバーにも頼ってもらえているんです。

前職のアパレル業界にいたころは、「身に着けたスキルを実感しにくいこと」を懸念していました。接客業には正解がいくつもあり、モチベーションを保つのが難しいと感じました。

反対にITでは答えがひとつであることが多いです。トラブルシューティングにおいても解決できるかできないかのどちらか一択でしかありません。解決できるものが多くなったら成長できているなと感じられます。成果のわかりやすさは魅力のひとつですね。

知識の幅を広げるために、今はCCNAというネットワーク基礎の資格の勉強をしています。

今までは現場の仕事ができるようになることを優先していたので、ネットワークの基礎はあまり勉強できていませんでした。ただ、現場のことが大まかに理解できるようになったので、今後はネットワークの知識を広げていきたいなという想いからです。

現在の業務はテレビ会議端末の運用というITの一部で、とても専門的な部分になるので、業務と並行して資格の勉強はこれからも続けていきながら、さらにできることを増やしていきたいですね。

未経験の分野を始めるというのは、誰にとっても大きな挑戦になると思います。私もそうでしたが、今はこのようにとても充実した働き方ができています。バックアップは十分ですし、得られるものは大きいので、悩んでいる人はぜひトライしてほしいですね。