人と接することが楽しい──営業に通じる原体験

▲横浜のスパニッシュレストランでウェイターとして接客の奥深さを知った金子大和(写真左)
金子 「16歳から飲食店でアルバイトをしていたんです。最初は主にキッチンで料理をしていたのですが、あるときたまたま料理をサーブすることになりました。ご年配の常連さんが多い店で、お客様と会話することが楽しくて仕方なかったんです」

そんな原体験が、高校卒業後も飲食業の道に進もうと思ったきっかけでした。当然、働く店を選ぶ基準も、いかにお客様とのコミュニケーションを楽しめるかだったといいます。

金子 「19歳になるころ、当時働いていた居酒屋より、もっと多くの人が集まるところにいきたいと考えたんです。そんなとき、友人が働いていた横浜にあるレストランへ食事をしに行く機会がありました。

ビシッとベストを着こなして給仕をするウェイターの姿がかっこ良くて、『ここで働きたい』と思い転職したんです」

そのレストランは政財界の著名人も利用する有名店でした。155もの客席があり、最大で200人ほどが入ることができる大きな店舗です。

金子 「そのお店では、だいたい1日に100組ぐらいのお客様に対してサービスするんです。これは効率がいいぞと思いましたね。短い時間でたくさんの方とお話しをすることができますから。

友人と話をする楽しみとは違います。会ったばかりの人とどこまで深い話ができるかというところにおもしろみを感じていたんです」

ウェイターとして仕事を楽しんでいた金子ですが、あるとき転機が訪れます。

金子 「きっかけは妻との結婚でした。飲食業は依然として好きでしたが、労働時間が他の職種とは違っていることなど、家族との生活と仕事を両立させるには難しい環境にあることを自覚したんです」

AIGATEに感じた成長の可能性

▲結婚を機に「働くこと」に対する価値観が変化

金子は、ウェイターと同じように、人とのコミュニケーションが多い営業職を次の仕事に考えていました。

金子 「どうせやるなら自分が変われるような環境にいきたいと思っていました。AIGATEは、他の企業のように働きやすさをアピールするのではなく、仕事を通し『自分を変える』こと、『人で企業を変える』ということ。

『自分に自信がない人ほど応援したい』というようなメッセージにあふれていて興味を引かれたんです。営業経験がなく、大学を卒業していない自分でも、パーソナルな面を評価してくれるのではないかという期待がありました」

実際、代表の森本との面接を通して、金子は従業員の成長を応援する企業風土を強く感じ取ったといいます。

2018年9月に、晴れて社員となった金子。まずはビジネスマナーから営業のイロハまでを学ぶ研修に参加し、その後大手ケーブルテレビ事業会社に営業担当として配属されます。

金子 「それまでは20代前半の方と仕事をすることが多く、どちらかというと教える立場だったんです。上の人にものを教えていただくようなことがあまりなかったのですが、配属先の企業では私よりも年上で経験豊富な人が多く、学ぶ機会の多さを感じています」

しかし、研修で必要なスキルを学んだとしても、新しい職種に挑戦することは決して簡単なことではありません。お客様の下へ実際にいってみると、これまでの接客と営業がまったく異なるものだという事実に直面しました。

金子 「飲食店に来られるお客様は、最初から私たちのサービスを求めていました。しかし営業の場合は、取り扱う商材に対して、まだ興味を持っていないお客様が相手です。アウェーともいえる状態で始めるコミュニケーションはとても難しいと感じました」

金子は先輩とチームを組みロールプレイングするなどし、苦手を克服していきました。お客様一人ひとりの情報を即座に拾い上げ話を広げていくという飲食店で培ったスキルを生かし、次第に常駐先のお客様からも評価をいただくようになりました。

社内に対しても発揮されるコミュニケーションスキル

▲チームメンバーの成長意欲が自分の原動力になりつつある

金子はAIGATE社内でも評価を集め、たった1年でチームリーダーに就任するまでに成長。常駐先で7人ほどのチームをまとめることになりました。

金子 「僕よりも先輩だったり、成績が良かったりする方もいるので、僕がリーダーとしてサポートするというよりは、お互いに改善点を指摘しあうような関係です。

だからリーダーの仕事を大変だとは思ったことがないですね。楽しさしかないです。意識しているのは、メンバーが変われるきっかけをつくるというシンプルなことだけです。

私が得意とする分野であればアドバイスをしますし、そうではなかったら他のチームの優秀な方と接する機会を作ったりしました」

金子は2019年の社内表彰でベストリーダー賞を受賞します。「金子くんには協力してあげたい」。そんな声が社内から聞こえるほど彼の存在感は高まっています。

金子自身、メンバーの成長意欲が自分の原動力になりつつあることを実感しています。

金子 「僕も含めてAIGATEの社員が一貫して持っているマインドは『自分を変えたい』ということ。いろいろな経歴をもった人がいますが、成長に対する欲求は絶対持っているものだと思います。

僕にとってそのマインドはすでにベースになっていて、今はメンバーのみんなが『金子さん、こういうことをしたいですけど、どうすればいいですかね?』と聞いてきてくれることが嬉しいんです」

自分と同じように、メンバーの成長意欲を原動力に変えられるマネージャーを増やすことに注力しはじめました。

金子 「具体的には、一部のエリアを任せるためにふたりのメンバーを育成していて、そのふたりにほかのメンバーとの1on1も任せています。

会社からの伝達事項もふたりからメンバーへ伝えてもらうようにするなど権限委譲を進めたことで、彼らも自分たちが会社へ貢献しているという認識を強めてくれているようです」

リーダーとして高まる視座──AIGATEの未来を担う人材へ

▲リーダーとして自身の成長だけでなく、AIGATEの成長にも関わりたい

マネージャーを育成する取り組みは、金子自身が次のステップへ進む足掛かりにもなっています。

金子 「メンバーにチャレンジする機会を渡していくことで、私自身の既存業務の量を減らすことができ、新しいチャレンジに費やす時間ができました。

代表と直接話す機会も増やしています。どんどん求められることも、学ぶことも多くなっていますね。まだまだ成長できる、そんな環境に身をおけていることを日々実感しています」

金子は、新しいチャレンジの一環として、配属されているケーブルテレビ事業会社のチームで行ってきたマネージャー育成の取り組みをしくみ化し、AIGATE社内へ横展開していきたいといいます。

金子 「AIGATEは取引先のお客様も多様なので、現場に入ってみないとわからないことが多いです。そこで、自分のような人間が短期間だけ現場に入って、お客様やメンバー同士、または本社とのリレーションを築く。

そうすることで、現場のメンバーにチャレンジする機会を与えて、マネージャーへ育っていくしくみをいろいろなチームに移植していきたいですね。そういう橋渡しになるポジションがおもしろいんじゃないかと思っているんです。

それに現場のメンバーが育つしくみがないと、AIGATEとしての土台が強くならないんですよね。そういう土台を強くする役割をつくっていけたらいいなと思っています。

これまでにないことをやるのは不安もありますが、自分に対する評価や、役職というものは、行動をした後についてくるものだと考えています。評価や昇格のために行動をするのではなく。そういった部分をきちんとみてサポートしてくれるのがAIGATEですから」

金子の提案は、AIGATEのさらなる成長を実現する上でも重要な取り組みです。代表の竹尾も賛同しバックアップしています。

金子 「僕が入社したときは100人程度だったAIGATEが、1年半で4倍の社員を持つまでに成長しています。だからこそ、一刻も早くこうしたしくみを標準化させることが大事だと思うんです。

マネージャーになるのは学歴や資格も不要で、マインドと、ある程度の営業歴があれば十分です。AIGATEの未来を見据え、さらに成長したいというマインドを持った人たちを増やしていきたいですね」

入社からわずか2年ほどの間に、自身の成長だけでなくAIGATEの成長をも考えるようになった金子。始まりは人とのコミュニケーションを楽しめる才能と、「自分を変えたい」という想いでした。

人が持っている才能を磨き、その人自身、仲間、さらにはお客様企業の再生に貢献することがAIGATEの目指す世界です。そして金子は、すでに再生の先を見据え、新しい一歩を踏み出しています。