株式会社ポニーキャニオンが、就活生に向けた「1day仕事講座-就活セミナー編-」を開催しました!セミナーではどんなことが行われているのか、その模様をお届けします。今回は第二新卒社員1名と新入社員1名が登場し、それぞれの就活経験や入社後の仕事内容、さらに就活生からの質問にも答えてくれました。就職活動に向けて参考にしてください!

今回、約200名の就活生がオンラインにて参加。初めに人事担当者から「今回はポニーキャニオンを知ってもらうことと、みなさんが自分に合う会社に入るためにはどうしたらいいのか、自分と向き合うきっかけにしてもらえればと思います」と話がありました。その後、会社概要・取り組み、事業紹介、若手社員座談会、質問コーナー、グループワークが行われます。 

まずは、会社概要・取り組みとして2023年4月に策定されたタグラインや、従業員数や男女比、平均勤続年数などを数字で見てとれる形にして紹介していきます。また、2022年6月に「SDGs宣言」を行い、2023年9月にはサステナビリティページにレポートを掲載したことも伝えられます。2023年3月には健康経営優良法人2023(大規模法人部門)に認定されたなど、いきなりの情報量に真剣にメモを取る参加者が多数見受けられました。

続いて、ポニーキャニオンの事業領域について。近年のフィジカル商品やデジタル配信についての収益構造から、音楽業界・アニメ業界・映画配給などにおいての立ち位置などの説明もあり、多種多様な事業を展開している総合エンターテイメント企業であることを改めて紹介していきます。

いよいよ、若手社員による座談会がスタート。まずは自己紹介から始まり、入社2年目のアニメ・映像事業本部 アニメプロデュース3部 プランニンググループに所属する岩城 郁佳は「2022年に第二新卒で入社した岩城です。主にアニメ作品と声優アーティストの宣伝を担当しています」と挨拶。続いて、アニメ・映像セールスマーケティング部 マーケティング1グループに所属する白井 正宗は「こんにちは!4月に入社した新入社員の白井です。主な業務は、アニメ作品や声優アーティストの販売促進をしています」と軽快な雰囲気で、参加者を笑顔にさせていました。

         ▲アニメ・映像セールスマーケティング部 白井 正宗

まずは、ふたりの仕事内容について。岩城は「日常業務でいうと公式サイトやSNSの更新から、アニメ作品の宣伝プラン作成まで幅広く携わっています。その中で発生した監修物を製作委員会に確認するのも仕事のひとつです。声優アーティストに関しては、事務所と我々のアーティストチームで少数精鋭でやっています」とのこと。

仕事上で大切にしていることを聞かれると「コミュニケーションですね。製作委員会では他社の方とご一緒するので、細かい情報でも共有や確認をして委員会内で齟齬が出ないように気をつけています。声優アーティストでは、事務所スタッフはもちろんアーティストとの信頼関係が重要なので、いかに信頼していただけるかを意識してコミュニケーションをとっています」と社会人にとって重要なポイントを挙げてくれました。 

白井は「僕は販売促進を行なう部署なので、社内の調整役という感じです。例えば、アニメ作品のポスターを作成するときは、制作担当がデザインを作ってくれることに対して、納品スケジュールの管理やどこの店舗さんに置くのかを調整するのが仕事です。あとは、CDに付随したリリースイベントなどのブッキングから運営までを行っています」とのこと。

入社から半年の間に感じたやりがいを聞かれると「自分が関わったCDやグッズをユーザーの方が手に取って、喜んでSNSなどにアップしているのを見ると、作った甲斐があったなと思います」と答えると、参加者の中には共感したのかうんうんと首を縦に振る方もいました。

エンタメ業界ならでは!?面接時の話題につながることを意識していた工夫とは?

続いては、就活体験の質問会に移ります。まずは「どんな企業を受けたのか?」について。岩城は「まず、新卒時でいうと、とにかくアニメが好きでアニメ業界に入りたかったので、アニメスタジオを片っ端から受けていました。他にもメーカーや出版社など業界が近しいところも受けていましたね。第二新卒のときは、前職がアニメスタジオだったのでキャリアアップとして活かせる、委員会幹事をしているメーカーに絞って活動していました」とのこと。

ポニーキャニオンの良かったところを聞かれると「前職でポニーキャニオンの方とのやり取りをしたときや、面接を受けていくなかで、従業員のみなさんが明るくコミュニケーション上手でこの会社で働けたら楽しいだろうなと思ったところ。それが一番の決め手です」と当時を振り返ってくれました。

同じ質問に白井は「僕は大学で映像制作をやっていたので、わりとテレビの映像制作会社を多く受けていました。でも、テレビアニメ『SSSS.GRIDMAN』がすごく好きだったこともあって、軽い気持ちでポニーキャニオンも受けてみました。それで3次面接の際に担当の方がたまたま同郷だったこともあり、白井くんはこの会社に向いているよと言ってくださって。今思うと失礼なんですけど、それをきっかけに本腰を入れて入社したいと思いました」と面接のなかで志望動機が高まっていた貴重なエピソードが飛び出しました。

次は就活の際に工夫したことについて。白井は「僕は口下手であがり症なところがあるので、何を聞かれてもいいようにしたくて。『就活で聞かれること1から100』みたいな資料をひとまず箇条書きにして、それを学校やバイト帰りにブツブツ言いながらひたすら覚えました(笑)。それがある種の自己分析になって、自分の伝えたいことが整理できたのでとても良かったです」と手応えを感じながら語ってくれました。

また、チャット欄に書かれた「就活の軸はなんでしたか?」という質問に、岩城は「私は好きなことしか仕事にできないなと思ったので、アニメを軸に就活していました。エンタメ系の会社はエントリーシートの質問に、将来の夢はなんですか、お気に入りの写真を送ってくださいとかちょっと変わったものが多くて。

そういうときに、奇をてらって『大好きなあるアニメキャラクターになることです』と書いたり、キャラクターのコスプレをしたときの写真を送ったりすることもありました(笑)。面接時の話題にもなるので、そういったことを意識していた記憶があります」と意外な手法に”なるほど!”といった表情をする参加者もいました。

続けて、「就活の際にアピールできたポイント、自身の魅力はどこですか?」という質問。白井は「なんだろう……あっ、行動力はありますと伝えました。さっき話した大学の映像制作ゼミでの撮影時に、周りを巻き込んでひとつのことを成し遂げたという例などをちょっと恥ずかしながらも語りました。あとは岩城さんと同じくエントリーシートですね。他の人も書きそうなことは埋もれると思って、20年くらいの人生のなかで僕しか経験したことがないようなことを頑張ってひねり出して、読んだ人がそそられるようなことを書きました」とアドバイス。 

人事担当者から「そうなんです、読む人の立場になって考えることはすごく大事。白井くんの回答は秀逸だったのを今でも覚えています。でも、みなさん嘘を書いてはダメですよ!」とひと笑いを挟みつつ「逆に失敗したことはありますか?」とたずねられると「就活を始める時期が遅かったことです。大学3年生の3月から始めたので切羽詰まった記憶があります。なので今回参加しているみなさんは優秀だと思います」と答えると、ちょっと嬉しそうに笑顔を見せる参加者もちらほら。

また、前職の経験がある岩城が「ポニーキャニオンに入社してみてのギャップは?」とたずねられると、「前職よりも大きな会社なので人との連携が取りづらいかなと思っていたのですが、各部署の担当者が連携したチームでアーティストや作品を支えていることに驚きました。コミュニケーションも取りやすいし、いい意味でギャップがありました」とならではの意見もありました。

好きなことを仕事にするメリット!これからは担い手のひとりとして、みなさんに作品を届けられることが一番!!

続けざまに「好きなことを仕事にしてのメリット・デメリットはありますか?」について、岩城は「デメリットはアニメを観ていて、どうしてこの演出なんだろう、とかちょっとしたことが気になるようになってしまいました。でも、他作品のSNSを見て『こんな展開方法があるんだ』とか勉強になることもあります。メリットは、有名なアニメーターやプロデューサーの方と対等にお仕事できていることで、自分の誇りにつながっています」とのこと。

白井は「メリットは今まで観てきたアニメ・映画・音楽の側で仕事ができることです。これからは自分が担い手のひとりとして、みなさんに作品を届けられることが一番かもしれないです。デメリットは岩城さんと同じで仕事目線になってしまうこと。このアニメはどこが制作しているとか、このパッケージは描き下ろしイラストで力を入れているなとか思うようになりました。でも全然苦じゃないです、僕も好きなことでないと仕事にできないと思っていたので」と入社から数ヶ月のなかでの手応えを語ってくれました。

「コミュニケーション能力が大事とのことですが、もともと得意だったのでしょうか?」と聞かれると、「どちらかというと人見知りだと思います(笑)。でも社会人として最低限の会話ができれば問題ないと思います。エンタメ業界といっても陽キャの方ばかりじゃないので、不安に感じている人も自信を持ってください」と岩城が話し、白井は「新人が言うのもなんですけど、本当にコミュニケーション能力は社会人として最低限のことができれば大丈夫だと思います。それよりもエンタメ企業に勤めている方は自分の好きなことを貫き通している人が多いので、学生のうちに好きなことを追求しておくことがいいと思います」とふたりからのポジティブなメッセージが届けられて質問会が終了。

その後はグループワークコーナーへ。エンタメ業界を目指そうと思ったきっかけをテーマに、参加者が数人ずつに分かれて20分間のグループディスカッションがスタート。終了後は、挙手制で何を感じたのか発表していきます。

「みんな住んでいる場所が別々で、その地域のことをお話しできて楽しかったです。エンタメ業界といっても、歌舞伎、映像制作、語学の勉強などみんなそれぞれ目指すことが違って、自分はまだ志望が固まっていないので同い歳なのに尊敬しましたし、刺激にもなりました」

「アニメにハマったきっかけとか今ハマっているアニメとかの話が出たんですけど、みんな初対面なのに自分が好きなものを話すときって笑顔になるんだなと気づきました。初対面なのに近い距離感で同じ話題ができるのがエンタメの良さだなと感じました」

他の参加者の考えや経験を通じて、改めてエンタメのいろいろな側面や魅力を知ることで業界への理解と自己表現が深まる機会になったみたいです。

2023年12月からは、「1day仕事講座-クリエイティブ基礎講座編-」を開催予定。音楽/アニメ/映像映画/ライブ/地域活性化事業の5つの分野でそれぞれどのようにコンテンツビジネスと向き合っているのか詳しく紹介するとのこと。詳細については、ポニーキャニオン採用情報ページやマイページにて確認してください。たくさんの応募をお待ちしております!

【セミナー情報】
「1day仕事講座-クリエイティブ基礎講座編-」
音楽/アニメ/映像映画/ライブ/地域活性化の5つの事業にてそれぞれの分野で活躍する現場社員が各コースへ登壇し、どのようにコンテンツビジネスと向き合っているのかを詳しくご紹介いたします。

<日時>
■音楽事業コース
2023年12月14日(木)12:00開始
■アニメ事業コース
2024年1月18日(木)12:00開始
■映像映画事業コース
2023年12月18日(月)12:00開始
■ライブ事業コース
2024年1月25日(木)12:00開始
■エリアアライアンス(地域プロモーション事業)コース
2024年1月23日(火)12:00開始

※ 所要時間は各回90~120分程度を予定しております
※ オンラインツールは Zoom を使用いたします

<内容>
各分野の現場社員による事業内容・仕事内容の紹介
質疑応答 など

マイページよりご応募ください!
https://job.axol.jp/hy/s/ponycanyon_25/mypage/login
応募締め切り:11月20日(月)

ポニーキャニオン採用情報ページ
https://www.ponycanyon.biz/recruit/