こんにちは!株式会社トゥエンティーフォーセブンの人事担当、栗原です。

あなたは普段、どんな本を読んでいますか?

知識、教養を身につけるため、本を読んだ方が良いとは思うけど……。どんな書籍をどんなタイミングに手にしたらいいのかわからない、どうしたら自分に合ったオモシロイ本と出会えるの?そんなあなたに送るシリーズ第四弾!

今回も、当社でマーケターとして活躍する社員にマーケティングを学ぶ人にオススメしたい書籍と、その書籍にまつわる話を聞かせてもらいました。

今回話を聞いたのは、大手プラットフォーマーから当社へ転職をして1年半、短期間に多くの経験を積み成長が著しい若手マーケター高橋です。貪欲な成長意欲と行動力に定評があります。

彼のイメージからマーケティングやビジネス関連書籍を紹介してくれるのかと思いきや……。「人生を幸せに生きる」術を得られる書籍の紹介です!

メディア部:高橋 稔輝

2023年5月現在担当する業務内容を簡単に教えてください。

高橋 「全事業における集客をミッションとして、主にMEO、SEO施策を担当し、LPO、EFOなどにも関わっています。それに並行して新規事業を企画して提案するという事業開発領域にも挑戦しているところです」

そんな高橋さんのオススメの書籍を教えてください。

高橋 「私のオススメ書籍は、『選択の科学』です」

■選択の科学(著者:シーナ・アイエンガ—/訳:櫻井 祐子):人が生きる中で行う「選択」をあらゆる角度から考える本。実際に行われた研究が根拠として紹介されるので科学的なアプローチが厚め。「選択」に関する豊富な知見が得られる一冊。

高橋 「オススメの書籍1冊を紹介してほしいと言われて正直悩みました。多くの紹介したい本があるのですが、読んだときだけでなく普段の生活でことあるごとにこの一冊で得た学びが活かされていると実感していて、自分の中で特別な本かなと思っているので紹介させていただきます」

タイトルに『科学』とありますがサイエンス系の書籍ですか?オススメの理由を聞かせてください。

高橋 「この本は『選択』というものをあらゆる角度から研究した著者が、『選択』を通じて人生を明るく幸せに生きるための考え方を教えてくれます。

なぜ人生において『選択』が大事なのか?そしてなぜその大事な『選択』を誤ることがあるのか?どうすれば誤った判断を防げるのか?という問いに対してさまざまな研究結果やデータを用いてわかりやすくヒントをくれる内容になっています。

人生というのは『選択』の連続ですよね。常にあのとき自分が下した選択が正しかったのか、目の前にある選択をどう決断していくのかという不安や悩みは尽きないと思います。『選択』を前向きに受け止めて、さらにできるだけ正しく決断できるようになれば、人生が明るく幸せになれるのではないでしょうか」

なるほど、おもしろそうな本ですね!とくにどんな人にオススメですか?

高橋 「この本を読んでとくに響くと思うのは、人生やキャリアなどの選択でこの先をどう歩めばいいのか悩んでいる人ですかね。

この本ではそもそも『選択』ができること自体が幸せであるということに気づかせてくれます。また 人生=選択×偶然×運命 という方程式が出てくるんですが、人生において自分がコントロールできるのは『選択』だけなんだということも教えてくれます。

『選択』ができることの喜びを強く感じ取ることで幸福度を上げられますし、『選択』を誤る要因となるさまざまなバイアスについての知識を得ていれば、より納得感がある良い『選択』ができるんじゃないかなと思います」

この本との出会いは高橋さんにどんな影響を与えましたか?

高橋 「そうですね、この本を読んで以降、仕事での選択はもちろんですし、自分の人生における多くの『選択』についても『選ばなくちゃいけない』というネガティブな感情ではなく、自分で選ぶことができるんだという『自己決定権』に意識が向いて、ポジティブに受け取れるようになりました。

また、過去に自分がしてきた多くの『選択』が何から影響を受けたのか、その結果はどのようなものだったのかなど改めて棚卸しができ、振り返ることもできました。

この本の中で人は選択肢が多すぎても正しい『選択』ができないという実験が紹介されています。人が多くの選択肢から1つを選ぶということは、その分たくさんの選ばない理由についても考えなければならなくなり、情報処理能力が著しく低下してしっかり考えられなくなるんですね。

これはマーケティングにも大きく関わってくる話です。こうした人間の心理や能力の限界からくる購買行動の実験とその結果は非常に勉強になりました」

高橋さんは小さいころから読書が好きでしたか?

高橋「いえ、恥ずかしい話ですが、正直あまり好きではなかったんです。社会人になって、人として最速で成長したいと強く考える中で読書の素晴らしさに気づけたという感じです。

新卒当時は年に100冊必ず読む!と決めてとにかく多読して達成感を得たりもしていましたね。今はビジネス書、啓発系、小説、いろいろなジャンルを読むようになりました。

偉大な学者やビジネスマンとしてのトップの方の講演やセミナーなんてとんでもなく高い受講料がかかると思いますが、本は高くても数千円程度で買えるんですよ。めちゃくちゃコスパがいいですよね!自分のペースで好きなときに読めるというのも本のいいところだと思います」

高橋さんは普段どんなときにどんな本を手に取りますか?

高橋 「生き方やキャリア観などにおいて何か悩みや気になるときですね。その答えやヒントが得られそうな書籍をネット検索して見つけたり、友人、先輩との雑談の中でおすすめの書籍を紹介してもらって購入したりすることもよくあります。好きな本からその方の好みや考え方が垣間見えたり、意外な一面が見えたりしておもしろいですよ。

最近は書籍をわかりやすく紹介してくれるYoutube動画やまとめサイトもいろいろあって、本選びの際には非常に重宝しています」

難しい本はちょっと苦手!でも本は読みたいという方に何かアドバイスを。

高橋 「私は自分の悩みや仕事とも全く関係なさそうな本をあえて選んで読みます。単純に知見が広がりますし、新たな興味が沸いてきたり、心を動かされたり。やっぱり本との出会いってどんな形にしても自分を成長させてくれるものだなと思います。

難しく考えずに、気になったものをまずは手に取ってみるのがいいのではないかなと思います」

読みやすくて内容もいい!絶対間違いないというオススメの書籍をもう1つ教えてください。

高橋 「それなら、『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド(著者:八木 仁平)』ですね。体系立ててロジカルにやりたいことの見つけ方を教えてくれます。自分は何がしたいんだろう、誰でも一度は考えてしまうこの悩みの解決手段ををとてもわかりやすく説いてくれるので、自己啓発系書籍の入門編としてはオススメの本ですよ!」

高橋さんのお話を聞いて私も読書熱が高まってきました。ありがとうございました!

今日はマーケター、ビジネスマンという枠を大きく超えて、「選択」を通じて幸せで明るい人生が送れるようになる1冊をご紹介しました。

トゥエンティーフォーセブンの事業、サービスにおいても、私たちは常にさまざまな「選択」をしながらお客様により良いものが提供できるように進んでいこうと思います!いかがだったでしょうか?あなたの参考になっていれば幸いです。

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