スキー場で働くとは──お客様の楽しい時間を支える仕事

多くのお客様が楽しく遊ぶ場所であるスキー場で働くとはどういうことだろう──。

この好奇心をきっかけに、私は2015年、東急リゾーツ&ステイ(旧東急リゾートサービス)に入社をしました。

スキー場を運営するにあたってはいくつか役割があるのですが、その中の索道という部署で勤務しています。索道(さくどう)という言葉はあまりなじみのない言葉かと思いますが、リフトといえば伝わるかもしれません。鉄道のような感じでリフトを運営し、管理するセクションに所属しており、2020年現在はその整備担当をしています。

ただ、私はもともと索道担当だったわけではありません。入社した初めの4年間は営業に所属しており、2018年から索道に異動になりました。

現在、担当している索道の整備の仕事ではリフトの高所作業も発生するのですが、初めのうちは慣れずに怖かったですね。一番高い場所は15メートル位あるのですが、初めて高所に登った際は足が震えてまったく動けませんでした。

また、異動当初は索道の専門知識があったわけではなく、わからないことだらけでした。周囲の方や先輩に一つひとつ教えてもらい、仕事をしていく中で知識を身に着けていきました。初めて一人で作業に取り組んだときに「うまくできているよ」と、先輩からフィードバックをもらえたときは本当に嬉しく、達成感を感じた瞬間でしたね。

そうした日々の先輩とのコミュニケーションの中で、少しずつ知識と経験を積み重ねていきました。そして培った知識や技術を生かし、今もお客様に安全にリフトをご利用いただくために日々真剣に取り組んでいます。

毎年スキーを楽しみにお越しになるお客様もいて、私の顔を覚えていただけることもあるんです。そうしたお客様が、笑顔で楽しんで過ごす姿を見るのは嬉しいですね。

周囲の方に恵まれ支えられ、関係性を築きながら成長を

さかのぼること6年前。入社後に営業へ配属された私は、スキー場の売店からキャリアをスタートしました。

現場にはアルバイトの方も多く活躍されており、年上のベテランの方も多くいました。もちろん入社当時の自分とはかなりの年の差だったのですが、皆さん大変優しい方ばかりで、とても可愛がってもらいました。おかげで現場にも早く慣れることができました。ありがたいことに良い関係性が築けていたと思います。

その後、レストラン業務に担当業務が変わりました。お客様の対応や、時には調理などもしていました。お客様が多い時期などは、忙しい中でさまざまなことを考えていくのが大変でしたね。

とくにレストランでは、食品の取り扱いに最も頭を使いました。アレルギーに気を付けたり、異物混入を防ぐためにどう対応するのか考えたり。それらを含む全体のルールづくりや、またそのルールをアルバイトの方々にどう伝え、徹底するのかなども大変で、その難しさを味わいました。

その中でもとくにアルバイトスタッフの方に仕事を教える際には、「自己意識を持ってもらうこと」を意識していました。前例を共有して話をし、一人ひとりがお客様へ与える印象を意識して行動することの大切さを伝えるようにしていました。

もともとアルバイトを含め全体的に良いチームワークが取れていたのですが、この取り組みによってさらに目立った事故も減り、どんどん状況が改善していったのが嬉しかったですね。

また、営業の仕事ではどういうイベントをして、どのように広報してお客様の集客をするかについても考えるのですが、そうしたときにアルバイトの方からアイディアを提案してもらい、フィードバックを返し、実行していくこともあったんです。皆で考えて取り組むことは、大きなやりがいにもつながっています。

こうして振り返ると、本当に周囲の人に恵まれていたという事を改めて実感します。

常に目標を掲げ、達成することを積み重ねて──“人”に惹かれて選んだ仕事

営業を経験後、2018年より索道に異動になりました。営業はどうすべきか考える仕事の割合が多かったですが、索道の場合は8割以上体を使いますので、今までとは必要となる能力が違いますね。異動当初は仕事の内容の違いに戸惑うこともありましたが、今は楽しく勤務しています。

異動を言われたときには驚きもしましたが、もともと希望していた職種だったので「イチから頑張ろう!」という想いで日々過ごしています。

もともと索道の部署の方と日常業務の中でお話する機会があり、コミュニケーションを取る間に仕事についても話題に上がることがあったんです。その中で索道の仕事への関心をもったことに加え、何よりもこの人たちと仕事がしたい、と感じたことが索道の仕事を希望したきっかけです。仕事内容はもちろん、その部署の「人」が決め手で希望を出していました。

リーダーシップがあり、頼りがいがあって話しやすい方もいれば、どんなことも受け止めてくれて、私の経験が浅くても「これをやってみたい」と言うと見守りながらも経験させてくくれる方もいて……。念願かなって異動し、勤務する中で「こういう人になりたい」と憧れる方と一緒に仕事できることは幸せです。

仕事を進める上では、常に目標を持って取り組むことを普段から意識しています。どんな小さなことでも常に今取り組むべき目標を明確に掲げ、達成を積み重ねることでずっとやりがいを感じ続けることができ、自分が前進していることを実感できます。今はスキーシーズンなので、無事故で安全にシーズンを終えることが目標です。

包容力を持ち、信頼される人を目指して。そのために、大切にしていること

入社してから今まで、多くの先輩方に指導してもらってきましたが、しっかり話を聞いて、教えてもらったことを自分で整理して生かすように心がけていました。そして、気になったことはいつでも自分から聞きにいくようにしていました。何よりも、教えてくれる先輩方ともしっかりコミュニケーションを取ることを大切にしていましたね。

多くのことを教えてもらう新入社員時代から経験を重ね、今では仕事を教える立場になりました。仕事を行う上では、情報の共有をとても大切にしています。私たちがしっかりと情報共有し、確実な仕事をすることで、お越しいただいたお客様に安心・安全に楽しく過ごして頂くことができると考えています。 

教える際には常に相手が聞きやすいように発声し、わかりやすい資料づくりをすることを心がけています。伝わり方が少しずれてしまうと、まったく違う結果になってしまうので伝え方はとくに気を付けていますね。

こうした日頃の行いをしっかり積み重ねて、上司・先輩方のような包容力があり、アルバイトの方にも信頼・尊敬される人になりたい。それが自分の理想です。周囲の人にはよく冷静だと言っていただけるので、その自分の良さも生かしつつ、目標を確実に達成し、一歩一歩尊敬する先輩方に近づけたらと考えています。