事業内容とビジョンに惹かれ、THECOOに入社

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2009年に新卒として就職して以降、コンテンツプロバイダやインターネット広告の代理店など2社で、法人営業や営業企画に携わってきた長谷川。

3社目にあたるスタートアップ企業・WOVN Technologiesでは、Webサイトを多言語化するSaaSソフトウェアのオフラインマーケティング・フィールドセールス・カスタマーサクセスを経験しました。

長谷川 「2年目から1年半ほどはカスタマーサクセスに専念したのですが、どこか肌に合わない感覚があって……。

商材は企業のWebサイトの裏側に導入するソフトウェアで、かつ扱っていたのが比較的金額の大きい契約だったので、クライアントの社内の決済ラインや稟議を抑える必要がありました。私はそういう『THE法人営業』の組織攻略にあまりおもしろさを感じられなかったんです」

転職を考え始めた長谷川は、前職からの知り合いで、THECOOの人事採用部長を務める國分 隆毅に連絡を取ります。

長谷川 「話を聞けることになったので、カジュアル面談のつもりで会いに行きました。すると、あれよあれよと言う間に選考フローに乗っていて、気がついたら入社していました(笑)。

高校生の頃から趣味でバンドをやっていて、音楽方面のエンターテイメントビジネスにはもともと興味がありました。音楽が好きだし、私が経験してきたITやビジネスの領域で、音楽界隈の人をサポートできるんじゃないかと思ったんです。

カスタマーサクセスの募集があったのも良かったですね。前職で1年半経験してみて、もっとスキルを伸ばしたい気持ちがありました。また、向き合う相手が芸能界隈なので、前職で肌に合わないと感じた『THE法人営業』の作法も少なそうという印象があって。もし異動があって営業に行っても、辛くなさそうだなと(笑)」

さらに、THECOOのビジョン、「『できっこない』に挑み続ける。」の考え方や精神に共感したことも入社理由の一つに挙げています。

長谷川 「もともと知らないことや新しいことに触れたり、体感したりすることが好きで、新卒の時も大企業とベンチャー企業の選択肢があるなか後者を選びました。初めてとなるBtoC事業を選んだのも、常にチャレンジングな方に行きたいという考えがあってのことです」

カスタマーサクセスとして、アイコンとの信頼関係を築きあげることに注力

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2020年4月にTHECOOへ入社した長谷川。最初に配属されたのは、基幹プロダクトであるFanicon事業部でした。

長谷川 「『Fanicon』とは、アイコン(アーティスト、タレント、インフルエンサー、スポーツチームなど芸能活動をしている方)と、ファンを繋ぐファンコミュニティです。

従来のファンクラブは、会報誌や会員限定ブログなど一方通行のコミュニケーションが多いですが、『Fanicon』は、アイコンからファンに発信する場所であると同時に、ファンからコメントができたり、ファン同士で会話ができたりするなど、コミュニティとしての機能を充実させています。

また、同じアイコンを好きな人同士が集まることで熱量は上がるし、その熱量をアイコン本人に届けられる場所にもなっています」

事業部の中で、カスタマーサクセスチームに所属していた長谷川。その役割をこう語ります。

長谷川 「『Fanicon』を開設したアイコンが、よりよいコミュニティ運営ができるように、またファンの満足度を上げられるように、アイコンと一緒に考えていく伴走者のような役割です。

具体的には、アイコンのやりたいことを聞いて一緒に企画を考えたり、イベントに帯同してサポートをしたりします。また、コミュニティの中のファンの動きをデータ分析して施策を考えたり、時にはファン同士のトラブル解決に走ったりもします」

カスタマーサクセスチームの中では、プレイングマネージャーを担った長谷川。自らの目標数字を追いながら、チームの方針や管理業務、若手メンバーや新メンバーの教育やフォローアップなどを行いました。

長谷川 「マネジメントは初めての挑戦でしたが、『本質的なことから目をそらさない』ことを意識し、チームで徹底しました。

もちろん数字は大事ですが、それにとらわれ過ぎると本質を見失ってしまいます。

むしろエンドユーザー(ここではコミュニティに入会されているコアファンのこと)の満足度を上げ、アイコンとの信頼関係を築きあげることで、売上はついてくる。特にアイコンとの関係性は大切で、言いづらいことを腹を割って言い合える関係になることで、イベントをはじめ、さまざまな提案がしやすくなります」

アイコンとの関係性で大切なのは、バランスだと言います。

長谷川 「アイコンからいろんな要望を聞きますが、工数もコストもかかるので全てが実現するわけではありません。それでも最大限、意を汲み取れるよう、尽力しています。

例えば、アイコン全体の8~9割が望んでいる機能であれば社内にフィードバックして開発するのが良いと思いますが、個別具体的な案件に関しては、なるべく『できない』を簡単に言わないようにして、コミュニケーションを取りながら別の方法を探るようにしています。

『100はできないけど、70ならできる』といったように、アイコンのやりたいこととアプリのビジネスを天秤にかけながら、その最大公約数を求めています」

コロナ禍でのオンラインフェスの実現に向けて、有志として参加

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入社後、カスタマーサクセスの業務に取り組む一方で、有志としてある特別プロジェクトに参画した長谷川。

長谷川 「コロナ禍で、リアルの音楽フェスやコンサートの中止が相次ぐなか、エンタメ業界にいるIT企業として、有志でオンライン音楽フェス「Fanicon Private Fes. 2020」を開催することになったんです。

2020年3月、世の中でテレワークが始まった頃に企画され、音楽業界が危機感を募らせるのを目の当たりにした私も、入社後すぐに『何かできることはないか』と手を挙げて協力することにしました」

開催に向けては、会社としてフェスを主催する経験や知見がなかったため、一から模索することから始まったと言います。

長谷川 「コンセプトを決める。どのアーティストに出てもらうか考え、オファーを出す。会場を抑える。機材のセッティングを依頼するコンサート制作会社をブッキングするなど、やることは山積みで、実現に向けて1つずつクリアしていきました」

こうして2020年11月、「Fanicon Private Fes. 2020」は無事に開催されました。

長谷川 「『Fanicon Private Fes. 2020』は普通の弾き語りフェスではありません。『Fanicon』らしく『クローズドな空間』をテーマに設定し、ファンとアーティストの秘密基地のような空間を目指しました。

また、アーティスト一人ひとりが本音をさらけ出し、ファンと繋がることができる唯一のフェスになったらいいなとの想いから、ライブ終了後には打ち上げ風景も配信しました。

カスタマーサクセスとして担当していたアーティストさんや、大学時代に聴いていたミュージシャンの方にも出演してもらったので、終了後はやりがいや達成感がありましたね。またファンの方から『映像がきれいだった』『音も良かった』『打ち上げの風景は普段見られないコンテンツでおもしろかった』などの声をいただいたことも印象に残っています」

さらに2021年5月には第二弾となる「Fanicon Private Fes. 2021」の開催も実現。THECOOが2021年4月にオープンした大型LEDパネル常設のスタジオ『BLACKBOX³(ブラックボックス)』から配信するなど、イベント自体もパワーアップしました。

Faniconを誰もが知っているブランドにするために

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2022年1月、長谷川はカスタマーサクセスからマーケティングに異動になりました。

長谷川 「カスタマーサクセスに携わりたくてTHECOOに入社したものの、マーケティングチームからずっと打診を受けていたので『そこまで求められているならやってみよう』と異動を承諾しました。

今はプレイヤーとして、オンラインマーケティングを軸に、『Fanicon』を検討してくださる方に対していかにアプローチしていくかという業務にチャレンジしています。具体的には、Faniconとして様々な情報発信・提供するためのセミナーを開催し、FaniconのWebサイトのアクセス状況などを分析しながらユーザー動線の改善を検討したり、サイトへ投入するコンテンツの企画・制作をしたりなど、やることは多いです」

入社して2年が経過した長谷川。異動を決意した背景には、Fanicon事業部に携わってきたことによる心境の変化がありました。

長谷川 「私が入った当初は、『Fanicon』が目指す世界観はまだ明確ではありませんでした。サービスとしては発展途上、というのが最初の印象です。

それから2年の間に『With fan,More fun』をコンセプトに据え、さまざまな新機能と付加価値が誕生しました。開発スピードも格段に上がり、アイコンやエンドユーザーに価値を届けられる伸びしろが見えたんです。

だから今は、そんなプロダクトの進化と、それがもたらすファンコミュニティの発展に期待していますし、自分がどんな業務をするかより、『Fanicon』をさらに良いプロダクトにして、誰もが知っているブランドにすることに関心があります。それを実現できるなら、役割はなんでもいいのかなと」

最後に長谷川がこれからの目標を語ります。

長谷川 「まずは『Fanicon』をさらに世の中に広げ、よりたくさんの人に使ってもらえるサービスにしたいです。

電車に乗っていてTwitterやInstagramを見る感覚で、『Fanicon』を開いてくれたら嬉しいじゃないですか。BtoCサービスの醍醐味は、身近にいる人たちが利用しているかどうか、肌感でわかる点だと思っているので、周囲の人たちからの『Fanicon良いよね』『Fanicon使ってるよ』という声が耳に入ってくるようになったら最高ですね」

さらに長谷川は、「Fanicon」がエンタメ業界のDXになると、期待しています。

長谷川 「エンタメ業界はデジタルをより活用することで、既存のサービスに付加価値をつけること、あるいは今までにないような全く新しい価値をつくることができるんじゃないかと考えています。

そこで『Fanicon』を通してアイコンが、今までやりたいけどできなかったことを実現できたり、見えているようで見えていなかったファンと直接自分の言葉で交流できたりしたらいいなと思います。またファン目線でも、好きなアーティストやタレントとテレビ電話やチャットが当たり前のようにできたら最高じゃないですか。

そんな世界観を作れたら双方のためになるので、実現に向けて頑張りたいと思います」

「Fanicon」を通じて、エンタメ業界のDX化、アイコンとファンが双方向に繋がる世界を目指す長谷川。誰もが知っている、多くの人が利用するサービスへと発展させるため、今後はマーケティング領域から支えていきます。