技術的にも組織的にも変革期にある今は、チーム力と対応力の強化がカギ

article image 1

──はじめに、西牟田さんが課長を務める「技術開発部 アプリケーション開発課」について教えてください。

技術開発部は、「アプリケーション開発課」と「プラットフォーム開発課」に分かれています。私がいるアプリケーション開発課は、名前の通りアプリケーション層という、どちらかというとフロント寄りのWeb開発や、モバイルアプリ開発がメインとなっています。

──具体的にはどんなことを行っているのですか?

まず、Webエンジニアがメインで行っているのは、当社の主力サービスである動画配信プラットフォーム「J-Stream Equipmedia(以下、EQ)」の開発・運用です。EQは動画マーケティングや企業プロモーションだけでなく、企業内の情報共有や教育・研修まで幅広く利用されており、導入実績数は国内最大級のプロダクト。Webエンジニアは、このEQの新規機能開発や機能改善を行っています。

タイムリーなトピックで言うと、実は今すべてのプロダクトにおけるフロントエンド部分をPHP(Laravel)に集約しようとしています。現状、プロダクトによって言語が違ったり、開発がどうしても属人的になってしまったりしている部分があるんです。理想としては、エンジニア全員がすべてのプロダクトを見られる体制にしたいのと、技術的負債を解消して、開発スピードを一層上げたいと思っています。

──アプリケーションエンジニアの方はどんなことをされているのですか?

アプリケーションエンジニアは、プレーヤーを含めたSDK開発、360度プレーヤー開発、マルチアングル・超低遅延対応、動画内の広告挿入技術(CSAI)の開発を行っています。その他にも、PC・スマホ・タブレット・スマートTVなどの各種デバイス対応など、業務は多岐にわたります。

Webエンジニアよりも動画の色が強い開発案件が多いですね。動画はスマホの普及と5Gなどの技術革新にともなって、ユーザーのニーズも大きく変化しているので、そういったニーズにいち早く対応できるように、今後はアプリケーションエンジニアを増員する予定です。

若手エンジニアも最前線で活躍。技術を高め合える環境がJストリームの魅力

article image 2

──開発チームの体制について教えてください。

当社はプロダクトごとに開発チームが分かれています。1つのプロダクトに対し、部署横断で5人前後のエンジニアで動くことが多いですね。

アプリケーション開発課は、フロントエンドに強いエンジニアが多いのですが、他の部署にはバックエンドやインフラに強いエンジニアが多数います。いろんなエンジニアと一緒に開発を進めることで、幅広い技術やエンジニア視点を学ぶことができます。

──アプリケーション開発課にはどんな方がいますか?

現在11人のエンジニアがいて、平均年齢28.5歳と若手も活躍しています。キャラクターとしては、どちらかと言うと真面目でおとなしいメンバーが多いですかね。ただ、黙々と自分の作業をやりつつも、チーム開発というところはみんな強く認識していて、コミュニケーションはしっかり取るし、何より品質にコミットするエンジニアが多いです。

──働き方はフルリモートですか?

そうですね、フルリモートに近いですね。開発エンジニアは、業務上も出社の必要性がないので基本在宅勤務で、働き方は個々に委ねています。コミュニケーションは基本slackで取っていますが、若手メンバーは雑談の時間をつくったり、遠隔で一緒にランチしたり、勉強会を開催したりと、リモート中のメンバー交流に関しても工夫していますね!

──Jストリームでは、2022年4月に「ロケーションフリー制度」が導入されましたが、通勤圏外に住んでいるメンバーもいますか?

はい、この制度を活用して入社された仙台在住のエンジニアがいます。ロケーションフリー制度は、当社の拠点である東京、大阪、福岡から通勤圏外の方であっても、フルテレワークを前提とした働き方ができる制度です。国内在住の方に限りますが、この制度が適用されたことで、全国どこからでも当社で働くことができます。

──「働く場所」だけでなく、「働き方」の自由度も高いのでしょうか?

当社はフレックスタイム制度とテレワーク制度を導入しており、ほとんどのエンジニアが活用しているため、働き方の自由度は高い方かと思います。コアタイムが11:00~15:00、フレキシブルタイムが7:30~11:00、15:00~21:00となっています。自身のライフスタイルに合わせて、柔軟な働き方ができる環境が整っているため、家庭や子育てとの両立も可能です。

テレワーク制度については、新型コロナウイルス対策としてではなく、恒久的な制度として運用するために改めて整備し直しました。現在は、エンジニアの80%以上がテレワークを活用し、それぞれの業務やライフスタイルに合わせた最適な働き方を実践しています。また、週2日以上テレワークを実施した社員には、ワークシフト手当として毎月5,000円を支給しています。

新しい技術に携われて、担当領域も広い。それが、Jストリームで働く魅力

article image 3

──Jストリームで働く魅力を教えてください。

エンジニアリング視点で言うと、動画に関する技術はサイクルが早いのですが、その分、新しい技術に触れられる機会がたくさんあるというのが大きな魅力ですね。当社が長年培ってきた技術と新しい技術を組み合わせることで、安定的に品質の良い動画配信の提供が実現し、日々いろいろな技術に携われることにおもしろさを感じます。

そして技術領域では、フロントエンドの中でも、実際にエンドユーザーが見る動画プレイヤーの部分から、配信のインフラ寄りのところまで幅広く携わることができるのもJストリームの魅力だと思います。自分の趣向やキャリアの方向性に合った技術に触れられることは、エンジニアにとっては嬉しいポイントですね。

──自社サービスの開発も手がけているとのことですが、どのようなメリットがあるのでしょうか?

自社プロダクトを開発するメリットとしては、割と自分たちの裁量で新しい技術の提案ができるところでしょうか。これは私が課長だからということではなく、若手のメンバーたちも同じです。トップダウンで言われたままに作るのではなくて、技術選定のところからエンジニアが携わって、「これはこういうデメリットがあるから、こういう技術を使おう」とか、そういう提案を受け入れてもらって、挑戦できるところは自由度が高く、おもしろい部分かなと。

私もよく課のメンバーから、「こういう技術を使えば、こういう方法が実現できますよ」といった提案をもらうんです。そういったことを調べるのが好きなメンバーもいるので、個人で勉強するだけでなく、それが業務に直結すればスキルも上がりますし、他のプロダクトとしても発展させることができます。趣味の延長じゃないですけど、自分が興味のあるものをどんどん導入していける環境は、エンジニアとしても探求心が満たされますね。

動画経験がなくとも、周りのサポートで成長していける

──どんな方と一緒に働きたいですか?

アプリケーション開発課では、Web開発エンジニアとアプリ開発エンジニアとしての経験を持つ方に来てほしいなと考えています。求めるタイプとしては、問題点を潰し新しい仕組みに変えることに、おもしろみや魅力を感じられる人が合っていると思います。

冒頭でお伝えした仕事内容に加え、若手エンジニアの技術的指導やプロジェクトマネジメントなど、チーム全体を技術面からリードいただきたいと考えています! 

──入社にあたっては、動画経験は必須ではないんですよね?

はい、必須ではありません。私も含めて当社に入社するエンジニアの大半が動画未経験者です。動画配信技術は専門性・特殊性が高いと思われがちですが、昨今は技術の汎用化も進んでいますので、一般的な開発経験を持った方ならスムーズに当社でスタートが切れると思います。

一方で、この業界特有の技術領域については、周りのサポートを受けながら、業務を通してキャッチアップしていってもらえたらと思います。少しでも興味をお持ちいただけましたら、ぜひ面談や面接でお話しましょう!