学生時代の活動と、インターンシップを通した新たなソフトバンクとの出会い

画像右:松元 一平

2016年に新卒で入社した松元 一平は、東京大学の大学院を卒業しています。

東京大学には面白い人がいっぱいいそうなので、飽きっぽい自分でも刺激を受けながら楽しく過ごせそう。そんな希望を胸に勉強に励み、理科一類へ入学したと振り返ります。 

3年生の時、松元は情熱的で、学生の成長に高い関心を持っていた教授の授業に惹かれます。その授業は学生が企業に新規事業の提案をするという内容でした。

松元 「企業への提案はとても大変でしたが、自分が変われた感覚がありました。前向きになり、自信がついて人前でも堂々としていられるようになったんです。企業に対してプレゼンをし終えた時はしっかりとやりきった感覚を得られました」

4年生になり、研究室に入ると、かねてより希望していた教授のもとで電力系の研究をすることになります。その後さらに大学院へ進み、今度は企業が抱える課題を学術的な手法によって解決する研究をしました。

こうした研究を続ける中で次第に、研究ではなく実際に働きながら課題を解決したいと考えるようになった松元は、研究室に案内が届いていたソフトバンクのインターンシップに参加し、データ分析の業務を担当することになりました。

松元 「インターンで求められることは大学と違ったので、新しい自分を発見できて楽しかったですね。例えば多くの人との会話・議論を通じて物事を前に進める楽しさを感じました。また、インターンに参加したことで、自分が実際に働く姿を違和感なくイメージできるようになりました。 

私は当時、どの業界で働きたいか明確に決まっていなかったのですが、ソフトバンクはさまざまな事業を展開していて何でもできそうな会社に見えました。だからこそ、入社してからでも自分のやりたいことを探せるんじゃないかと思ったんです」

そして2016年4月、松元はソフトバンクへ入社しキャリアをスタートさせました。

大規模な投資案件に携わる中で身に付けたスキル

ソフトバンクへ入社した松元は新入社員研修を終えると、新規事業推進室に配属となりました。ニュースでも頻繁に話題になっているソフトバンクの投資案件に携わる部署です。経験がない分野ではありましたが、この機会は望んで得られるものではないと考えました。 

新規事業推進室では、さまざまなスタートアップが本当に投資するに値するかを評価しています。ソフトバンクへの投資依頼は数多く、さまざまな業界の会社を評価することになります。その結果、幅広い分野の知識を得ることができたと振り返ります。

松元 「当時、ある案件を通して宇宙産業について知ることができたのですが、そうやって普段関わることのない分野に詳しくなれるのは、すごく面白かったですね。自分の仕事になると思っていなかった分野に手を挙げる機会があるのは、新規事業推進室ならではの魅力だと思います」

また、投資を判断するためには、さまざまな知識やスキルが必要です。そのため新規事業推進室で働くことで、経営視点でビジネスを進める総合力を身に付けることができました。

松元 「一つの投資プロセスを通して、リサーチや分析のスキルだけでなく、事業計画や財務諸表を見るファイナンスや、リーガルの知識など、幅広く習得することが必要です。全ての分野を網羅的に深く理解できていたわけではありませんが、主要な概念や知識は身に付けていないと仕事が進まないので、総合的なビジネスのスキルは身に付いたと思います」

さらに、ソフトバンクならではのスピードの速さを直に感じられることも、魅力の一つでした。

松元 「社長から直接案件が下りてくることも多く、なるべく少人数で、短期間で対応するケースも多々ありました。私はソフトバンクが1社目なので、他社との比較はできませんが、本当にスピード感を大切にして進めていると感じましたね」 

こうしたスピード感のある環境で多くの情報に触れることで、二つの能力が特に鍛えられたと振り返ります。 

松元 「まず、物事を速く正確に理解する力が鍛えられました。いろいろな案件を見るので、その分野の全てを理解しようとすると間に合いません。だからこそ、担当する案件が決まったらすぐに当たりをつける適応力が伸びましたね。

また、要件を絞って分かりやすく説明する力も身に付いたと思います。皆さん忙しくて話せる時間が限られているので、重要なことだけを的確に伝えられるようになりました」

新規事業推進室での経験を生かした、異動先部署での飛躍

入社1年目の松元にとって、ハイレベルな知識やスキルが求められる新規事業推進室の仕事は大変なものでした。しかし、当時のマネージャーがサポートしてくれたおかげで、成長につなげることができました。 

松元 「周囲には経験豊富な方が多く、投資判断のために必要な調査など、一つ一つをサポートしてくれました。即戦力というより、一度教えたことをすぐやれるようになる適応の速さが求められていたと思います。

入社1年目でしっかり教育してもらったことで、2年目には海外の会社のCEOと約2時間、1対1で電話会議を行えるほどのスキルが身に付きました。事業計画のレビューなども一人でこなせたのは、教育していただいて成長できたからだと思います」

 そして、2年ほど新規事業推進室でさまざまな投資案件を見てきた松元は、実際に事業を行う経験をしたいと考え、2018年12月にグローバル事業戦略本部へ異動しました。2020年7月現在も同部署に所属し、通信をはじめとする技術を生かした新規事業の企画や推進を行っています。

投資案件のデューデリジェンスをしていたときと、新しい事業を生み出して実施する今では、必要なスキルが大きく異なります。しかし、松元は新規事業推進室で身に付けた経営視点でビジネスを進める総合力が現在の仕事にも役立っていると感じています。

松元 「前部署で身に付けた特定の分野の知識は、正直今の仕事にはあまり関係ありません。でも、スピード感を持って適応する力も、論理立てて分かりやすく伝える力も、新しい事業を企画して推進していく上で生きていると思います」

今この瞬間にベストを尽くすことで、新しい道を切り開く

ソフトバンクに新卒入社し、投資案件に携わってから新規事業の企画へとキャリアを積んでいる松元。そのブレないキャリアの軸で、どんな場所でも前に進み続けることができています。

松元 「どんな環境でも、自分の1番高いパフォーマンスを常に発揮し続けることを大切にしています。その瞬間に頑張ることで、道が切り開けるんだと思うんです。満足した状態で次の環境へ行けるように、その瞬間を全力で生きるようにしています。自分が常に良い環境にい続けることが大事だと思います」 

常に目の前の仕事に全力を注ぐことで、次々と新しい道を開拓してきた松元。ソフトバンクへ入社して5年が経過しましたが、周りには活躍している人がたくさんいて、自身はまだ一人前でないと思い知らされる日々だと言います。これまで自身が良い環境で頑張ってこれたからこそ、今度は、自分自身の力で魅力的な環境を作りあげていきたいと考えています。

松元 「今まではもともとある環境に適応していくことが多かったんですが、これからは自分がいる環境を他の人がい続けたいと思える場所にしていきたいと思っているんです。

新しい事業を立ち上げ続けるにしても、すでに動いている事業の推進にしても、これは自分が作り上げたんだと胸を張って言える環境を整えるのが理想です」

そして、これまでの自身の経験から、就活を控える学生に対して二つアドバイスできることがあると言います。

松元 「まずは先ほどお話しした通り、与えられたことをしっかりやりきることが大切です。そして、複数の選択肢が与えられたときは、より難しいものを選ぶと良いと思います。 

私もソフトバンクへ入社して仕事をする前には、不安な気持ちがあったのは事実です。しかし、ちょっと勇気を出して飛び込んでみたことで、道が開けたんです。だからこそ学生の皆さんには、難しそうなことにも挑戦してみてほしいですね」 

自身が置かれた環境で常に全力を出すことで、キャリアを積み重ねてきた松元。その姿勢があったからこそ、さまざまな業務に携わるチャンスを掴むことができました。

これからも、今という瞬間を大切にしながら目の前のことに打ち込み、新たな道を作り上げるべく、チャレンジし続けていきます。