フリーター生活から奮起し、就職。アパレル会社でウェブの知識を身につける

2015年にネットイヤーグループ株式会社に入社し、金融系や保険会社、新規提案プロジェクトなどのプロデューサーを経て、2019年に発足したPerformance Optimization Team(通称:POT)のプロデューサーとなった上原 弘章。

新チームの柱となって活躍する上原ですが、大学時代はほとんど通学せず、麻雀やバイクに明け暮れる日々を送っていました。なんとか経済学部を卒業したものの、就職はせず、アルバイトで生計を立てるフリーター生活を送ることに。

上原 「毎日きちんと会社に通うのは厳しいと思い、就職活動もしませんでした。宅配便やパチンコ店など、時給のいいバイト先を選んでいたので、フリーターでも生活は維持できたんです。でも、卒業して間もなく1年というときに、よくつるんでいた友人が『コックになる』と言い出し、レストランで修業を始めて……。僕もこのままじゃだめだと、焦りを感じました」

何をすべきか迷う中、上原が思いついたのはアパレルとウェブでした。ファッションが好きだし、PCが汎用的に使えるようになれば、この先有利になるのではないか──そんな考えから、ECサイトを運営しているアパレル会社に就職します。

上原 「ECサイトを始めたばかりで、猫の手も借りたいくらいだったんでしょうね。職種はディレクターでしたが、商品撮影、サイト掲載や更新、商品の梱包、お客様からの問い合わせ対応など、ECサイトの運用に関することなら何でもやりました。規模も徐々に拡大し、モールへの出店やケータイサイトの立ち上げなども担当。ウェブ制作のABCもここで学びました」

ウェブについてさまざまな知識を吸収していった上原を、さらに刺激したのがスマートフォンビジネスの台頭です。本格的にITに軸足を移したいと約4年間勤務したアパレル会社を辞め、アプリ開発の会社に転職します。

声をかけられ向かった新天地──実力不足を痛感し、2カ月でスピード退職

アプリ開発の会社に転職した上原は、カタログ通販のECサイトの運用を担当した後、ゲームアプリ担当のディレクターとなります。

上原 「最も勉強になったのは、予算に対していくらの収益が見込めるか、計画に無理がないか……といったシミュレーションをやったことです。このとき学んだ予算の立て方は、今も役立っています」

この会社に約3年勤務した上原は、仕事内容には満足していたものの、独立する先輩社員に誘われ、その先輩が立ち上げた会社に移ります。ところが、3社目の会社はたった2カ月で退職する羽目に。

上原 「すごく仕事ができる先輩だったので、その人が声をかけてくれたことが嬉しかったんです。でも、いざそこで働いてみると、肉体的にも精神的にもきつかったですね。ふたりだけの会社なので、何から何までやらなくてはいけないのですが、僕には先輩のパートナーになれるほどの実力がありませんでした。

先輩は上流工程のスケールが大きいことを考えるし、スピードも速かったんです。次元が違ったのかもしれません。そのときの僕はまだまだ、一介のディレクターにすぎないと実感しました。このときのことを思い出すと、今なら、もっといろいろできるのに……と悔しい気持ちになります」

3社目のスピード退職で打ちのめされた上原。慎重に次の転職先を探し始めたところ、エージェントに紹介されたのが、ネットイヤーグループでした。

上原 「事業会社を念頭に転職活動を始めたのですが、コンサルティング会社に入って、クライアントの事業をサポートする手もあると気付きました。たくさんの大手企業のデジタルマーケティングを担っていることを知り、これはやりがいがありそうだなと、ちょっとワクワクしましたね。

そのとき初めてUXという言葉を知ったのですが、顧客中心に考えるのはとても重要だし、これからはこうした視点がより求められると感じました」

次は失敗できない──そう思っていた上原は、熟慮した上でネットイヤーグループへの入社を決意します。

厳重な大型プロジェクト、乗り越えられたのはチームワークのおかげ

▲後輩と談笑する上原

ネットイヤーグループに入社した上原が最初に担当したのは、大手信販会社のウェブサイトとアプリのリニューアルプロジェクトです。10人以上ものメンバーがいて、いくつもの案件が同時進行するこの大型プロジェクトで、多くのことを学びました。

上原 「金融系のサービスは、顧客の信頼が何より重要であり、スケジュールも品質も、とにかく厳密で細かく、調整すべきことも多いんです。アカウントプランナーとして、改修案を提案し、ディレクターにつなぐまでが僕の役割だったのですが、WBSを作成したり、クライアントに交渉したり、予算を管理したりと、この仕事で必須なことは、すべてこのプロジェクトで学んだと言っても、過言ではないと思います」

いくつもの案件が同時進行し、リリース日が続いて根をあげそうになったことも。しかし、上原は「さまざまなことを学んだ。本当にこの案件を担当してよかった」と当時を振り返ります。

また、プロジェクト内のチームワークも大きな支えとなりました。

上原 「忙しいプロジェクトでしたが、みんなが互いにサポートし、とても良い関係を築けていたと思います。入社したばかりのときは、ミスをして、上司や先輩に叱られたこともありましたが、1年くらい経ったところで『成長したね』って言ってもらえて、すごく嬉しかったです。このときに、プロジェクト内のチームワークやコミュニケーションがいかに大切か、身にしみました」

大手信販会社のプロジェクトを約3年間担当した後、コンペで新規案件を獲得するプロデューサーとなった上原。提案のポイントを押さえる、客観性・具体性を持たせる、印象的にする──提案の際、これら3つを守ることで受注率を大きく引き上げました。

その傍ら、社内で行き詰まるプロジェクトがあると、問題点を整理して円滑化する“お助けマン”としても活躍します。

上原 「そうしたことができたのも、前のプロジェクトの経験があったからこそ。僕のナレッジを周囲に役立てることも大切だと思います」

こうして、社内でしっかり足場を固めた上原は、2019年4月にPerformance Optimization Team(通称:POT)に異動しました。

自分のナレッジが増えるより、後輩の成長が嬉しい

▲カスタマーエクスペリエンス事業部 デジタル&フィジカルデザイン部 パフォーマンスオプティマイゼーションチーム 上原 弘章

Performance Optimizationとは“成果の最適化”という意味です。

マーケティングを専門の代理店やコンサルティング会社に依頼する会社は数多くあります。ところが、各施策が個別最適に留まり、マーケティング施策全体が最適化されていない例がほとんど。それぞれが分断され、プロセス全体を通したマネジメントが実行できていません。各社への対応に時間やコストを奪われ、本質的なマーケティング課題を見失っている例も多く見受けられます。

そうした状況を改善し、“成果の最適化”を実現するのが、POTのミッションです。SEO、ウェブ広告、UI・ユーザビリティ改善などのマーケティング施策全体をチューニングして、ECサイトなどへの訪問者数を増やし、購入確率(CVR)を上げていきます。

上原 「いわば、“マーケティングのドクター”といったところでしょうか。マーケティングの予算配分に悩んでいる会社は、ぜひ相談してほしいです」

このために、最新のSEOについても、常に知識を更新し続けています。

上原 「検索キーワードにはユーザーのニーズがすごく表れているし、それをもとにサイトの構造や設計をするのが正しいですよね。日々新しい知識や技術に触れて、刺激を受けています」

POTを結成してから、間もなく2年。「もっと実績を積み重ねたい」と奮闘する上原は、POTのユニットリーダーとして、メンバーを引っ張り、サポートするミッションも担っています。

上原 「実は、自分のナレッジが増えたと実感するより、後輩の成長を感じられたときのほうが、嬉しいですね。以前上司に『どこで働くかより、誰と働くかが大切』と言われたのですが、仕事する上でチームワークは本当に大切だと思います。

僕も、信頼できる人たちに出会って、いろいろ相談できたからここまでやってこられました。だからこそ、メンバーにもどんどん相談してもらえると嬉しいです」

さまざまな人に支えられ、成長してきた上原。今度は上原自身が後輩を支え、成長を見守る番が来たようです。

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