顧客体験向上のため提案を行うAEMテクニカルコンサルタント

▲2019年実施のAEM Developer Meetupにて撮影

永島 「時代の急速な変化にともない、求められるエンジニア像も日々変化しています。特定の技術に特化したエンジニアが求められていた時代から、幅広い領域に対応しプロジェクト全体の設計ができるエンジニアが、必要とされる時代に変わってきているのです」

そう語るのはアドビが提供するCMS「AEM(Adobe Experience Manager)」のテクニカルコンサルタント部門でマネージャーを務める永島です。

永島 「とくに近年では、複数の業務アプリケーションシステムを用いた複雑なワークフローのある会社も多く、エンジニアにはシステム同士の連携なども考慮して業務効率を高める設計が求められています。

そんな時代の変化にともない、アドビが展開しているポジションがテクニカルコンサルタントです。エンジニアとして技術力を発揮するだけでなく、コンサルタントとしてお客様に最適なソリューションを提供する役割を担っています」

BtoBでは、お客様の業務を理解することが良い製品やサービスの誕生に直結します。お客様にどのような価値を提供できるか自分の頭で考え、最適なソリューションを用意する。その結果自分自身も成長でき、市場価値も高まる。アドビのテクニカルコンサルタントは、お客様に新たな価値を提供する中で自己の成長も実現できるポジションでもあるのです。

永島 「CMSはWebサイトの管理をするためだけのツールというイメージがありますが、クリエイティブに強い会社であるアドビのAEMは、他のクリエイティブなソリューションと連携させることで、コンテンツづくりをするための基盤となるものです。

さらに、世の中の変化にともなってどんどん増えるデバイスやコンテンツに対応し、柔軟にコンテンツを提供するための機能が充実しています」

デジタルマーケティングの領域で顧客体験を向上させるためには、優れたコンテンツづくりが必須です。そのためテクニカルコンサルタントは、AEMを活用したソリューションを提案しているのです。

永島 「2016年にアドビへ入社した宮田は、エンジニアとしてキャリアを生かし、AEMテクニカルコンサルタントを務めているひとりです」

コンサルティングのスキルを得ることで、自分が提供できる価値を高めたい

学生時代からコンピューター技術が好きで、着々と技術を身につけていった宮田。新卒入社した会社で永島と出会い、意気投合。技術力を磨きながら社内外の課題を解決すべくチャレンジする日々を送っていました。

しかし宮田は、特定の技術を極めた達人のような存在になりたいわけではないと感じはじめます。

宮田 「学生時代から一生懸命学習してきたので、技術に対する自信はありました。でも、自分のモチベーションは特定領域の技術を極めて、世の中をリードしていくことではないと思ったんです。

どちらかというと、さまざまな技術を組み合わせて人と協力し、より効率的に世の中にバリューをもたらしたいと考えていました」

その後、アドビへ転職した永島に誘われ、宮田はアドビの採用イベントに参加します。そこで、裁量を持ちながら自由に働く社員の姿に引かれるとともに、テクニカルコンサルタントという仕事に期待を膨らませました。

宮田 「コンサルティングという未経験の領域でも自分の技術的な強みを軸とすれば戦っていけると感じたんです。自分の次のステップとして良い選択だと思い、転職を決めました」

晴れてアドビへ入社し、AEMテクニカルコンサルタントとなった宮田。マーケティングや情報システムの担当者であるお客様に、AEMを用いたソリューションを提案しています。

宮田 「もともとエンジニアなので、最初はITポリシーやセキュリティーなどを担うIT要員としてプロジェクトに入っていました。しかし、AEMはコンテンツをつくるための基盤なので、ITだけでなくコンテンツ運用の提案もしなければなりません。今は、ITとコンテンツの両面で話をしています」

宮田が転職前に考えていた通り、技術力のほかにも能力を身につけたいエンジニアの次のステップとして、テクニカルコンサルタントは適していると感じています。

宮田 「テクニカルコンサルタントとして仕事をするためには、コミュニケーション力や巻き込み力、進捗管理能力などさまざまなスキルが必要です。

今までクローズドな開発チームでエンジニアをしていましたが、コンサルタントになったことでこうしたスキルが身につき、より大きな価値を提供できるようになったと実感しています。

そして、いろいろなスキルや技術を持つ人々を束ねてお客様のビジネス課題を解決するチャレンジができるのは、エンジニアにはないコンサルタントならではの醍醐味だと思います」

反省の多いプロジェクトを経て、製品と向き合いながら成長

▲2019年実施のAEM Developer Meetupにて撮影

テクニカルコンサルタントとしてアサインされたプロジェクトの中には、宮田が一生忘れられないと感じるものもありました。最も強く印象に残っているのは、入社2〜3カ月のころに永島を含む社員3人でこなしたプロジェクトです。

3人は、当時のアドビジャパンで例がないほど大きな規模のプロジェクトにアサインされ、システム導入のはじめから終わりまでを経験しました。自分が持っている技術力が活かせた反面、反省点の多いプロジェクトだったと宮田は振り返ります。

宮田 「まず、お客様の課題を解決するにあたって、お客様の関心ごとや課題をベースに抽出した論点をお客様の言葉で説明しなければならないことに苦労しました。

お客様の言葉で表現しなければイメージが沸きにくいため納得感を得づらく、話が前進しないところを、当時は製品の機能などについても、自分たちの言葉で話してしまいました。

また、それまで閉じこもってエンジニアリングするようなキャリアだったところから、パートナーと協業しなければならなくなったので、それも大変でした」

さらに宮田が反省しているのは、アドビ製品に対する自身の知識が足りず、製品との向き合い方が適切でなかったことです。

アドビの製品はグローバルに使われているからこそ、驚異的なスピードで進化します。バージョンアップによって次々と機能が追加されるアドビ製品をきちんと生かして、お客様の業務を変える提案をすることがテクニカルコンサルタントの仕事ですが、当時はそれがスムーズに進められなかったと宮田は語ります。

宮田 「基本はアドビの製品力を生かすため、お客様が実現したい独自の領域だけをカスタマイズするのが理想です。しかし当時はアドビ製品に対する知識が浅く、お客様に言われたことをそのまま実現しようと考えすぎて、製品力を生かすのではなく、カスタマイズベースのプロジェクトになってしまいました。

世の中は変化していくので、カスタマイズするときも将来的に拡張できる正しい方向性なのかを考える必要があります。当時その考えにいたっていなかったのが、1番の反省点ですね」

ベンダーのテクニカルコンサルタントの醍醐味は、お客様のビジネス課題と技術をマッチさせて解決に導くこと。そこに知恵を使うことで、結果的にお客様の負担も最小限になります。

アドビの強力なパワーが生かしきれていない提案をすれば、お客様に重荷を背負わせてしまうことになる。注意しなければならないと感じた宮田は、その後製品知識やスキルを身につけながらテクニカルコンサルタントとして成長していきました。

製品力とロジカルさが魅力のアドビで、さらなる能力向上を目指す

反省の多いプロジェクトを経験してから宮田がよりいっそう魅力的だと感じるようになったのが、アドビの製品力です。アドビの製品には、グローバルのさまざまな業種のお客様に展開できる拡張性があり、成長スピードも速いという特長があります。

宮田 「僕は新しい技術を知るのが楽しいので、次々と新機能のお知らせが飛んでくるアドビの環境は天国のように思えます。製品を学んで楽しみながら自己成長できることが、アドビの大きな魅力だと感じていますね」

また、アドビ社員全員に備わっている魅力として、洗練されたロジカルさが挙げられます。

宮田 「人を動かし、ビジネスや組織を構成していく力が強いと思います。資料ひとつとっても、『なぜそれが必要なのか』という点から入るんですよね。それをしなければどんな課題に苛まれることになるのか、そして解決したときにどのようなバリューを享受できるのか。

なぜそれをするのかという理由が書かれていない資料は、ほとんどありません。入社当初はそれを回りくどく感じたこともありましたが、今ではバリュープロポジションを書かないと気持ち悪いです。

国籍も立場も考え方も異なる社員が働くグローバル企業だからこそ、全員を共感させ、ひとつの方向性で結束させるために、課題感の共有がすごく大切なんだと感じます。そんな人を動かすためのコアスキルが、自然と身につく会社ですね」

これまでAEMテクニカルコンサルタントが主なターゲットとしていたのは、大規模な導入を行う大企業でした。しかし、2020年1月にSaaS版のAEMがリリースされ、小規模に使いたいお客様もAEMを導入できるようになったのです。

マーケットが広がり、今後ますます重宝されるであろうテクニカルコンサルタント。宮田は今後も、アドビで自分の武器を整えていきたいと考えています。

宮田 「僕は変化を楽しみながら自分のゲームができ、世の中にインパクトを残せるのが理想だと考えています。アドビでは技術力だけでなく、課題分析力や問題解決力といったスキルを身につけてきたので、世の中のいろいろな歯車を活用しながら価値提供できる自信がつきました。

今後のキャリアのためにも、自分の武器となる能力を磨いていきたいと思います」

これからさらに活躍のフィールドが広がるアドビのテクニカルコンサルタントとして、より大きな価値を提供したいと考えている宮田。これからも知恵を振り絞り、お客様のために奮闘していきます。


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