興味と成長を追い求めるキャリア。さらなる苦境を求め、転職の決断を下す

エル・ティー・エスに入社して、2021年現在は9年目になります。初めて入社したのはパソコンの修理会社。そこで修理業務の他にも、社内SEとしてIT系のインフラまわりの仕事をしていました。

その後、2008年に娘が幼稚園に入園するタイミングに合わせて、地元浜松の会社にUターンして転職したんです。商社の社内SEとして、生産管理システムの管理、インフラ系サーバーの管理を担当していました。ただ、入社直後にリーマンショックが起きてしまい、ITに投資をしない方向に……。あまり仕事は回ってきませんでした。

「社内SEをやってみないか」と言われたとき、必然的に個人情報保護法など法律関連の話も出てきたんです。経営やITに関することは働いている中で学び、理解もできていましたが法律に関することは難しく、唯一理解できませんでした。

ただ、業務について法律の内容が理解できていないと、話もできないことが多く、たまたま近くにあった通信制の大学に通おうと決めました。

もちろん法律の勉強をするというのが1番の理由ですが、実は大学に通い始めたのには、もうひとつ理由があったんです。私は専門学校を卒業していて、もともと大卒に対する劣等感がありました。劣等感だけじゃなくて、大学に対する憧れも、ですね。なので、自分を変えるために、「あえて飛び込んだ」んです。

そうして実際に法律を学び始めてみると、想像以上に緻密につくられていて、深みがある学問なんだ、と感じました。「ハマった」っていうんですかね。大学で法律のおもしろさに触れてから、法律を使って人を助けたいという想いが湧いてきて、独立するために司法書士を目指すようになりました。司法試験と司法書士で迷っていましたが、結局司法書士を選んだんです。

しかし、試験の難易度の高さから点数が思うように伸びませんでした。このままでは合格することもできず、中途半端な状態で仕事を続けることになると思いました。そこで、自分自身を追い込むためにあえて転職し、環境を変えようと決意したんです。

商社とのギャップに悩んだ1年。意識を変えることになったきっかけとは

▲LTS Family Dayでの1枚

新しい環境としてエル・ティー・エスを選んだのは、社長である樺島 弘明の人間らしさに引かれたからです。社長がとても身近で人間らしくて、この社長の下で働いたらおもしろそうだな、と。あとは面接官とのフィーリングも合っていたと思います。

また、ベンチャー系企業でありながら、人事制度の細かさや公平性にコンサルティング会社の将来性を見たことも、最終的にエル・ティー・エスを選んだ理由のひとつでした。ここでなら、自分の頑張りが認められるのではないかと思ったんです。

エル・ティー・エスへ入社してからは、システム運用の業務委託として、現在のお客様先に常駐。半年後にはサービスデスクのアウトソーシング立ち上げメンバーとして副責任者を任され、業務にあたっていました。

転職した当初は辛かったですね。環境に慣れるのに時間がかかってしまったのです。商社時代にはなかった残業がここへきていきなり増えて、毎日時間に追われているような感覚がありました。しばらくそのままで、なんとか頑張ってはいましたが、最初の1年程はずっとモチベーションが上がりませんでした。

ただ、その後2015年11月頃に、当時の責任者の離職に伴い責任者を任されたことをきっかけに、自分自身が変わったような気がしています。

それまでは「何かを理由に自分を変えてやろう」「このままじゃだめだ」とは思っていましたが、責任者になってから「とりあえずやってみよう」「とにかく進めてみるか」という風に意識が前向きに変わったんです。

その後は業務拡大とともに、2018年にグループ長に昇格。入社したときに始まったプロジェクトも、最大人員数は35名と社内でも指折りの大型プロジェクトに成長しました。現在は、主にプロジェクトの組織運営とシステム運用改善業務を担当しています。

品質にはこだわりたい。グループ長の奮闘とメンバーの協力

グループ長となり、責任のある仕事を任されるようになっても、最初から上手くいったわけではありませんでした。

たとえば、チーム編成。初めは、チーム内で問題が起きる度にコロコロとチーム編成を変えていました。ただ、リーダーが変われば方針も変わるので、一人ひとりが成長しなかったんです。そうした問題がずっと続いていました。ある時から、チーム編成をあまり変えないようにしたら上手く回りだした、ということもありましたね。

また、私たちがやっている運用の仕事は、性質上年単位で古いミスが発覚するケースがあるんです。とあるアクセス権に関して、本来使えてはいけない人がなぜか使えてしまうなど、その場では気付きづらく、しばらく経ってから発覚する場合が多々あります。

それを修復するところからのスタートというのが、大変な部分でした。実際のトラブルが業務委託の前のものなのか、我々の作業の結果なのかわからなくとも、どちらにせよしっかりと修復しなければなりませんから。当時は苦労しましたが、いまでは作業ログを重視しスムーズな修復ができようになりました。

このように大変なことも多いですが、それでもここまでやってこられたのはあることを意識していたからだと感じています。それは、仕事をする上で「好奇心」を持って取り組むということ、そして「作業品質」に対する意識を高く持つことです。

とにかくメンバーには細かい指示をしています。後から見たときにわからない情報は不要ですし、見た目もこだわります。そういう細かい「作業品質」にはこだわっています。

細かいことまで指示をしていると、メンバーも細部まで気にするようになってくれるんです。次につなげていくというイメージですかね。

全員の「楽しい」を目指すこれからのチームづくり

▲品質やチームづくりだけでなく、もちろん家庭も大切にしている小林

チームづくりにおいて意識してきたこともあります。それは、「好奇心」というところにもつながりますが、メンバーに仕事を楽しいと思ってもらうために、まずは自分から動くということ。直接業務に関することであればメンバーに依頼しますが、そうじゃないことはまず私が動いて関与してみる。「なにか手伝うことはある?」と聞くこともあります。

また、普段から相談はしっかり聞くようにしていますね。何度か聞いているとメンバーからも話してくれるようになるので、環境を良くしていくためにも意識して聞くようにしています。私自身、話を聞いてくれない上司は嫌だなと思っているので、「一緒に働きたい」と自分で思えるような上司を目指しているんです。

話を聞いて私が何か行動できれば、環境も自分自身も変われると信じています。変化って失敗にも正解にもなりますが、どんな形であれひとつの成長には間違いないな、と。もちろん、後悔も反省もつきものではありますが。

そして、行動した先に「楽しくなければ仕事じゃない」をモットーにした、メンバーが楽しいと思える環境をつくれたなら、この上ない幸せですね。メンバーが別の仕事をしてみたいと思ったときに、その選択肢を増やしてあげたいんです。

現状はたくさんの案件があるわけではありませんが、成長を目指すメンバーがいたら、なるべく別のプロジェクトや別の仕事を回すようにしています。

私個人としても、いまは組織づくりや環境づくり、チームを育てていくのがとにかく楽しいんです。メンバーと同じ目線に立ち、意見には耳を傾ける。成長を望むのであれば、重要なポジションでも背中を押して送り出す。そんなチームづくりを目指しています。