仕事で大切にしているのは、想像力を働かせること

2019年、富士テレコムに新卒入社した齋藤。現在は、アプリケーションサービス統括部に所属し、主に栄養管理システムの導入をサポートするツールの開発および改修を担当しています。

齋藤 「栄養バランスの取れた献立作成をはじめとした栄養管理業務を行うシステムを介護施設などに導入する際、さまざまな調整が発生します。そのときに必要となるサポート業務を自動化できるツールを開発しています。主に施設への導入を担当している当社の運用チームが使用するツールで、具体的には、各施設に導入した機器やその台数、その際の見積りや請求、導入担当者などを一括管理することができます」

そのなかでも現在もっとも注力しているのは、顧客ごとに導入機器の種類や台数を一覧で管理できる機能の開発です。

齋藤 「顧客から“使っているアプリの情報をわかりやすくしてほしい”という依頼を受けてプロジェクトを進めています」

こういった依頼はまず営業担当者に届きます。その要望を導入支援部隊の運用チームが受けたのち、齋藤が所属する開発チームで実現可能か検討し、開発を進めていきます。三者が協力しあいながら、あらゆる開発や改修を進めていくのです。

栄養管理システムの開発チームは、齋藤と、トレーナーの2名体制。少人数で運用しているため、日々「しっかりしなくては」と自らを奮い立たせながら業務に励んでいると齋藤はいいます。

齋藤 「営業担当者や運用チームの仕事を円滑にするためのサポートは、トレーナーと私に委ねられています。2人しかいないチームですし、責任あるポジションでプレッシャーもありますが、期待に応えられるよう業務に力を注いでいます」

トレーナーはベテランで経験年数も長く、齋藤にとって頼れる存在です。

齋藤 「トレーナーと一緒に仕事をしていると、『どのようにシステムを構築したらいいのか』という設計作業の段階から、実際の開発まで、すべてにおいて勉強になることばかりです。経験則でのアドバイスも豊富で、いつも支えてもらっています」

これまでトレーナーと二人三脚で開発を進めるなかで齋藤が学んだことがあります。それは、想像力を働かせること。表面的な依頼だけではなく、その背景に本当の課題やニーズが隠れていないか意識し、開発を進めるようにしていると齋藤は語ります。

齋藤 「トレーナーは、『運用チームからこう言われているわけではないけれど、こうしたほうがもっと見やすいだろう、使いやすいだろう。そういう視点で考えることが大事だ』と繰り返し口にしています。こういったトレーナーの姿を見て、私も自分なりに想像力を働かせ、表面的な部分だけではなく、深層的な部分にも意識を向けられるようになりました」

臨床心理学専攻からSEへ。富士テレコムの「温かい雰囲気」が入社の決め手に

大学時代には臨床心理学を専攻していた齋藤。就職にあたって、なぜ全く領域が異なるSEを目指そうと思ったのでしょうか。その想いの源泉を紐解くと「生き生きしている自分に出会えそう」という予感がありました。

齋藤 「IT業界やSEの仕事について興味を持って調べているうちに『楽しそうだな』と感じて。実は中学生のころの趣味が、ガラケーでWebサイトを作ること。簡単なものなのですが、当時すごく『楽しい』と実感したんですね。何かを作り上げていくことが好きという自分自身の性格が、SEという仕事に向いているのではないか、と思ったんです」

とはいえ、実際のSEの仕事は、齋藤が想像していたものとは少なからずギャップがありました。

齋藤 「入社前は、プログラミングなど“つくる”部分がSEの仕事の大半だと想像していたのですが実際は違いました。SEは人と接する業務がメインとなり、私の所属している部門ではプログラミングを行うのは最後の工程だけです。とくに人との関わりの中でも“伝える”部分は難しいですね。きちんと伝えようとしても相手によって受け取り方は変わりますから、伝え方に正解はありません。プログラミングには答えがある一方、人との関わりについては臨機応変さが必要で、それが難しいと痛感しました」

そうした側面では、大学時代に人の心や、人と人との関わりについて学んだことが、仕事のなかでも活かせるのではないかと、齋藤は感じています。

またIT業界といっても数多くの企業があるなかで、富士テレコムを選んだ理由について、齋藤は「温かい雰囲気」だと即答します。

齋藤 「就職にあたって、さまざまなIT企業への訪問や説明会参加、インターンシップを経験したのですが、富士テレコムは人事担当者をはじめ、みなさんの雰囲気がとても温かく優しかったんです。良いところだけアピールするのではなく、とても自然体で、真摯に向き合ってくれている感じがしました。就活では『どんな仕事がしたいのか?』といった仕事面について多く質問を受けた中で、富士テレコムでは私の人間性や内面を興味深く見てくれた印象がありました。『ちゃんと見てくれている』と感じられて嬉しかったです」

当時齋藤が重視していたのは、その企業でどんな雰囲気の人が働いているのか?ということでした。

齋藤 「理想像になる人がいる会社で働きたいと考えていました。富士テレコムの社員の方とお話した際に『こういう温かい雰囲気で仕事ができる人になりたい』と思えたことが決め手ですね」

トレーナーに支えられながら積み重ねる挑戦の日々。できることが増える喜び

温かく優しい雰囲気と、人事担当者や面接官らの人間性に惹かれ、富士テレコムを選んだ齋藤。入社後、つまずくことがあっても「周りのサポートによって乗り越えられている」と語ります。

齋藤 「入社3年目になると求められるレベルが上がってきます。2年目まではプログラミングメインだったのが、システム開発の工程における最初のフェーズから任されるようになりました。これまで指導は受けていたとはいえ、実際にやってみると要望に沿った仕様にするのは難しく、慣れない作業に焦ってしまい、迷惑をかけてしまうことばかり。仕事の奥深さ、大変さを痛感しています」

そんな中でも齋藤を支えているのはトレーナーの存在です。

齋藤 「私が失敗をしてしまっても、トレーナーは注意をするだけではなく、『でも、これはできたよね』と、良かったところを必ず見つけてくれるんです。納期が迫っている中でのミスはダメージが大きいのに、トレーナーは落ち着いていて、『ここはできていたから、次はそれを踏まえてこうしよう』と、次回からどう対処したらいいのかという丁寧な指導と、うまくできずに落ち込んでいる私のフォローをしてくれます」

技術だけではなく人間的にも学ぶことが多いトレーナーとのやりとり。一緒に業務に携わることで、今後後輩ができた時、トラブル発生時にどんな姿勢でいるべきなのか、どういう対応をしたらいいのか、といったことを齋藤は日々学んでいます。

トレーナーのサポートに感謝し、支えられながら挑戦を重ねることで、自身の成長を実感していると齋藤は続けます。

齋藤 「元々できなかったことができるようになることが好きなのですが、仕事においても新しいことに挑戦させてもらえるので、やりがいを感じながら働けるのが幸せです。時にはうまくできずに落ち込むこともありますが、そこを乗り越えると、パワーアップした自分に出会える。『もっと頑張ろう!』という気持ちになれるし、なにより任せてもらえる環境がモチベーションになっているんです」

そして頑張った分だけ、さらに仕事の幅が広がり、少しずつ裁量が増えていく。こうした過程により、齋藤は自身の成長を感じながら日々研鑽を積んでいます。

SEの仕事が好き。新たに入社する後輩をサポートできる存在に

毎日試行錯誤を繰り返し、時にはつまずきながらも周囲の温かな支えを受けながら乗り越え、成長を続ける齋藤。今後の自身のビジョンとして、これから入社する後輩たちを支えていけるよう、リーダーの役割を少しでも担えるようになりたいと語ります。

齋藤 「現在は、営業担当者や運用チーム、他部署とのやりとりや、メインの作業のまとめなど、すべてトレーナーがやってくれています。私もそういった業務を担えるようになれば、次に新入社員が入ってきたときに、一部分だけでもトレーナーの代わりができるのではないかなと。新たに来てくれた人のサポートと、トレーナーのサポート、両方できるようにしたいと思っています」

「後輩育成にも挑戦したい」と積極的な姿勢を見せる齋藤ですが、なにより「SEの仕事を突き詰めたい」と続けます。

齋藤 「SEの仕事が好きなので続けていきたいです。要望に沿って突き詰めていけることと、適度にコミュニケーションを取りながら仕事を進めていくことができるSEは、私に合っていると実感しています。『もっとこうしたい』という想いがあるからこそプログラミングは上達すると思っているので、そういう性格や資質を活かしながらこの仕事を極めていきたいです」

中学時代、ガラケーでWebサイトを作った経験から、「作ることが楽しい」という喜びと成功体験に目覚めた齋藤。その原点を持ちつつも、新たな挑戦が大好きな齋藤らしい成長を目指して──希望に満ちあふれた道のりは始まったばかりです。